転職をしたいが過去の経験に悩まされてます

相談者名
菜々子
初めまして
菜々子、言います
以前から掲示板を拝見しておりカウンセラーの方の真摯な対応に心を打たれ相談したいと思っておりました私は、転職に当たり前職で受けた経験がフラッシュバックし悩んでいます。
倍率20倍で入った前の会社なのですが、会社の人間とソリが合わずちょっとしたことで精神が弱いと散々揶揄され病気にかかり退職しました。
不完全燃焼な退社だったので未練があるのか、新製品などを見ると、悔しく思います。
また、学生時代から美容業界の人間関係だけ孤立するので、
また同じ目に合うのではないかと不安になります。

悩みを払拭するために
現在語学の勉強や美容業界での資格取得接客について学んだりと少しでも自分に自信が持てるような要素を作ろうと自分なりに努力している途中です。

ですがふとした瞬間に不安がよぎります。
考えない方が良いということもわかっているのですが、思い出してしまいます。

今回こちらに相談をして、変わりたいと切に願っております。
特に以前勤めていた会社を今でも羨ましく思う自分と決別たいです。
イライラが募り復讐したい!というマイナスな感情にとらわれ続けたくないです。

そして、新しい会社で今までの経験や勉強を生かし、私の様に辛い思いをしているお客様を美容という力で救うお手伝いをしたいです。

どうかお返事いただけましたら幸いです。

カウンセラー
嶽きよみ
菜々子さん、はじめまして。
今回担当させていただきます、嶽きよみ と申します。勇気を出して、ご相談のメールを下さってありがとうございました。
メールを読ませていただいて、菜々子さんが、傷ついて苦しみながらも、一生懸命前に向かって進もうとされている様子が伝わって来て、本当に素敵な方だと感じました。

私も、そんな菜々子さんが、これから自分らしく生きて行くお手伝いがしたいです。

>私は、転職に当たり前職で受けた経験がフラッシュバックし悩んでいます。

病気になるところまで頑張られたなんて、本当に、辛い経験だったと想像します。
そして、不完全燃焼のまま退社されたということで、とても悔しい経験にもなられただろうと思います。

そんな大きな経験は、簡単に忘れられるものではないですよね。
転職して、まわりの環境が変わったとしても、その不安が出てくるのは、ある意味 とても自然なことです。

”心”は、菜々子さんが傷つかないように、守ろうとしてくれているからです。
「不安」という感情は、何か 自分にとって危険なものがあるかもしれないから、注意せよ、、というサインでもあります。

つまり、その感情は、菜々子さんを苦しめるために起こってくるものではなく、菜々子さんをこれ以上傷つけないために、無意識から出てきたメッセージなんです。

なので、不安な気持ちが出て来た時は、まず

「この感情は、私を守ろうとして出て来たものなんだな。でも、私はもう大丈夫だから。ありがとう。」

のように、自分に伝えてあげてみてください。

私たちは、何度も同じような痛みを伴う感情に悩まされるとき、「いつまでも こんなことで苦しんでいる自分」に対して、愛を送るどころか、自己攻撃のようなものをぶつけてしまったりしがちです。

