あやさん、こんにちは、初めまして。 今回、あやさんのご相談を担当させていただきます、三枝みきと申します。 どうぞよろしくお願いいたします。あやさんは中学二年生なのですね。 私も中学生のころは友達とうまく行かなかったり、ちょっとしたいじめにあったりと、学校や対人関係の悩みが多かったです。 そういう時って、学校に行くのが怖くなってしまったりして、とってもつらいですよね。 これからあやさんが少しでも楽になれたり、学校で楽しく過ごせるように一緒に考えていきましょうね。 >辛くて仕方なかったので、先生に相談したところ、すぐにいしめはなくなり、普段と同じように仲良くしてくれました >でも、そのあとは、その子にずーっとビクビクしながらすごしえきました あやさんはいじめられた経験がおありなのですね。 避けられたり、悪口を言われたり、「汚れる」などと言われるのはすごく傷つきますし、苦しいですよね。 嫌で嫌でご飯が食べられないくらい辛かったと書かれていますね。 でも、それをちゃんと先生に相談したとのこと、とっても勇気が要ったのではないかと思いますが、これは素晴らしいことです。 まず、自分自身を守るためにベストな選択をして、勇気を持ってそれを実行したということ。 あやさんが勇気を出してくれたからこそ、先生も生徒さんたちを守るための方法が取れたし、その男子生徒さんのいじめをやめさせられた、本当に素晴らしいですね。 最近はいじめも重大なケースであれば犯罪となります。 難しいかもしれませんが、もしもいじめられている人があやさんのように勇気を出してくれれば、罪を無くすことができる場合もあると、私は思います。 ですからまず、あやさんは勇気を出して声を上げたご自分を、たくさん褒めてあげてくださいね。 そしてそのあとのことですが、一度嫌な思いをしてしまうと、またあんな目に合うのではないかと思って怖くなってしまいますよね。 ずっとビクビクしながら学校での時間を過ごすというのは、かなりしんどいと思います。 でも、その男の子があやさんをいじめたのは、たぶんあやさんに原因があったわけではないのでしょうね。 すぐいじめがなくなり、そのあとは普段と同じように仲良くしてくれたということは、あやさんご自身に対して本当に怒っていたとか、どうしようもない嫌悪感があったとかではないと思います。 あやさんご自身も「なんで?」と思うほどですから、心当たりもなかったでしょうし、小学校の時は休日にわざわざ一緒に遊ぶほど、親しかったのですものね。 もしかしたら「いじめ」という方法で「攻撃」する相手は、彼にとっては本当は誰でもよくて、偶々すぐ近くにいて、昔から知っている優しいあやさんに矛先を向けてしまっただけなのではないでしょうか。 心理学では「攻撃は助けを求める声」と言われています。 何もかもうまく行っていて、お金もあって、友達もたくさんいる、毎日楽しいことばかり、そんな人はいじめなんてしません。 「今日も幸せだなあ、さあ誰かを虐めてやろう」と思う人はいませんよね。 自分自身が満たされているとき、誰かに優しくすることは、辛い時よりは比較的簡単です。 ですから、その男の子はもしかしたらあまり幸せではないのかもしれません。 なにか辛いことがあったり、悩みがあったりで心の奥底で誰かに助けてほしいと思っているのかもしれませんね。 誰かに助けを求めようと思ったとき、皆やっぱりどこかで相手を見ています。 無意識に助けてくれそうな人、優しそうな人、思いやりのありそうな人、受け止めてくれそうな人をなんとなくどこかで選んでいます。 だから、あやさんはそういうご自分に自信をもって欲しいんです。 先ほども書きましたが、たくさんご自分を褒めてあげてくださいね。 >そして、昨日…… >今その子とは席が前後なのですが、急に前のやつがキモい、調子乗ってる、ムカつく >などいってきました >またあの悪夢が始まるのでしょうか… 自分が言われているのでなくても、そういうことを聴くと嫌な気持ちになりますよね。 それにあやさんは過去実際そういう目にあっているわけで、そのときの辛さを思い出して、苦しくなってしまうという面もあるかと思います。 また、優しい人には多いですが、共感能力が高いので相手の気持ちを自分のことのように感じてしまう、言われているクラスメイトがどれほど傷つくか、辛いかがわかってしまっているだけに辛いですよね。 本来、人の痛みがわかる、思いやりがあるのは素晴らしい才能なのですが、ご自身がつらくなりすぎてしまうのは困りますよね。 そういう時は、おまじないみたいな感じで、心の中で「これは私の気持ちではありません」「これは私のものではないので、天に返します」と言って、その嫌な感情を手放すイメージをしてみるといいと思います。 私もやったことがありますが、簡単なのに意外と効果があるんですよ。 でももし、うまくできないときは、初回無料のカウンセリングを利用してみてくださいね。 それともうひとつ、今のあやさんのお気持ちや心配していることを、もう一度先生に相談してみて下さい。 あやさんの気持ちを分かってくれて、助けてくださった先生なら、きっとわかってくださることと思います。 クラスメイトさんのためにも、その男の子にためにもなることですので、勇気を出してもう一度お話してみてくださいね。 最後になりますが。 >私はネガティブだし、なんかあるとすぐ食欲がなくなります。また、地獄耳なため、すぐに悪口がきこえてきます。 >どうすればもっとポジティブになれるでしょうか? これについては、衛星放送用のお椀型のアンテナを想像してみていただけるとよくわかるのですが、ネガティブな方面にアンテナが向いているのでネガティブな電波ばかり拾いやすくなっているのですね。 ですので、最初はちょっと大変かもれませんが、アンテナをえいやっとポジティブな方向に向けてみる練習をしてみてほしいんです。 具体的には、毎日短くてもいいから「ほめ日記」を書いてみる、お友達や家族のいいところを20個とか、30個探してノートに書いてみる、「よかった探し」をしてみるなどのエクササイズをしてみて下さい。 ほめ日記については、どんな小さなことでもいいんです。 たとえば「今日、友達におはようって言えた」とか、「歯を丁寧に磨いた」とか、「学校に行った」など、ごくごく当たり前のことでいいんです。 そんなことで?って思うかもしれませんが、人間は自分に一番厳しい生き物ですから、そのくらいでちょうどいいんですよ。 遠慮しないでどんどん書いてみてくださいね。 最低でも一か月くらい続けると、だんだん効果が出てきます。 以上、少しでもあやさんのお役にたてれば幸いです。 あやさんが楽しい学校生活を送れますよう、心より願っていますね ご相談、ありがとうございました。 三枝 みき |