新婚の頃からのセックスレス

生活を始めて２・３ヶ月の頃から。行為のあとや最中に布団やシーツが汚れることに我慢ができなくなってきたんです。彼が自分の布団で寝ていることにも嫌悪感を感じるようにもなりました。（当初はダブルで寝ていたのですが、布団の取り合いをするということで
ダブルとシングルで寝ています）生活をする上では支障ないのですが、正直軽いスキンシップもあまりしたくないという状態です。
彼には「今はそういう気分になれないから・・少し待ってほしい」と伝えて半年が経っています。その間に何度も彼から求められることもありましたが、拒否し続けています。二人で何度か話合いましたが、私もうまく説明できず彼も当然納得できないまま今に至っているのです。彼からも「これ以上我慢はできない。二人でカウンセリング行ってダメなら離婚を考えるしかないのかな・・」と言われています。
今までいろいろ考えてきましたが・・・私次第なのでしょうか。カウンセリングに行っても、私が彼とこれからも一緒にやっていきたい！と思わなければ意味がないような気もするのです。自分の性欲が落ちているわけではないですし、おそらく他の人なら大丈夫だとも思います。何度か今日こそは頑張ってみよう！と一緒にお風呂に入ったりもするのですが・・結局、拒絶してしまう。
でも、これを除けば生活は全然成り立ってるんですよね・・・。確かに、普段の生活で更に彼を‘男性’として感じさせなくなっていることも原因なのかもしれませんが。

結婚当初から悩まされてきた私は、他に目を向けようと国家試験にもチャレンジしてきました。元々もう一度社会復帰したいという希望もあったのですが、それが更に強くなってきています。ただ・・・自分のためだとはいえ全てが現実逃避のようにも思えます。結婚した友達に子供が出来たという知らせを聞くたびに、落ち込むんです。子供が欲しいというわけではないのですが、なんて言うかそういう時の夫婦の喜びってあるじゃないですか・・そういうものを私は感じることができるのだろうか・・？って思ってしまうんです。
当初は単なるセックスレスの悩みではあったのですが、最近では自分がこれから何を望んでいるのかさえ分からなくなってしまっています。
取り留めのない内容になってしまいましたが、これから私たち夫婦が向き合って話し合っていくために何かアドバイスをいただければ嬉しいです。
よろしくお願いします。

> 付き合っている頃は、週に1回ぐらいで普通だったと思います。ただ、その頃から‘合わない’・・というか彼にそういう魅力を感じていなかったことは確かです。

みほさん自身はセックスに対して、どんな思いを持っていらっしゃる方でしょう？
好きな人とのコミュニケーションと思う人もいれば、子作りの道具と割り切る人もいるし、愛情表現の一つ、あるいは、性欲の表現、快楽の道具等、人それぞれ色々な感じ方や考えがありますね。
そして、セックスというのは特に夫婦にとっては子作り以上に大きな意味を持つ場合も少なくありません。
特にカウンセリングなどでお互いの見えない部分を分かち合っていくときに、セックスのパターンが何よりも二人の関係を象徴していることが少なくないんですね。

“合わない”って感じたのはどんな点だったのでしょうか？
やり方に関するものか、考えや嗜好に関するものなど。
それを二人のコミュニケーションや愛情表現、生活の中のパターンとして捉えていく事も可能かと思うんですね。

> 生活を始めて２・３ヶ月の頃から。行為のあとや最中に布団やシーツが汚れることに我慢ができなくなってきたんです。

それを思うとどんな気持ちがしたんでしょう？
何か自分自身も汚れてしまうような感じでしょうか。
それとも、潔癖さのような、キレイなものが汚れてしまうような感覚でしょうか。
また、あるいは後々洗濯をしなければいけない面倒臭さを感じてしまうのでしょうか。

> 彼が自分の布団で寝ていることにも嫌悪感を感じるようにもなりました。

それはちょっと辛いですね、お互いに。

その嫌悪感がやはりポイントのような気がします。
みほさん自身、性的なものに敏感だったり、嫌悪したりってことはあるのでしょうか。

もう少しこの嫌悪感やお二人の人柄をお聞きして見ないとはっきりしたことは申し上げられないのですが、みほさん自身、何か男性に対する嫌悪感があるような気がしますね。
それも意識的なものというよりも、観念的、潜在意識的なレベルで。

特に性的な悪戯や虐待を受けてきた女性はこの感覚って良く持つんですね。
でも、その経験がなかったとしても、例えば処女を失った時の経験とか、初めて性の対象として異性（父親を含む）から見られたときの感覚とかが、影響している場合も少なくないんですね。

性的な感情に関しては思春期に強い抑圧を受けることがあります。
汚れてしまうような、気持ち悪いもののような。
その抑圧は男女ともある程度あるんですが、ご両親の考えなどもあって、抑圧の度合いは人それぞれなんですね。
強い抑圧がある分だけ、男性への無意識的な嫌悪感という反応になってしまうことがありますから、その辺も含めてまたお話を伺いたいな、と思いました。

