潜在意識・無意識の不思議をご紹介。自分を更に良く変えていく為には、まず自分を良く知ることから。潜在意識・無意識のメッセージを読み取ってみましょう。
●潜在意識・無意識の探り方のひとつ●
潜在意識や、無意識といったものは、なかなか自分では分からないものですね。
潜在意識や、無意識の心理は、普段、私たちが使っている意識とは、異なる心
理を持っていることがあります。
例えば、意識では結婚したいと思っているのに、潜在意識や、無意識では、
結婚したくないと思っていたり、意識ではパートナーが欲しいと思っているの
に、潜在意識や、無意識では、パートナーができると困ると思っているなど、
意識とは、矛盾するような心理を有していることがあります。
なんせ、無意識と言うくらいですから、意識できないものなので、
そんな矛盾しているような心理を持っているなんて、なかなか自分では発想し
にくいものです。
カウンセリングなんかでは、潜在意識や、無意識を探っていくのに、
色んな方法を使って探っていきます。
その方法の一つは、感情を深く感じていき、感情の中に深く深く潜っていくア
プローチを取ることで、潜在意識や、無意識にある心理を見つけていく方法が
あります。
ボディーランゲージを見て、潜在意識や、無意識の心理を見ていくヒントにす
る場合もあります。
また、こんな心理があると、こんな状況が起きやすいという統計的なものと、
今のクライアントさんの現状を照らし合わせて、潜在意識や、無意識を探って
いくヒントにしていく場合もあります。
このヒントは、あくまでヒントであり、
この状況が起きるときは、間違いなく、この心理があるというものではありま
せんが、このヒント的なものがあると、「そうかも!」「なんか分かる気がす
る・・・」などと、ピンとくるものがあり、今起きていることが腑におちる人
もいます。潜在意識や、無意識を知る為のきっかけとして使えます。
こんな心理があると、こんな状況が起きやすいというような統計的なものを、
潜在意識・無意識を探るヒントにするという方法は、カウンセラーという、
専門家を使わずとも、本を片手に自分一人でも考えられる方法の一つに
なると思います。
自分の潜在意識・無意識には、どんな心理があるんだろう?と自分探しに興味
を持った時は、手軽な良い入り口になるかもしれませんね。
●お金と自分を大切にしない心理の例●
こんな心理があると、こんな状況が起きやすいということについての、
一つの例を掲載させていただきます。
例えば、自分を大切にしていなかったり・お金に対して罪悪感があると、
お金が貯まりにくいということがあります。
ある女性と話をしている時のことです。
話の流れから、お金がないというお話がでてきました。
もともとは、違う相談だったんですが、ひょんなことから、本題の相談から
ずれてお金が無いという話になりました。
彼女は、お金を貯める為に、比較的に稼ぎが良い風俗で働いていました。
お金を貯める為に、風俗で働くことを選んだそうです。
月収は200万円以上あるにもかかわらず、ほとんど使ってしまうか、
それ以上に使ってしまそうです。
「お金を貯める為にと思ったのになぁー、なんでなんでしょうね(笑)」
本題からずれて、談笑話のようになっていたので、彼女も笑いながら聞いて
いくれました。
自分を大切にしていなかったり・お金に対して罪悪感があると、
お金が貯まりにくいということがあると僕は知っていたので、
「もしかして、今の仕事に、心のどこかで、なんか悪いことしていると思って
いない?」そう質問しました。
彼女は、こっくり頷いて「そうかも」と言っていました。
普段は悪いことしているなんて意識はしておらず、心のどこかに・・・と、
仕事に関して注意深く自分の感情を見ることは、あまり機会は無かったそう
ですが、そう聞かれると、心のどこかに後ろめたさのようなものを感じる気が
すると言っていました。
「自分が一生懸命頑張って稼いだお金なんだから、なんら後ろめたさを感じる
ことは無いと思いますよ。悪いことをしているなんて思わなくていいですよ。
それとね、自分を大切にできていないと、自分が汗水たらして稼いだお金を
大切にできないことがありますよ。自分を大切にしないとね(^^)」
ちょうど、彼女の相談の本題は、犠牲のパターンがあるという話でした。
そして、彼女と犠牲のパターンを癒して、自分を大切にすることに取り組んで
いきました。
カウンセリングを始めて半年後、
「ここ最近、自分でも自分の事が大切にできているような気がする。
そして、自分の仕事に誇りを持って働けている気がする、ここ3ヶ月くらい
お金を使いすぎることが減ってきて、初めて貯金を100万円以上貯められた」
彼女は、そんなことを話してくれました。
彼女は、自分を大切にしていなかったり、罪悪感があるとお金が貯まりにくい
というヒントを聞いた時に、「そうかも!」と思ったそうです。
そして、その自分を変えようと思い、取り組んだ結果、
今まで、できなかった貯金というものを得られたそうです。
貯金は、彼女にとって、お金が貯まるという意味よりも、嬉しい意味ができた
そうです。
彼女にとっては、貯金は、自分を大切にできているバロメータのように感じら
れて嬉しいと話してくれました。
これは、こんな心理があると、こんな状況が起きやすいという、一つの例です
が、他にも色んなケースがあります。
僕は、これを潜在意識・無意識からのメッセージと読んでいます。
●ポピュラーな潜在意識・無意識からのメッセージ●
最後に、状況から見る、潜在意識・無意識にある心理のエトセトラ(こんな心
理があると、こんな状況を起きやすいエトセトラ)を、ご紹介したいと思いま
す。
今回は、特にポピュラーなものを、いくつか載せさせていただいています。
ご自身の心理分析に、役に立てていただければと思います。
こんな心理があると、こんな状況を起きやすいということが、書かれている本
は、ちまたの本屋さんにも結構ありますので、興味が湧かれた方は、本屋さん
でも、情報収集ができるかと思います。
この心理学講座が興味を持つきっかけになってくれれば嬉しいです(^^)
■潜在意識・無意識からのメッセージリスト■
□起きている状況 □潜在意識・無意識にある心理
事故 ・・・ 罪悪感(事故という形で自分を罰している)
遅刻 ・・・ 罪悪感
お金が貯まらない ・・・ 自分を大切にしていない・罪悪感
部屋が片付かない ・・・ 心が整理できない・心が乱れている
忘れ物 ・・・ 心残りがある
過食 ・・・ 喪失感・空虚感・満たされない思い
拒食 ・・・ 空虚感・満たされない思い・自己価値の欠如
胃潰瘍・胃の痛み ・・・ 心配・恐れ・受け入れられない
かゆみ ・・・ 葛藤
太る ・・・ 保護されたい気持ちがある
右半身の問題 ・・・ 男性性・父親・与える・キャリア系の問題
左半身の問題 ・・・ 女性性・母親・受け取る・人間関係の問題
目の問題 ・・・ 見たくないものがある
鼻の問題 ・・・ 詮索好き・権威との葛藤
喉の問題 ・・・ コミュニケーション・リーダシップ系の問題
※潜在意識・無意識に、こういう心理が隠れているのかも?
と考える材料と思ってみてください。
僕の友人で、お腹が痛い時に、胃が痛いのは恐れがあるから、恐れを癒さな
ければ・・・と言って腹痛を耐えていた友人がいます。
お腹が痛いときは、素直に病院でお薬をもらったほうが良い時もあると思い
ます。あくまで潜在意識・無意識を探って行く為の目安と思ってみてくださ
いね。(^^)
ちなみに、僕の部屋が片付いていないのは、ただの整理下手なんだと思いま
す(だと思いたいなー(笑))