競争に勝つことに人生の価値観の重みを置いてきた人が、愛やつながりに人生の価値観を置くことに抵抗感がでてくることへの心理を探っていくと、実はその深層心理には親密感への恐れが隠れていることが多いです。
その生き方を変えるときに、人とのつながりで傷つくことが怖いという親密感への恐れというものがあり、その深層心理が抵抗感となりでてきます。
競争を手放して、愛とつながりを大切にする生き方にシフトチェンジするのはとても怖く、そして勇気がいることなのです。
本当に怖い、親密感への恐れ
競争に勝つことに人生の価値観の重みを置いてきた人にとって、勝つことに重みを置く人生を手放して、愛やつながりを人生の価値観として大切にすることにシフトしていくのは抵抗感を感じることが少なくありません。
「愛やつながりで飯が食えるか」
「愛やつながりだけではこの厳しい社会生き残れん」
そんな感じです(笑)
“戦いの勝者になる=生き残れる” というのは言えるのかもしれません。
しかし、競争に勝つことに人生の重みを置いてきて、燃え尽き、疲れ果て、幸せを感じていなかったとしたら、“戦いの勝者になる=幸せに生きる”とは言えないのでしょう。
違う価値観にシフトをすることを試してみる価値はありそうです。
競争に勝つことに人生の重みを置いてきた人は、自分のやり方というものを持っていて、それを変えることに抵抗感があります。
今のやり方では限界だなと感じていても、やり方を変えるのは抵抗感を覚えてしまうようです。
それは、まるで自分のやり方が敗北した感じがしてしまうので抵抗感となるようです。
競争という勝ちー負けの世界感に住んでいるので、自分のやり方を変えていくというのは負けてしまうような感じがして抵抗感を覚えてしまいます。
もちろん本当は敗北をするのではなく、今の自分にあうやり方にバージョンアップするということなんですね。
昔は競争に勝つということに価値観を置くことが必要なこともあったし、そのおかげで手に入れてきたものもあったのですが、今はそのやり方では上手くいかなかくなってきたし、幸せを感じられないと気づいたので新しいやり方を取り入れて、より今にあった柔軟で幅広い考えを持てる自分にバージョンアップをするということなんですよね。
バージョンアップなんです!
自分のやり方を手放すのは勇気がいります。
違うやり方を取り入れていくのも勇気がいります。
しかし競争に勝つことに人生の価値観の重みを置き燃え尽きたので、愛とつながりという価値観に重みを置いてたところ人生がうまくいったという人は多いんです。
勇気を持って試してみる価値はあると思うのです。
競争に勝つことに人生の価値観の重みを置いてきた人が、愛やつながりに人生の価値観を置くことに抵抗感がでてくることへの心理を探っていくと、実はその深層心理には親密感への恐れが隠れていることが多いです。
戦いの勝者となることを大切にし、自分のほうが正しいと思い、相手を下にみる生き方をしている時は、人とのつながりを重視していない分だけ、人とのつながりで傷つくことを恐れずにすみます。
その生き方を変えるときに、人とのつながりで傷つくことが怖いという親密感への恐れというものがあり、その深層心理が抵抗感となり「愛やつながりで飯が食えるか」「愛やつながりだけではこの厳しい社会生き残れん」というような意識となるようです。
今までのやり方を手放して、愛とつながりという価値観を大切にするというのは、この恐れに立ち向かうというすごい勇気がいることなわけですね。
>>>『幸せを作るスキル 競争を手放す編(4)~戦う世界からの脱出~』につづく