最近恋をしていますか?誰かを好きになっていますか?その恋は上手くいっていますか?
「う~ん、その気はあるんだけど・・・」
「好きになる人があらわれなくて」
「なんだが上手くいかなくて」
それには恋のブレーキとなる心理が影響しているのかもしれません。
好きになる人があらわれない時、恋が上手くいかない時、「理想が高いのかな?」「自分の考え方や、性格に問題があるのかな?」「私に魅力がないからかしら?」というように思ってしまうことがあります。でも、それにちょっとまったをかけたいのです。
あなたの考え方、性格、魅力が問題ではないのかもしれませんよ。
●恋が上手くいかないのは私のせい?
最近恋愛をしてない、出会いはあるがうまくいかないというご相談をいただくことがあります。
そして、ご相談をしてくださる方が「理想が高いの?」「私の性格に問題があるの?」「私によくないところがあるのかしら?」「私に魅力がないから?」だから出会いがなかったり、うまくいかないのかしら?とお話しくださることが少なくありません。
ご相談をしてくださっているご本人は、その要因を自分の考え方や、性格、魅力に問題があるとみてしまっているんですね。
もちろん、性格の好み、外見の好み、価値観の好みというのは恋愛をする上で大切なポイントですから、性格や外見が好みじゃなかったから好きになれなかった、好かれなかったとか、価値観の不一致でうまくいかなかったなどはありますね。
ですが、それだけじゃないこともあるんです。
長い間恋をしていないとか、出会いがあるがうまくいかないというカウンセリングをするとその要因が心の痛みにあることがあるんです。
昔の恋の痛みが心に残っていて、それが要因となって今の恋に影響を及ぼしていることがあるんですね。
例えば、歩きながら携帯でメールを打っていて電柱にぶつかったとか、雨の日に階段を歩いていて滑って階段から落ちてしまったなどの物理的に痛い経験があると、『これから気をつけよう』と思いますよね。
心も一緒で精神的に痛い経験があると『これから気をつけよう』という防衛が働くんですね。
それが本人にとって軽い痛みではなかった時に『これから気をつけよう』程度ではなく『もう傷つきたくない』『もう痛い思いは嫌だ』という強い防衛となります。
これは次は痛い思いしないように痛みを回避するために役に立つんですが、強い防衛は恋をしなくなったり、恋がうまくいかないという要因になることがあるんです。
例えば、海で泳いでいる最中に足がつっておぼれかけた経験があると海にはいるのが怖くなることがあります。また車で事故を起こした経験があると車にのったときに慎重になってしまうことがあります。この感覚は何となくわかりますかね?
心も一緒なんですね。
恋で傷つき痛い思いをすると、恋に慎重になる、恋に臆病(おくびょう)になる、恋にのめり込むこみそうになるのが怖くなる、恋をすることが怖くなり好きになる気持ちにブレーキをかけてしまう、好きになることに慎重になってしまう、ときめかなくなってしまう、相手を疑ってしまう、恋を楽しめなくなるなどになってしまうことがあるんですね。
心がもう傷つきたくないし、もう痛い思いはしないようにブレーキをかけるんですね。
昔の恋の傷が心のに残っていて、それが影響を及ぼしているということがあるんです。
第2回はもうちょっと具体的な例をあげて話しすすめていきたいと思います。
>>>『恋のブレーキ(2)~素直に受け取れないわけ~』へ続く