好きな人のことで頭がいっぱいで何も手につかない

相談者名
ノリ
既婚30代女性、子供無・主人とは半年ほど前から離婚を考えはじめ現在別居1か月目です。

3か月ほど前から年下の妻子ある男性を好きになってしまいました。
相手は歯科の先生で、1、2週に1度会う関係です。
好きなきもちを、無くそうとかだめだと思うほど苦しくなり、抑え込むと体調まで崩します。かといって好きでいいやと開き直ってみても、相手のことで頭も胸もいっぱいで、仕事や家事が一切手につきません。こんな事初めてなので本当に困っています。

私は好きな気持ちを隠せないタイプで、多分感づかれていると思います。どんなに楽しく会話が弾んでも、時々娘自慢や奥様とののろけが始まったり、急に私は浮気はしない人間だと言われたりして、防衛線をはられるというか急にシャッターを下ろされます。でも、診療時間を度外視して長く診てくれたり、全然関係ない相談にのってくれたり時折同じ電車で帰ったりもします。

そんなことに一喜一憂するのも空しいですし、もし気持ちが完全にバレたり嫌われたりして担当の先生が変わってしまったりするのも怖いです。

今は診療日が一番、生きていて幸せな時間です。いつかは治療も終わり会えなくなる日が来ることもわかってはいますが、せめてそれまで仲良く時間を過ごしたいです。

とにかく一日でも早く日常の雑事ができるようにならないといけないのですが…。何も手につきません。どうしたらいいでしょうか。

カウンセラー
嶽 きよみ
ノリさん、はじめまして。
今回 担当させていただきます、嶽きよみ と申します。

「好きな人が出来て、その人のことで頭がいっぱいになってしまう。」

恋をした人の多く…もしかしたらほとんどの人が、そんな経験があるのではないでしょうか。

何をしていても、その人のことが頭から離れず、気付いたらぼーっとしていたり、考えすぎて苦しくなってしまったり…。

もしも ぼーっとしていて許される人ならは、それはそれでいいのでしょうけれど、たいていの大人は、残念ながらそういうわけにはいきません…。

>とにかく一日でも早く日常の雑事ができるようにならないといけないのですが…。何も手につきません。

きっとノリさんも、ああだこうだと色々考え、トライしてこられたのではないでしょうか。

>好きなきもちを、無くそうとかだめだと思うほど苦しくなり、抑え込むと体調まで崩します。かといって好きでいいやと開き直ってみても、相手のことで頭も胸もいっぱいで、仕事や家事が一切手につきません。こんな事初めてなので本当に困っています。

でも、ノリさんが書いてくださっているように、「感情」というものは、抑えるとその分、強い力で押し返してくるようなところがあって、
それでもさらに強い力で抑えると、今度は感情の行き場所がなくなって、爆発してしまったり、体調を崩してしまったりもするんですね。

ノリさんが、体調を崩してしまうほどだということは、感情そのものも、それを抑圧しようとする力も、両方がとても強いということなのではないかと思います。

ではなぜ、そんなに強い感情が出てきてしまうのでしょうか?

その部分がくっきりしてくると、解決策も見つけやすいと思います。

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まずひとつ考えられるのは、相手の方がとても素敵な方で、ノリさんのことを好意的な態度を示してくださっているから・・・ですよね。

彼との関係に対して、ノリさんは、どんな感情を感じていらっしゃいますか?

ドキドキですか? あったかさですか?
やさしさや信頼感でしょうか?
自信がもてる感じ? 女性らしさ?

例えば、人を好きになって、その人も自分を好きになってくれる、ということは、とてもワクワクしたり、ドキドキしたりする嬉しいことです。

もし、その感情が、ノリさん自身がコントロールするのが難しいほどに どんどん出てくるとしたら、

それは、ノリさんが その方と会う前から 欲しかった感情、つまり、今のノリさんに必要だったり 大切だったりする感情なのかもしれない、と、考えることができます。

そして、それを抑える力というのは、開放的になったり、自由になったりすることを「ダメ」とか「危険」なこととして察知するパターンだと考えることができます。

ちゃんとしなきゃ、とか、批判されないように、とかの観念が強いと、抑圧するパワーも強くなります。

この場合は、セラピーなどを使って緩めていくのがオススメですが、日常に出来る事としては、恋愛をきっかけに、ドキドキワクワクを感じるアンテナを、もっと広げて磨いてみてはいかがでしょうか。

日常生活や仕事の中で、いつもの感じ方を少し変えてみることができれば、彼だけに気もちが集中してしまうしんどさが、減るのではないかと思いますよ。

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また、別の方向から考えることもできます。

例えば 心というものは、「不安」の感情がフォーカスされればされるほど、それを「安定」させたいために、注目してしまい、そこから目をそらすことが難しくなってしまうということがあります。

恋愛に「のめり込む」とか「振り回される」のは、たいてい「不安」を強く感じている時です。

ですから、お付き合いが長くなったり、一緒に暮らしたりすると、「安定」の要素がどんどん増えてくるので、ドキドキすることも減ってくるわけですね。

ノリさんの場合は、まだその方とお付き合いをしているわけではないので、よくもわるくも 不安定 な要素がとても多い時期なので、ほかのことが手につかないほど注目してしまうのは、ある意味 しかたのないことかもしれません。

でも、それがあまりに強いとノリさん自身がとても苦しいですよね。

そういう場合は、彼のことを好きだと感じてイキイキしたり、落ち込んだりしている自分自身を、

「へー、こんな私がいたんだなぁ」
「こんな自分、見たことなかったなぁ~」

と、そのまま認めてあげることをおすすめしたいです。

もし、常に不安が出てくるとしたら、それは「どう思われているか?」にフォーカスがあたっているからかもしれません。

どう思われているか、というのは相手の心のことなので、いくら考えても答えは出ません。
だから、ぐるぐるが終わらないんですね。

そういう時は、答えの出る質問・・つまり、自分自身に向き合う質問に変換してみてくださいね。

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回答の中で、わかりにくいところや、ひとりで考えるのが難しいところなどがありましたら、

ご主人との関係を一緒に見ていった方が早い場合もありますので、お気軽に初回無料のお電話ででも ご質問くださいね。

ノリさんのこれからが、もっと楽で楽しくなるよう、一緒に考えていきたいと思います。
ご相談ありがとうございました。

嶽きよみ

この記事を書いたカウンセラー

About Author

柔軟な視点で問題を捉え「人間関係」「自己表現」「セクシャリティ」に関する悩みを多く扱う。 特に、現役で自身のビジネスも続けていることから、やりたいことを見つける、夢を叶える、など自己実現のサポートを得意としている。 「見た目の印象とは違い、声に癒される」との声が多く寄せられている。