自立心が強くなると自分へ過度な期待をかける心理にはまってしまうことがあります。
それは大きなストレスと、プレッシャーを作っていきます。
この自分への過度な期待は、心を燃え尽きさせてしまう要因にもなるんですね。
期待を手放して心を解放していきませんか?
●自分への期待
自立心が高まってくると、自分への期待という心理にはまってしまうことがあります。
自分はもっと頑張れるはずだ、もっと耐えられるはずだ、努力できるはずだ、こんなことでめげてちゃいけない一人でも頑張れるはずだ、私はもっとやれるはずだ、などと自分へ過度の期待をかけていくんです。
この期待の心理はめちゃくちゃストレスを作ります。
プレッシャーもめちゃめちゃ作ります。
自分はもっと頑張れるはずだ、もっと耐えられるはずだ、努力できるはずだ、こんなことでめげてちゃいけない一人でも頑張れるはずだ、私はもっとやれるはずだと自分へ過度な期待をかけて頑張り抜いたとしますね。
自分へかけた期待に応えたわけです。
そうするとどうなると思いますか?
この期待の心理は“上方修正”されていくんです!
それは、マラソンにチャレンジして3時間のタイムをだせると、次は3時間を切るタイムで走りたいと目標が上方修正されるように、この期待も上方修正されていきます。
さらにあともうちょっと頑張れるはず、さらにもうちょっと耐えられるはず・・・と期待を高めていきます。
さらにもうちょっと、さらにもっと、もっともっと・・・と、どんどん自分への期待を高めていきます。
そうやって高め続けていくと、心は燃え尽きていくんです。
期待の心理にはまっていると、疲れて心がくたくたになっていても『もっと頑張れるはずだ、もっと頑張らなきゃいけないはずだ』と自分への期待を上方修正しながら、過度の期待をかけ続けていきます。
そうしてしまうと疲れて心がくたくたにいるところに、自分を奮い立たせてむちを打ちながら頑張るようなものですから、さらに心は疲れてボロボロになっていくんですね。
自分へ過度な期待をかけすぎてストレスやプレッシャーでいっぱいになっている時は、期待を手放して、自分なりに頑張ってきたことを認めてあげたり、頑張れない自分を許しいこうと思っていくことがストレスや、プレッシャーからの解放のためのテーマになっていきます。
●カウンセリングで
簡単にではありますが、カウンセリングで期待の心理を手放すことをしていく時の一例を書かせていただこうと思います。
自分へかける過度の期待を手放そうとするヒントとして、セルフワークをするときのイメージにお役立ていただければ幸いです。
カウンセリングでも、心は疲れてクタクタになられているのに、『もっと頑張れるはずだ!もっとやれるはずだ!』と自分を奮い立たせて無理を重ねながら頑張られている方とお会いすることがあります。
「今まで頑張ってこられたんですね」、「無理をいっぱい重ねてこられたんですね」とお話を聞かせていただき、思ったことなどを伝えさせていただくんです。
他人からの承認を得ることで、クライアントさんが自分自身を承認していくきっかけになったりするんですね。
そうやって自分自身を承認していくことで、自分への過度な期待を手放しやすくなっていきます。
面談カウンセリングではセラピーをしていきます。
イメージの中で、心は疲れてクタクタになられているのに『もっと頑張れるはずだ!もっとやれるはずだ!』と自分を奮い立たせて無理している自分をイメージしてもらいます。
イメージの中の自分にさわったり、話しかけてもらったりをしていきます。
その中でイメージの中の自分自身に「十分頑張っているよ」と自分を認めてあげる言葉をかけてもらったり、「そんなに無理しなくていいんだよ」と自分への許しを与えていく言葉かけてみてもらったりしていくんです。
そのようなイメージを使いながら、自分への承認、許しをしていき期待を手放すプロセスを進行していきます。
一例ではありますがヒントになれれば幸いです。
自分にかける過度の期待を手放して心を楽にしていけるといいですね。
(完)