子どもっぽいのが心配

相談者名
マミー
5年生の女の子の母親です。子どもが生まれてからすぐに離婚しました。

子どもは、学校から帰ると近所の子ども達と遊ぶのが日課ですが、近所に4年生の男の子、6年生の女の子が住んでいて、その子達と遊ぶこともあります。ただ、どちらかと言えば、近所の1年生や幼稚園の子達と遊ぶ方が好きだということで、ちびっ子達と遊ぶことが多いです。

私が心配なのは、子どもが年齢よりも幼い、もしくは、対人関係がうまくつくれないのではないかということです。子どもが小さい頃より私は仕事で夜遅くまで帰れず、甘え足りないということがあったと思います。それに対して責任をとても感じていて、週末はつきっきりで遊んであげていたし、半年前には仕事を辞め、一緒にすごす時間を増やしました。

子どもは、同年齢の子どもと遊ぶとその時は楽しいけれど、気をつかうから疲れると言います。3年、4年生の時に、学校の先生に「相手の気持ちを考えないで、話すことがある」と言われました。二人の先生に言われたので、人を傷つけるようなことを言ってしまうことがあるのだと思います。それをうまくコントロールできずにいるので、一緒に遊ぶと疲れてしまうのでしょうか。私も時々傷つくことを言われるので、そのたびにきつく注意しますが、私に対しては甘えているからだという気もするので、次元が違う話かもしれません。

子どもは、大人や小さいこと接するのは上手で、私よりもずっと親しくなれます。ただ、やはり同年代の子と上手くやってほしいので、親からは何がアドバイスできるのか教えてください。よろしくお願いします。

カウンセラー
赤松わこ
マミーさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いします。シングルマザーでお嬢さんを育ててながら、お仕事をされて
いるんですね。お嬢さんのことをとても心配されていますが、
マミーさんご自身はどうですか?疲れたりしていませんか?

お嬢さんが同年代のお友達と、「上手くコミュニケーションが
出来ないんじゃないか?」と悩まれていますが、お嬢さん本人が、
そう言われているのでしょうか?ご相談を読ませて頂いて、私は
お嬢さんの方は、それ程深刻に考えてはいなくて、マミーさんが
とても気にしておられるのでは?と、感じられたんですね。
お嬢さん本人の悩みではなく、マミーさんの悩みになっていないかな、
そんな風に感じたのですが、どうでしょうか?

3,4年生の時、「相手の気持ちを考えないで、話すことがある」と
先生から言われて以降、マミーさんはお嬢さんが「どんな風に話すか」
を、とても気にされるようになっていませんか?
子供の成長を見てみると、小学生の段階では、子供達の間にはかなりの
差が見られるようになってきます。発達心理学では、小学生の時代を、
『社会性を養う時代』と位置づけていますが、その子その子によって、
成長の仕方は差があり、一様ではないんですね。
それは個人差であって、「成長が早いからいい、遅いのは悪い」と言った、
問題ではなく、それぞれみんな違っていると言うだけのことなのですが・・・
育てている母親としては、常に不安がありますから(私もそうでした^^;)、
つい周りと自分の子供を比べて、悪いことのように思ってしまうことがあります。

マミ-さんはお嬢さんのことを、「幼いのではないか?」とも考えて
おられるようですが、「上手くコミュニケーションが出来ないんじゃ
ないか?」と同様に、マミーさんご自身が、「周りから責められている」
ような感覚を、もっておられるんじゃないかな?と思いました。
お嬢さんが小さい頃から、「自分が仕事で遅くまで帰れなくて、娘に
淋しい思いをさせてしまった、そのことが原因で、娘が同年代の子達と、
上手くコミュニケーションが取れなくなってしまったんじゃないか?」
そんな風にご自分を責めておられるところはありませんか?

人は自分が自分を責めている時、周りからの言葉も、責められているように
聞こえてしまうんですね。マミ-さんが1人で子育てを頑張ってこられる中で、
「母親としてちゃんとしなくては!」「キチンと育てなければ!」と、常に
ご自分に厳しくなっていなかったかな?と、その点が気になりました。
シングルマザーで、お仕事も子育ても頑張ってこられたマミーさんですから、
しんどい時も辛い時もあったと思います。お嬢さんは、マミーさんのそんな
心の動きを最も身近で、いつも感じて育ってきています。

マミーさんご自身が、周りとのコミュニケーションに悩んでおられませんか?
「大人と接するのは、私より上手で親しくなれる」と、書かれていましたね。
お嬢さんは、マミーさんの鏡のような存在です、マミーさんの無意識の苦手意識
を、どこかで感じ取っていると思って下さいね。お嬢さんに、同年代のお友達と
仲良くすることに、戸惑いがあるとしたら、マミーさんご自身も同様のことが、
「あるのかも知れない」と考えて、お嬢さんを見てあげて下さい。
お嬢さんが楽に楽しく、周りとコミュニケーションが出来るようになるためには、
お母さんであるマミーさんが、それを見せてあげることが必要だと思います。
「お母さんも上手には出来ないけど、楽しく話せたら嬉しいよね」と言った風に、
「一緒にやってみよう!」と話してあげてみてはどうでしょうか?

同時にマミーさんの心の中の、『罪悪感』を、軽くしてあげて欲しいと思います。
頑張っている自分、をもっと褒めてあげて欲しいと思います。
お嬢さんのためにも、お母さんが笑顔でいてあげられることは、とても大事ですが、
何よりご自身の為に!、「これまで自分は自分に厳し過ぎなかったかな?」と、
考えてみて下さい。ご自分を責めることが、多かったんだろうと思うんですね。
マミーさんご自身が、楽になって頂くことが、お嬢さんにいい影響を与えます^^
「自分ではよく分からない、どうしたら楽に出来るんだろう?」と思われたら、
お1人で抱え込まずに、ご遠慮なくカウンセリングにご相談下さいね。
いつでもカウンセラーが、楽になって頂くサポートをさせて頂きます。
参考になることがあれば幸いです。ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。