依存心が強くなっていると誰かに自分のニーズ(欲求)を満たしてもらいたいと相手に寄りかかりすぎたり、また誰かが自分を満たすべきだと思っています。
ニーズというものは誰もが持つ物なのですが、それが強くなりすぎてしまい、且つそれを満たすのは自分自身ではなく外の何かだという気持ちが強いと傷ついたと感じることが多くなりやすくなります。それが被害者感覚になる要因になることがあるんですね。
●依存心が被害者感覚を生むとき
依存心が被害者感覚を生むことがあります。
依存心が強いと誰かに自分のニーズ(欲求)を満たしてもらいたいと相手に寄りかかりすぎたり、また誰かが自分を満たすべきだと思っています。
ニーズというものは誰もが持つ物なのですが、それが強くなりすぎてしまい、且つそれを満たすのは自分自身ではなく外の何かだという気持ちが強いと傷ついたと感じることが多くなりやすくなります。
例えば、Aさんという女性が彼氏との関係で、『彼氏が私のことを好きなのか不安』という気持ちを持っていたとします。
特に彼氏は浮気をしているなどではないのですがAさんには不安がいつもあり、満たされている感覚がしません。
Aさんは自分が不安は彼氏のせいであり、『もっと好きだよとか言葉にだして愛情表現するなりなんなり彼氏が私のこの不安を解消してくれるべきだわ』と自分を満たすのは彼の役目だと思っていたとします。
自分の不安を解消するのも、自分が満たされるのも彼氏に全部頼りきっている感じです。依存度が高い感じです。
そうすると彼氏が上手いこと不安を解消してくれたり、満たしてくれない時に被害者感覚がしてしまうんです。
彼氏は私は不安を解消するべきだし満たす役目をはたすべきだ!
そうするべきにもかかわらず、そうしてくれないという論理が働き被害者感覚してしまうんです。
この感覚がする時はしんどいんです。
被害者感覚があると、時には『こんなに傷つけられたんだから私は何を言ってもいいでしょ!』的な論理が働き相手を攻撃してしまうことがあります。
本人にとっては正当性があるような気がしてしまうのですが、この論理がまた新たに自分を傷つける原因になってしまうことがあるんですね。
例えばAさんが自分が不安な気持ちで居続けるのは彼氏のせいだ!と思ったとします。
だから彼氏に文句を言ってもいい!!と思ったとします。
で、彼氏に言っちゃうんです。「こんなに不安な気持ちでいるのはあなたが安心させてくれないせいよ」と。「あなたのせい」ということを彼氏に何回も言っちゃうとどうなるのでしょう?
そうです。
よほど屈強なパートナーか、もしくは何を言われても感じないよほど鈍感なパートナーでない限り相手はその関係を持つことに疲れていっちゃうんです。
時には、それが要因で気持ちが離れていってしまったというお話を聞かせていただくこともあります。
こういう時は依存心を減らしていき自分の足で立っていこうと、考え方をチェンジしていく時なのかもしれません!
自分を満たすのは相手ではなく自分なんだという考えの割合を今より増やすんですね。
依存心を減らしていこうと意欲を持ってみることは勇気がいることであります。
この考え方を持てている時は、それ自体が依存心を減らしていき自分の足で立とうとしている現れだと思います。
依存心を減らしていき自分の足で立っていこうと思えた時は自分自身を褒めてあげてくださいね。
次回は依存の割合を減らすことについてです。
>>>『被害者感覚から脱出(4)~依存の割合を減らしていく~』へつづく