そうすると、心は、元気になるどころか、もっと不安感をつのらせてしまうのです。

菜々子さんは、素晴らしいビジョンを持った、強い方だと思います。

>そして、新しい会社で今までの経験や勉強を生かし、私の様に辛い思いをしているお客様を美容という力で救うお手伝いをしたいです。

菜々子さんのような方に接してもらうお客様は、本当に幸せだと思います。

>特に以前勤めていた会社を今でも羨ましく思う自分と決別たいです。
>イライラが募り復讐したい!というマイナスな感情にとらわれ続けたくないです。

その気持ち、すごくわかります。

>倍率20倍で入った前の会社なのですが、会社の人間とソリが合わずちょっとしたことで精神が弱いと散々揶揄され病気にかかり退職しました。

菜々子さんは、会社に大きな期待感を持って頑張ってらっしゃったんだと思います。

それだからこそよけいに、裏切られたような気持ちでいっぱいになられたのかもしれません。
そのショックはとても大きかっただろうと思います。

私たちが、手放したい相手がいるとき、傷ついた気持ちが大きければ大きいほど、それが難しくなってしまうことが少なくありません。

頭では「早く手放して忘れてしまいたい」と思っていても、無意識では、それを「手放すことに抵抗」していたりする場合があるからです。

その理由は、その人の これまでの経験などによって違うので一概には言えませんが、

自分自身に「もし、それを手放さないことにメリットがあるとしたら、何?」
と、質問してみると、何かが見えてくる可能性があります。

心理学のことを学んだり、自分と向き合ったりする方の多くは、

「結局は、相手を許す ということをしないといけないんだな。。。というのは分かったけど、難しいんです。」

というところに行きつきますが、そうなんです、難しいんです。

それは、まず許すべきなのは、「相手」ではないからなんです。

菜々子さんの場合であれば、(おそらく既にお気づきだと思いますが)菜々子さんを揶揄した人たちや会社ではない、ということです。

まず許すのは、自分自身なんです。

”頑張っていたにもかかわらず、弱いと揶揄されてしまった自分。”

”20倍もの倍率で入った会社だったにもかかわらず、不完全燃焼のまま退社してしまった自分。”

そんなご自分を、菜々子さんは、責めていらっしゃらないでしょうか?

傷つきながらも、頑張って会社に出社し、よくそこまで頑張られたと思います。

そして、その時点で、何か、未熟だったところがあったとしたら、そういうご自分を、許してあげてください。

ソリが合わないだけで弱いと揶揄されてしまった自分を嫌わず、許してあげていただきたいんです。

少なくとも、その時点での自分の足りないところが見えるとしたら、今の菜々子さんは、その時点よりも確実に成長していらっしゃいます。

過去の自分を許せないとき、私たちは、その問題を手放すことがとても難しくなります。

つまり、傷ついた自分にしがみついているようなイメージです。

客観的には「あり得ない〜」、と思われるかもしれませんが、時には傷ついた自分を手放さないことが、無意識下での相手への復讐になっている場合さえあるんです。

でも、本当の「復讐」は、菜々子さんがその会社にいた自分よりも、ずっと素晴らしい未来を手にすることだというのは、きっと既にお分かりですよね。

もし、怒りの感情がどんどん出てくるようでしたら、それは、菜々子さんが「闘う」ためのエネルギー源です。
イライラが募ってきたとき、それは、菜々子さんが前に進むための勇気に変えることができます。

それを自己攻撃のエネルギーに使ってしまうと、それはとてもしんどいです。

怒りやイライラのエネルギーは、菜々子さんを応援してくれるために出て来ているんだ、と、見方を変えてみてください。

> 現在語学の勉強や美容業界での資格取得接客について学んだりと少しでも自分に自信が持てるような要素を作ろうと自分なりに努力している途中です。

さらにいろんな勉強をされていて、本当に素晴らしいです。

それらを習得したから自信を持てるのではなく、未来のお客様のために、いろんなことを勉強している今の菜々子さんが、すでに素晴らしいんです。
そういうご自分に自信を持っていただけたら嬉しいです。

今日書いたことをひとりでするのが難しかったり、よくわからないところなどありましたら、いつでも、お電話での無料相談もご利用くださいね。

これからも応援しています。

ご相談 ありがとうございました。

嶽きよみ

この記事を書いたカウンセラー

About Author

柔軟な視点で問題を捉え「人間関係」「自己表現」「セクシャリティ」に関する悩みを多く扱う。 特に、現役で自身のビジネスも続けていることから、やりたいことを見つける、夢を叶える、など自己実現のサポートを得意としている。 「見た目の印象とは違い、声に癒される」との声が多く寄せられている。