感情とつきあう(3)~感情を感じる力~

ちょっとしたことで楽しい、嬉しい、幸せを感じれたとしたら、私たちは幸せを感じる瞬間が増えると思いませんか?

それには感情を感じる力が関係しています。
この感情を感じる力を強くできると、ちょとしたことで楽しい、嬉しい、幸せを感じることができるんです!!!

●感情を感じる力

子どもは、ちょっとしたことで喜んだり、泣いたりします。
町の公園に行くと、ちびっこが満面の笑みで遊んだり大声で泣いている光景をみることができるでしょう。幼い子どもは感情が豊かな子が多いです。

例えば「はい、ポテトチップス買ってきてあげたよ」とお菓子を渡すと「やったー」とピョンピョン飛び跳ねて喜んだりします。ほんのとちょとしたことでおおはしゃぎです。

子どもはちょっとした刺激で大喜びをすることができます。
しかし私たちは大人はポテトチップスごときではなかなか飛び跳ねて喜べませんよね。

私たち大人はもっと大きな刺激がいります。
私たち大人がピョンピョン飛び跳ねて喜べることってどんなことでしょう?

例えば、宝くじで3億円あたるとか、100カラットの宝石をプレゼントされる、町内の福引きで海外旅行にあたるなどなどのとても大きい出来事があったときなのかもしれません。

人によっては海外旅行ぐらいでは飛び跳ねて喜べないかもしれませんね。

飛び跳ねて喜ぶレベルではなくとも、子どもたちは楽しい、嬉しい、幸せというモードになるのに近くの公園にいくとか、パパやママと手を繋ぐとかちょっとしたことでなれます。

私たち大人が子ども達のように、ちかくのカフェでお茶をするとか、パートナーと手を繋ぐとか、ちょとした刺激で楽しい、嬉しい、幸せなモードになるとしたら私たちが幸せになれる瞬間が増えるのではないでしょうか?

カウンセリングでは閉じ込めていった感情の蓋を空けていき、感情にアクセスしていくことで子どものように感情を豊かに感じる力をとりもどしていく例が多いんです。
心に蓋をして制限をかけていた感情を感じる力を、蓋をとって解除をしていくんですね。

「こんな感情を閉じ込めながら頑張ってたんだな」と蓋の下にある感情に目を向けていき感情にアクセスしてあげるんですね。そして見つけた感情を感じていって解放してあげるんです。

解放をしていくプロセスには過去のさみしさを解放していったり、悲しみを解放していったりと痛みを伴うプロセスの場合もあります。ですから感情にアクセスをしていき解放していくことは勇気がいるときもいりますが感情を解放できると心がすっきりしていきます。

そうやって感情にアクセスしていくと感情を感じる力が強まっていくんですね。

また普段から自分の心に目を向けて『今はどんな気持ちを感じてるのだろう?』と感情にアクセスすることも感情を感じる力を強めるトレーニングになります。

感情を感じる力を強くなり、ちょっとした刺激で楽しい、嬉しい、幸せを感じれると、私たちは幸せになれる瞬間が増えるのではないでしょうか?

次回は、感情の解放についてもう少し紹介させていただこうと思います。

>>>『感情とつきあう(4)~ガス抜きをしよう~』につづく

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。