同性への失恋後

相談者名
IK
今年30になった女性です。
バイセクシャルだと思います。最近、一人の女性のことで悩んでいます。
その人とは4年前、カナダで出会いました。5ヶ月くらい一緒に遊ぶことがあって、彼女はまた日本に戻り、私はカナダの大学に進み、離れ離れになって、唯一の連絡手段はメールかチャットでした。(その間一度会うこともありました)

一年前に私が一度日本に帰国していたとき、やっぱり会いたくて一年ぶりに会いました。告白するつもりはなかったのですが、気持ちが高ぶってしまいはっきり想いを告げました。
彼女の反応は、拒絶するでもなく、これが唯一の救いだったのか、私のショックは少なかったんです。
彼女が言ったことは、「子供がほしい」ことと「うちの親だから無理だ」ということ。結局男女の恋愛でもそうですが、私の気持ちは受け入れられず、振られたんです。でも、告白後のスッキリ感?すがすがしく何の悔いも残らなかった。

告白後、私はカナダに戻り、またいつものように、メールが来て、何事もなかったように話してくるんです。彼氏ができて、結婚を考えていることも報告してきます。
私は、しばらく勉強に集中していて、そうでないと単位を落としかねなくて、彼女を考えることはなかったんですが、想いが伝わらなかった事実が後からボディ・ブローのように、振られたショックが今頃来たみたいです。

しょうがないと判っていながら、未練がましいんですよね。

私は最近になって大学を卒業して、現地で仕事が決まりました。その間9ヶ月ほど連絡してなかったけど、最近彼女から近況報告と私の近況を尋ねるメールがきてまたぐるぐるしてきました。私は何がしたいんだろう?

彼女に仕事が決まったことと、彼女が結婚することになれば祝福することを伝えました。でもどこかで連絡を絶ったほうが、彼女のため(彼女の彼氏のため)、そして自分のためである気持ちがあります。
そんな気持ちから、彼女へのメールにそっけない返信、彼女の質問に答えなかったり、それが罪悪感であったり。
彼女とはどういう形になりたいんだろう?わかりません(笑)

字数制限により簡潔に書きましたが、なにかアドバイスいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。

カウンセラー
池尾昌紀
IKさん、こんにちは。
池尾昌紀と申します。
ご相談ありがとうございました。失恋の痛手の大きさが、伝わってくる文章でした。
それは、もちろんのことなのですが、僕がIKさんのご相談を読ま
せていただいて
感じたのは、IKさんが恋愛に対して「怖れ」のようなものを持っ
ておられるのでは
ないかということでした。

それは、IKさんが、恋した方に対してとても遠慮があるように感
じた事から
感じた事です。

もしそうだとしたら、その恋愛に対する「怖れ」はどんな理由から起こ
るのでしょうか。

例えば、それはIKさんの生まれ育ったご家庭に、
もしかしたら、おじいちゃん、おばあちゃん、あるいは、もっと前から
始まっている
ことに理由があるのかもしれません。

もし、愛情をかけられなかったと思う過去があれば、自分は愛するに値
しないと思い、
愛を感じるのが怖くなってしまうことがあります。

「怖れ」といいましたが、
それは、同性の方を愛していることに対する「怖れ」のことではありま
せん。
誰に対する恋愛であっても、「私は愛される資格がない」と思ってらっ
しゃるのでは
ないでしょうか。

もしかしたら、そうした過去が、IKさんを縛っているのかもしれ
ません。

誰かに恋するということ、この、人を愛するという気持ちはとても大切な
ものだと僕は思っています。

こうした「怖れ」が、愛を阻んでいるとしたら、それはとてももったい
ないことだと
思いませんか?

IKさんは、「私はどうしたいのでしょう」「私は彼女とどうなりたいで
しょう」と
書いておられます。
けれど、僕には、「私は誰なのでしょう」と言われているように感じま
す。

問題は、恋愛にあるのではなく、自分の存在とは何なのか、ということに
まつわることではないのでしょうか。
今、それを整理する必要があるのではないかと思います。

Ikさんは、最後に「字数制限により簡潔に書きましたが」と書かれてお
られますよね。
きっと、この文書には書けなかった、たくさんの思いがあるのではない
でしょうか。

その思いを、是非、僕たちカウンセラーにお話いただけないでしょうか。

その中で、IKさんの思いを整理させていただくことができると思
うのです。

カウンセリングサービスは、電話代はかかりますが、初回は誰でも無料
です。
また、何回でもご利用できるボランティアカウンセラーも待機しており
ます。
是非、その思いをお伝えください。

IKさんが幸せになるお手伝いができれば、こんなにうれしいことはあり
ません。

お電話をお待ちしております。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

名古屋を軸に東京・大阪・福岡でカウンセリング・講座講師を担当。男女関係の修復を中心に、仕事、自己価値UP等幅広いジャンルを扱う。 「親しみやすさ・安心感」と「心理分析の鋭さ・問題解決の提案力」を兼ね備えると評され、年間300件以上、10年以上で5千件超のカウンセリング実績持つ実践派。