『上手くやらなきゃ!』『上手く話さなくっちゃ!』『ちゃんと頑張らねば!』などなどプレッシャーを自分にかけすぎてしまって、上手くできなかった経験、疲れちゃった経験ってありませんか?
そんなプレッシャーを少しでも解放するのにお役にたてていただければという思いから、今回のテーマはプレッシャーの心理学です。
プレッシャーがかかりすぎると私たちはパフォーマンスがおちてしまうんですね。
そのプレッシャーは自分自身が作り出していることも多いんですね。
自分が作り出すプレッシャーから解放されるために、プレッシャーを作る要因、作らないための考え方などにふれていきます。
プレッシャーがピークに・・・
世界の命運がかかる日がやってきました。
ある一般人が世界の命運がかかった交渉の担当に(なぜか?)突然えらばれました。
心の準備をする時間も与えられないまま30分後には交渉スタートです。
交渉相手の機嫌をそこなうと世界はむちゃくちゃになります。
『うまく話さなくっちゃ、ちゃんとしなくっちゃ、絶対失敗しちゃいけない・・・』
交渉前に呪文のようにぶつぶつとつぶやき自分に言い聞かせています。
つぶやくたびにプレッシャーは、どんどん高まっていきます。
この人は、どんな感じで交渉の場にでていくと思いますか?
顔はひきつって、手はぷるぷる震え、しゃべりもしどろもどろになると思いません?
●うまくできなくてもいいんだよ
皆さんもうまく話すことが求められる時や、ちゃんと(きちんとした)対応を求められ時、ミスをしないでねと求められる時ってあると思うんですね。
そういう時はつい“うまくしなくっちゃ、ちゃんとしなくちゃ、失敗しないように”と意識しがちになるものです。
そう思えば思うほど逆にうまくできなくなってしまうた経験ってありませんか?
心ってプレッシャーが、かかりすぎた時はパフォーマンスっておちちゃうんですね。
実力がだせなくなったり、固まってしまい何もできなかったりします。
心も疲れてしまいますよね。
心の処理をする場所が“うまくしなくっちゃ、ちゃんとしなくちゃ、失敗しないようにという思いに占領されてしまうと、相手の反応を見ながら考えたり、新しくアイデアやユーモアを思いついたりするスペースがなくなっちゃうんですね。
うまく話すことが求められる時や、ちゃんと(きちんとした)対応を求められる時、ミスをしないでねと求められる時はあります。
しかし、この思いに心が占領されている時は、ほかの考えや、インスピレーションがはいる すき間を作ってあげるために、逆に“うまくしなくっちゃ、ちゃんとしなくちゃ、失敗しないように”と思うのをやめていったほうが、うまくいったり、きちんとした対応ができるようになったり、ミスなくことをすすめられたりなれたりします。
“うまくしなくっちゃ、ちゃんとしなくちゃ、失敗しないように”という思いにはうまくできないことや、失敗を、自分が自分を許していない心理が絡んでいます。
この思いを解放していくのに“うまくできなくてもいいんだよ、自分なりにがんばればいいんだよ”と自分に許しを与えて、うまくできないことや、失敗を許していない心理を消していきバランス調整をしていけるといいんですね。
パフォーマンスがあがるわけです。
自分に許しを与えてあげてみてくださいね。
(もちろん、失敗しようよという意味でなくプレッシャーを解放するために(^^))