あなたは自分のことを肯定していますか?
律しすぎたり、自分を否定していませんか?
自分に厳しくすぎてはいませんか?
自分を肯定するというのは実はとても大切なことなんです。
自分は自分でいいと思える感覚。この世の中にいて良いし、愛されるべき存在なんだという感覚。心の安心感、安定感、人との関係を築く力、などなども自己肯定感が関わってるんですね。
逆に自己肯定感が低いことで起こってくる問題というものがあります。対人関係などに余分なストレスが加わってしまうこともあります。
そんな自分を肯定することの意味をこの講座を通して改めて考えてみませんか?
あなたは自分のことを肯定していますか?
あなたは自分のことを肯定していますか?
唐突にこんな質問があったらなんと言われるでしょうか?
「もちろん」と思われる方もいらっしゃるでしょうし、「・・・」と言葉に詰まる方もいらっしゃると思います。
「もちろん」という言葉が出てくるとしたら、これはもうすばらしい!の一言だと思います。とてもいいことですよね。
自分のことを肯定をするという言い方には、いろんな見方が含まれてくると思います。
自尊心を感じられているということも含みますし、自分の価値を認めているという見方もはいってくるでしょうし、自分はこれでいいんだと自分のことを受け入れていられている見方もはいってくるかと思います。
これらを全部ひっくるめて自分のことを肯定できている感覚を自己肯定感と言います。
もう十何年前の話です。
私がカウンセリングのスクール(神戸メンタルサービス)で、心理学の勉強をしはじめて間もないころ、同じく心理学の勉強をしていた先輩から「自分のいいところを認めてあげたり、できているところを承認してあげるって大切だよ」と教えてもらったことがあったんです。
その当時の私はカウンセリングスクールで心理学や、カウンセリング、セラピーなどを学んでいましたが、カウンセリングというものに少し興味はあるもののまだカウンセラーになるなどとは考えていませんでした。
カウンセリングのスキルが、コミュニケーションの役にたてばいいなと思っていたくらいだったと思います。
それよりも心理学を通して自分を理解することや、癒やしを通して自分の問題を解決したり、成長することに興味がありました。
ですんでこの先輩との会話はカウンセリングの考え方を教えてもらっている会話ではなく、私自身へのアドバイスだったんですね。
その先輩の言葉を聞いた 当時の私の反応は「はぁ・・・」くらいだったように思います。
自分を肯定することの大切さを理解していなかったと思うんですね。
いや、全く理解をしておりませんでした。(^^;)
自分を肯定するよりも、自分の弱さや至らなさを罰して「もっとしっかりしなくては」「強くならなくては」とすることに意味を見いだしてしていたし、そうすることが自分の成長につながると思っていました。
しかし、のちのち自分を肯定することに意味があること、そして大切なことだと知って行くのでありました。また自己否定や、自分を罰することが問題を作ることも知っていくのでありました。
カウンセリングをしていると前述のような当時の私の考えと同じようなお話を聞かせてもらったり、自分を肯定すると自分に甘くなってダメになってしまうと思うというお話を多々聞かせてもらうんですね。
『そう思ってしまいますよね。言われてることわかります』と実体験を振り返りつつその度に思うのであります。
当時の私なんかは足元にも及ばないほど、自分に厳しすぎる人とも出会います。
●自己肯定感の大切さ
自分を肯定することで得られるものは多々あります。
その一つは自信という感覚育つことがあるかと思います。
自分を肯定すると自信が養われていきます。
自信があると何かにチャレンジするときに不安に陥りにくかったりポジティブな気持ちや考えで物事にチャレンジできたりしやすいですよね。
自信は自分を信じるという字を書きますが、ものごとがうまくいくことや、なんとかなることを信じられるんですね。
心の安定や、余分なストレスを感じないことにも自信は役に立ちます。
例えば人に何かを説明する時なんかに自信がないときは「大丈夫かな?うまく説明できているかな?」と不安にとらわれてしまうことがありますが、自信があると説明することに専念できたりしますね。また自信をもって話している姿が相手に納得感を与えたりもしますよね。
また、自分は自分でいいと思える感覚。この世の中にいて良いし愛されるべき存在なんだという感覚。心の安心感。安定感。人との関係を築く力。などなども自己肯定感とかかわってきます。
このように自分を肯定することは、とても大切なことなんですね。
(先輩、教えてくれてありがとう。いまさらだけど(笑)(^^;))
>>>『自己肯定の心理学(2)~自己肯定感の低さが引き起こす問題~』へ続く