離婚をせまられています

相談者名
とき
はじめまして。ときといいます。会社員で46歳、妻は38歳、結婚して10年、子供はいません。
私がバツイチで結婚し、妻は初婚です。半年前に妻が家を出て、好きな人と暮らしている状態です。
私は気づかなかったのですが、その半年前くらいから、不倫してたみたいです。この半年、話合いを続けてきました。相手の名前、独身でバツイチの50過ぎの男性であること、すべてを捨ててもいいとの覚悟で家を出たことをいっています。私としては、何とかやり直したい気持ちで、妻の私への不満をきいたりしていましたが、妻は子供を作ることに積極的でなかったこと(妻は結婚してすぐに重い病気になり、5年くらいはその病気で作れる状態ではなかったし、最近よくなってきたので、病院の先生にお墨付きをもらえるまで、そして、1年仕事をして様子を見てから考えようと私からも提案していたところでした)や10年間の生活で私への不満が、不倫に走り始めたようです。年末となり妻もこのままだらだらとしてはいけないと思い、自分の両親にも相談し始めました。妻も悪いことをしている自覚はあると認識していますが、相手に未練があり、戻れないと考えているようです。私としては、再構築するにしても、本人の気持ちがなければできませんし、マイナスからのスタートを承知で話をしています。相手を排除することも考えましたが、2人でやり直せることが重要でありやめました。もう選択肢はあまりないのかもしれませんが、アドバイス等あったらお願いいたします。
カウンセラー
赤松わこ
ときさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いします。奥様が家を出られ、別の方と暮らしておられる状況で、
別居中の奥様との関係修復を望まれて、半年話し合いを
続けてこられたときさん。
事実が分かった時は、本当に驚かれたのでしょうし、
ショックや怒りもあっただろうなと思うんですね
それでも「もう1度やり直したい!」と言うお気持ちで、
ここまで向き合ってこられたんですね・・・
この半年間様々な感情に翻弄され、お辛かったと思います。

奥様はときさんが、「子どもを作ることに積極的でなかった」
ことを原因にあげておられるそうですが、ときさんのお話では
奥様が大病をされたことから、「様子を見よう」と提案されて、
むしろ奥様の体のことを考えて、無理のないように労わって
おられたように思います。
奥様とときさんの間でお気持ちの【ズレ】が、かなり前から
あったんだろうと感じらました。

奥様がどれ位熱心に、子どもさんを望んでおられたのか?
ときさんとの温度差は、ご相談からは分からないのですが、
ご存知のように、女性は出産にはリミットがあります。
40代でも十分出産は可能ですが、リスクも大きくなりますし、
すぐ出来るとは限らない訳ですから、奥様の年令を考えると、
かなり焦りがあったのではないかな?と、想像できるんですね。
奥様としては出来るだけ早く、お子さんが欲しかったでしょう。

ときさんからの提案が、奥様の体を労わってのことであっても、
現実としてスキンシップが極端に減っていたり、セックスレス又
それに近い状態などであった場合は、女性は言葉よりも行動の方
に重きをおくので、「本当に子どもが欲しいと思っているの?」と、
疑いの気持ちを持ってしまうことも多いんですね。
この部分はかなり重要なポイントです。日常的に「いつでも作れる」
と思える状況なら安心できますが、そこに不安があると焦りが更に
大きくなってしまうんですね。

病気のことについても、「先生からお墨付きをもらえるまで」と言う
のは、妊娠・出産にドクターストップがかかっていたのでしょうか?
妊娠・出産に耐えられるかどうか?が心配であれば、確認することも
出来たのではないかな?と思ったのですが、どうだったのでしょう?
奥様がお仕事に復帰できる程回復されていたのなら、仕事よりも出産
を優先することも、出来たのではないのかな?とも思えるんですね。
このような場合、ときさんの方から積極的に、「先生に尋ねてみよう」
と言う言葉が出たり、「仕事より子どもが先」と言ったアクションが、
奥様は本当は欲しかったのではないかな?と、私には感じられました。

10年の間に色々な面で、奥様とときさんの間に【ズレ】が生じて、
積もり積もった結果、妊娠・出産について、お互い十分に気持ちを伝え
合うことが、出来なくなってしまっていたのかも知れませんね。
夫婦は長く一緒に居ると、お互い「自分の気持ちは分かってくれている
はず」と多くを語らなくなったり、ケンカになるのが嫌で、気持ちの
【ズレ】を感じていても、あえてそこに触れずに見て見ぬフリをして
しまうこともあります。奥様は、もっと真剣に話し合いたかったのでは
なかったのかな?と思いました。

ときさんの奥様への労わりの気持ちが、上手く伝わらなかっただけでは
なく、逆に「私のことを分かってくれていない」と思い込んでしまって、
不倫と言う行動に走ってしまわれた可能性があるんですね。

もう1点ときさんご自身の問題として、「子どもを持つこと」に抵抗が
あるのでは?と言うことも、考えて頂く必要があります。
これまでお話したように、本当に子どもさんを望んでおられたのなら、
先延ばしにするよりも、「出来るだけ早く」と言う方向に向いていくので、
奥様の体を心配されていたとしても、色々アクションは起こせたはずで、
そのアクションがあれば、奥様も「夫も子どもが欲しいと思ってくれている」
と感じられたと思うんですね。
奥様との関係修復を考えられるのなら、当然子どものことは最優先になる
でしょうし、そこがクリアにならなければ奥様としても、
「もう1度やり直そう」と決心出来ないのではないかな?と思うんですね。

ときさんが奥様と話し合われたこの半年で、気づかれたこともあるでしょう。
思いもよらないことを、奥様から指摘されたりもしたと思います。
やり直すことを前提に話し合われるのなら、これまでのときさんとは違う!
と、奥様に感じてもらえることが大事だろうと思います。
お互い自分の思い込みで、相手を見ていたことに気づくことが必要です。

ときさん!奥様との関係修復を望まれるなら、何よりも今ご自分の気持ちや
感情に正直になるために、ご自分と向き合ってみて頂きたいと思います。
やり直せるかどうか?、諦めるのはまだ早いと思いますよ。

よかったら私達カウンセラーに、サポートさせて頂ければ嬉しいです。
カウンセリングサービスでは、お電話でのご相談も承っております。
初回は無料ですので、ご遠慮なくご相談頂ければと思います。
この回答が少しでもお役に立てば幸いです。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。