部活や進学について

相談者名
リオン
はじめまして。私は今年の4月から高校生三年生になるものです。私が悩んでいることは、部活と進学についてです。私は前々から部活を辞めたいと考えておりました。なぜなら、勉強したい、自由に自分のペースでやりたい、部活へ行くのが嫌で嫌で頭がいたい、部活の人間関係の悩みがあるからです。担任へ勉強したいから部活やめますと言ったところ、両立出来ないと受からない、先輩はずっと部活行ってた、などと言われ、続けろという雰囲気になりました。それでも私は頑張って行きましたが、もう耐えられません。どうして部活行かないと行けないのだろう、部活して楽しいの?などと家の中でずっと悩んでいる時が時々あります。また、私がしている部活は演劇部で部員が少なく一人でも欠けると困るという状態です。それがあり辞めたくても辞められないと悩んでいます。私はもう演劇がしたくない、もう嫌だと考えついたので、これ以上行きたくありません。部活もそうなのですが、部員の同級のことでも悩んいます。いつも私をこき使い、見下し、いじめてきます。いじめと言っても友達の悪ふざけのように相手はやってきますが、それを何回もやってこられ、悪ふざけ以上のこともやってきます。私が忙しいから寄り道出来ないと言っても無理やり連れていかされ、買いたくないものを無理やり買わせられたり、私がいつも帰る道と違う道を無理やり連れて行かれたり(これは毎日です)など、苦しんでいます。 私は部活を辞めてもいいんですか?
カウンセラー
濱田よし乃
初めましてリオンさん、こんにちは。

ご相談を担当いたします、濱田よし乃と申します。
どうぞよろしくお願いします。

ご相談文から、私は、リオンさんが頭が痛くなるくらい嫌な部活を必死で頑張っている様子を想像しました。
毎日嫌で嫌で仕方ない、もう我慢の限界だと感じて耐えられない。それは辛い事だと思います。

演劇部でしたら、台詞を覚えたり、発声練習したり、ストレッチをしたり、と地道な作業が多いのでは、と想像します。
部活が嫌なのだとしたら、そんな作業は苦痛でしかないでしょう。

そして、嫌と言っているのに先生は聞き入れてくれないし、お友達は無理強いばかりする。
誰も私の気持を分かってくれないように感じるかもしれません。
だから、こうしてご相談くださったのかもしれませんね。
それくらい、リオンさんは辛いのだろうな、と思います。
辛さを一人で抱えずに、勇気を出してご相談くださって、本当にありがとうございます。

私は、リオンさんは優しくて、しっかりしていると思います。
優しいから、先生やお友達の気持を無視できないのかなと思いました。
しっかりしているから、自分の置かれた状況を理解し分析しています。
自分が部活を辞めたら、部員の少ない演劇部は困ることを理解しています。

更に、こうして自分で自分の悩みを説明し相談できています。
リオンさんは当たり前の事だと思うかもしれませんが、誰もが出来ることではありません。

だから、お友達も甘え過ぎなくらい甘えてくるのでしょうし、先生にも「両立できるはずだ」と、引き止められるのではないかと思いました。

ただ、リオンさんは自分の長所に気づいてらっしゃらないように私には思えました。

優しくしっかりしているのは、リオンさんの長所で魅力だと私は思います。
多分、優しいのもしっかりしているのも、リオンさんにとっては「当たり前」の事なので、
「そんなの大した事無い」と思ったり、「それが何になるの?」と思うかもしれません。

けれど、私は優しくて、しっかりしていて、頑張っているリオンさんは素敵だと思います。
そんなリオンさんが出した結論だから、私は支持し応援したいと思います。

私は、リオンさんが部活を辞めてもいいと思います。

そして、そんな今のリオンさんに必要なのは、嫌な事に「No」「出来ません」「無理」「嫌だ」と言う事だと思います。

嫌な事に「No」と言うのは、自分を守ることになります。とても大切なことなんです。
そして、同じように「好き」と言うのも大切です。
好きなものを好きと言う事、欲しいものに手を伸ばす事、やってみたいことにチャレンジする事。
それらも、とっても大切な事なんです。
「嫌」と「好き」はどちらも「関心がある」という事です。だから「嫌」と「好き」は同じコインの裏と表みたいなものなんです。
そして、どちらが良いとか悪いはありません。「好き」と思っても「嫌い」と思っても、いいんです。

そして、リオンさんも、先生やお友達と同じように、自分の意思や気持、意見を言っていいんですよ。
私は、リオンさんが自分の気持や意思を表現するのを応援したいと思っています。

そして、それらの大切さにリオンさんも心のどこかで気づいたから、こうしてご相談くださったのかもしれませんね。
今の自分に必要だと思ったから、ご相談くださったのだと思います。

「もう耐えられない」と思うリオンさんと「辞めていいのか」と思うリオンさんが心の中に居るのかもしれませんね。
2つの対立する思いを持っていたとしたら、どうしたらいいのか分からなくて苦しかっただろうなって思います。
けれど、リオンさんは自分で勇気を持って「辞めたい」と選択しました。
その選択を私は応援したいです。

リオンさんは優しくてしっかりしているから「No」と言うことに抵抗を感じやすいかもしれませんね。
「もし私が嫌だって言ったら・・・演劇部の皆は困るだろう。」
そう思ったから、今まで頑張ってきたのではありませんか?
そんな優しいリオンさんも素敵ですが、自分を守るために勇気を持って「嫌」と言うリオンさんも応援したいなって思います。

お友達からの誘いには「今日は私行きたくないの。明日また誘って」「それは欲しくないから買わない」と断ってもいいんですよ。
もちろん無理をする必要はありません。けれど、リオンさんには断る権利があるんです。断っていいんですよ。
先生にも「私はもう演劇がしたくありません、もう嫌なんです。だから辞めます」と言って辞めていいんです。

私は、今の状態はリオンさんが自立していくために必要な大切な事でもあると思います。

子供の頃は、保護し守ってくれる存在が必要です。
そして、まだ子供の頃は社会に慣れていませんから、慣れている大人の言うことを聞くのも必要だと私は思います。
(もちろん、その大人が自分を保護し守ってくれるという前提がある場合に限ります)

けれど、段々社会に慣れてきたら自分の考え自分のやり方を持って自分らしく生きていく自由があります。

ただ、世界に一人きりではありませんから、必ず自分の意見が通るとは限りません。
全てが思い通りにいくとも限りません。自分のとった行動には自分で責任をとらなくてはいけません。

どこまで自分を通すのか、どこは妥協するのか、どこまで責任をとれるのか、自分で選択するのです。
それは、とても難しいことです。私もどうしていいか分からなくなって迷うこともあります。。

そして、その練習をリオンさんは始めようとしているように思います。
どうやって自分が自分らしく生きるのかを、考え、試行錯誤をしているように思います。

そこに私はリオンさんの勇気と強さを感じました。
自分らしく自由に生きようとチャレンジするのは、私は素敵だと思います。

ただ、始めたばかりで慣れていないから戸惑ったり、迷ったりするかもしれません。
初めてなのですから、戸惑うのも迷うのも当然なんです。
自転車も、水泳も、初めは出来ませんよね。練習して少しずつ覚えていきます。
同じように自分を表現するのも練習が必要なんです。

その練習にカウンセリングを使ってみてもいいかもしれません。
無料の電話カウンセリングもご利用いただけますからね。

リオンさんを応援していますね。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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