もっとマイペースにいきたい

相談者名
kana
いつもメールマガジン、興味深く読まさせて頂いております。

私は、ボーっとしています。
誰かに嫌がらせされてても気付かないときがある位です。
他の人に言われないと、気付けないことが多いのです。
言われてから「なんでこんなことが分からないのか」と、
自分でも落ち込むことが度々あります。
相手方のガッカリした様子は酷く心が痛みます。

なので、人の一挙一動に酷く過敏になることがあります。
付き合い方とか、言葉の捉え方とか、感情の読み方とか、私は逃さず
気付けていたのか、気分を悪くさせていなかったか、など
気にし過ぎている自覚はあるものの、鈍感である自分を許しきれません。

そして、少しでも相手のネガティブな部分を見たとき
それが「自分の挙動に関係していないとき」も
酷く自分を責めます、泣いたり強張ったり青ざめたり。
ゴメンなさい、ゴメンなさいと謝罪をし、相手を困惑させてしまいます。
前は解決しても一晩くらい悶々と悩みましたが、そこは
恋人ができて叱咤を受けてから、少し改善されました。

そろそろ、顔色を伺う自分は卒業して、のんびりと
鈍感に居直り、マイペースにやりたいのですが
なにか良い方法は無いでしょうか。。

家庭のことも書きます。
母親に自分の不調を気付いてもらえないことが多く
自分は母親にガッカリしたことがあるので、そこ由来かもしれません。
父親は逆に神経質で、色々指摘され理不尽に叱られたものです。
まだ同居している為、とても一緒に暮らすことに閉塞感を感じています。
私は早く経済的な自立をしたくて再就職を目指しているところです。

長々と書かせて頂きましたが
お返事を心よりお待ち申し上げます。

カウンセラー
北野純
kanaさん、初めまして。
ご相談ありがとうございます。
今回担当させて頂く北野純と申します。
どうぞよろしくお願い致します。

いつもメールマガジンを読んで下さってありがとうございます。
そういったお声を聴くとカウンセラー一同励みになります。

kanaさんはボーっとしている自分に落ち込むことがあるのですね。
相手のガッカリした様子に心が痛むのはkanaさんが優しい心の持ち主なんだなと感じましたよ。
相手を思いやる気持ちがあるからこそ、ガッカリさせてしまったと感じると
自分を許せなくなるのかもしれないですね。
でも、許せなくなる気持ちの大きさは、kanaさんの相手を思いやる「愛情」の大きさと同じだということを
良かったら心の片隅にとどめておいてくださいね。
それだけ、kanaさんの中に「愛情」が流れいてるということです。

人の長所と短所は、コインの表と裏のようなものだと思います。
kanaさんが表現しているボーっとしている自分というのは
おおらかさ、おっとりした感じ、柔らかい雰囲気、などと表現もできるのではないかと思います。
そして恋人はそんなkanaさんの価値を感じている一人だと思いますよ。
だからこそ、自分を責めて相手を困惑させるくらい謝ってしまうkanaさんを叱咤するのではないでしょうか?
そんなに謝る必要はない、kanaさんは素晴らしい存在なのだから、自分を責めないでという気持ちからかもしれないですよ。
まずはボーっとしている自分も、自分の長所かもしれないな。。。と思ってみてくださいね。

さて、kanaさんがどうやったら許せない自分を許し、鈍感に居直ることができるのか?
kanaさんが書いてくださっているお母さんとの関係は由来している可能性があるかと思います。
お母さんに対してガッカリして傷ついた小さなkanaさんが心の中にいて、
その子はまだ悲しんだままでいるようなイメージです。

もし、当時のお母さんに対してガッカリしていて悲しんでいたり、怒っているとして
私はお母さんみたいにはならない!と決意したとします。
でも、私達の心はあんな風にならない!なりたくない!と思ったものに反応します。
お母さんみたいになりたくない!と思って、お母さんをジーッと見ているとどうなるでしょう?
まるでお母さんのようになってしまうと思いませんか?

そうして、なりたくない!と思っていたものになり、そんな自分を許せなくなってしまうのです。

なので、傷ついたその子をkanaさん自身がケアしてあげる必要があります。

ガッカリした当時のkanaさんは何歳くらいでしょうか?
その子をイメージした時、その子はどんな様子ですか?
どんな表情をしているでしょうか?
そして、その子を見た時にkanaさんはどんな気持ちになりますか?
その子に触れたり、抱きしめたりできますか?

インナーチャイルドと呼ばれるものですが、イメージの中で
kanaさんがその子をケアできると、鈍感な自分に対して許せないと感じているものが変化してくると思います。

私達カウンセラーで良ければぜひお話うかがわせて下さいね。
kanaさんが自分を受け入れ、より自由になるためのヒントになれば幸いです。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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