相談者名 | kachi |
先日、衝動的に手首に爪を立てて跡をつけてしまいました。でもなぜかそれがとても安心できて、落ち着かなくなると手首に爪を立てるようになりました。 私はとても恵まれた環境にいます。家族にも本当に愛されているし、周りの人もみんな良い人だし、そこそこ良い大学に通わせてもらっているし、お金にも困っていないし…むしろ贅沢をしているくらいです。それに、自分自身もあっけらかんとした性格で、お話上手という訳ではないですが、明るい方だと思います。 しかし最近、周りの人に対して劣等感を持つようになり、私ってなんのために生きているんだろう?という考えがずっと私につきまとっています。死にたい、辛い、というより、生きていてなんになるんだろう、死にたいな~という、軽い感じです。 本当に心を病んでいる方に失礼だし、こんなの自傷行為に入らないだろう、単なる自己満足だろう、という思いもあるのですが、いつか爪がカッターに代わったら?本当に生きる意味が分からなくなって外に出られなくなったら?と思うと怖いのです。怖いというか、自分が心配なのです。 私はどうすれば、自分に自信を取り戻せるのでしょう。 誰かに話したくても迷惑に思われるのが嫌で迷っていたところ、たまたま15日にこのページを見つけたので、相談させていただきました。 | |
カウンセラー | 佐藤まゆみ |
初めまして、kachiさん。 今回のご相談の回答をさせていただく、佐藤まゆみと申します。 どうぞ、よろしくお願いします。 kachiさんは冒頭に、こう書いておられます。 >先日、衝動的に手首に爪を立てて跡をつけてしまいました。 手首に爪を立てて跡をつけた程度だから・・・と軽く考えない方が良いですね。 >なぜかそれがとても安心できて、落ち着かなくなると手首に爪を立てるようになりました。 自傷行為は、行為自体が軽いものであったとしても、根本は心の痛みを体の痛みに変えてしまった結果です。 kachiさんは、文面からお察しして現在大学生で、とても良い環境の中で成長して来られたんですね。 でも、何不自由なく暮らしてきたはずなのに、どうやらkachiさんの心は満たされていなかったようです。 >最近、周りの人に対して劣等感を持つようになり、私ってなんのために生きているんだろう?という考えがずっと私につきまとっています。死にたい、辛い、というより、生きていてなんになるんだろう、死にたいな~という、軽い感じです。 直接お話をお伺いできるのなら、この部分はいろいろ質問しながらお聞かせ頂きたいですね。 ご両親は大事な子どものkachiさんのために、常に最良と思える教育や環境を提供してこられたはずです。 ただ、いつの頃からか自我の芽生えと共にご両親が提供してくださるもの以外に、ご自分の意志で望んだものも、きっとあったかと思います。 kachiさんは、常に周りの期待に応える“良い子”だったと思います。 今、皆が見ている私は本当の私ではない。 >私はどうすれば、自分に自信を取り戻せるのでしょう。 自信とは、何かの条件をクリアしたから得られるものではありません。 kachiさんは、今の自分を好きだとは言い難いのではないでしょうか? あなたはどんなあなたであっても、周りの人たちから愛され、受け入れられる存在です。 サポートが必要なら、カウンセリングのご利用も考えてみてくださいね。 kachiさんが本来持っておられる、のびやかで自由な資質が発揮できれば、それ自体が周りの人たちの喜びになりますよ。 今回は、ご相談くださいましてありがとうございました。 佐藤まゆみ |