> 二人で何度か話合いましたが、私もうまく説明できず彼も当然納得できないまま今に至っているのです。彼からも「これ以上我慢はできない。二人でカウンセリング行ってダメなら離婚を考えるしかないのかな・・」と言われています。
> 今までいろいろ考えてきましたが・・・私次第なのでしょうか。カウンセリングに行っても、私が彼とこれからも一緒にやっていきたい！と思わなければ意味がないような気もするのです。

そうですね。一緒にやっていきたい、この問題を解決したい、という意志は大切なものですね。ですから、みほさんがあまり乗り気でなければ、ご主人が一人でカウンセリングにいらしても良いかと思います。効果もありますし、今までとは違ったいろいろな気付きや癒しも得られます。

そして、セックスレスの問題っておっしゃる通りみほさんだけの問題ではありませんよね。
夫婦で成り立ってる問題ですから、ご主人の側にも何らかの問題があると考えるのは大切なことです。
そして、その点を二人で解決していくことで、夫婦としての絆はもっと固いものになっていきます。

さて、もし、みほさんがご主人に不満を抱えているとしたら、どんな点でしょうか？
性格的な面、癖、仕事、考え方、価値観、等々。
その不満や感覚的に“違う”“合わないな”と感じた部分はどんなところでしょうか。

> 自分の性欲が落ちているわけではないですし、おそらく他の人なら大丈夫だとも思います。何度か今日こそは頑張ってみよう！と一緒にお風呂に入ったりもするのですが・・結局、拒絶してしまう。

自分自身でもなぜか分からずに戸惑ってしまうところがあるのではないでしょうか。
他の人となら大丈夫、というのは一体どうしてなんでしょうね。

ご両親とみほさん、あるいは、お父さんとお母さんの関係っていかがでしたでしょうか？

例えば潔癖なお母さんの下で育つと、家の中で性の話題ってタブーになりますよね。
性に限らず、恋や異性の話もタブーになってしまうこともあります。
そうすると、家の中でそうしたものを感じること自体に嫌悪感や罪悪感を持つようになることがあります。
その結果、家の外（恋愛）でするセックスはＯＫだけど、家の中（夫婦）でするセックスはタブーになってしまったりします。

この辺は意外にも、みほさんの育ってきた環境と関係がありそうですし、もしそうだとすると、仮にご主人と離婚して別の人と結婚したとしても、同じパターンを繰り返してしまうことになりかねませんね。

> 結婚当初から悩まされてきた私は、他に目を向けようと国家試験にもチャレンジしてきました。元々もう一度社会復帰したいという希望もあったのですが、それが更に強くなってきています。ただ・・・自分のためだとはいえ全てが現実逃避のようにも思えます。結婚した友達に子供が出来たという知らせを聞くたびに、落ち込むんです。子供が欲しいというわけではないのですが、なんて言うかそういう時の夫婦の喜びってあるじゃないですか・・そういうものを私は感じることができるのだろうか・・？って思ってしまうんです。

この「現実逃避じゃないか？」という言葉がとても響いていますね。
夫婦でありながら、夫婦としての歓びを共有できないところに、みほさんの寂しさや悲しい感情がたくさんあるような気がします。
子どもが出来た、というニュースを聞くたびに、何か惨めな、重たい気持ちになってしまうんではないでしょうか。

> 当初は単なるセックスレスの悩みではあったのですが、最近では自分がこれから何を望んでいるのかさえ分からなくなってしまっています。
> 取り留めのない内容になってしまいましたが、これから私たち夫婦が向き合って話し合っていくために何かアドバイスをいただければ嬉しいです。

はい。その向き合っていこう、という気持ちが僕は何よりも大切なものだと思うんです。
今後どういう選択をするにせよ、今の二人が解決できるもの、あるいは、今の時期に解決できるものはすべてやっておいた方が１年後、２年後の自分やご主人を思う時に大切なことではないでしょうか。

自分が望んでいることが分からなくなった、ということは、みほさん自身、何らかの形でこの問題（セックスレスとその原因）に決着を付けたいのではないかな、と感じるんです。
エネルギーが今の問題の方に向いてしまっているような感じですね。

二人でお話をされるのであれば、ルールをいくつか決めておくと効率的です。
例えば、ただ話を聞くだけでコメントや批判をしない時間を作って自由にお互いが言いたいことを表現できる環境を作ることも大切ですね。
また、感情をただ表現して、それを受け止める（うんうん、と目を見ながら聴く）時間も準備されると良いでしょう。
そうして、お互いが共に納得したり、すっきりするまでは続けて見られることをお勧めします。
特に１回目の話し合いはね。

そうして二人が今までよりもいい関係（例え、離婚を選んだとしても）でいられるように僕も応援したいと思いました。
わだかまりが解消されたり、新しい気付きがたくさん来るよう祈っています。

ありがとうございました。