嫌いな人、苦手なひと、というのはやっかいですよね。
できれば付き合いたくありませんが、同じ職場にいたり、ご近所さんだったりすると、そうもいかないものです。
そして、態度に表したり、無視をすると必ず反撃をくらいます。
しかし、カウンセリングをしていると不思議なことに突き当たります。
心理学的に見ると、あなたが「いやだな~」と思う人は実はあなたにとって必要なものを持っているひとでもあるのです。
そして、あなたが欲しいと思いながらも諦めていたものを手に入れる鍵を握っているひとなのです!!
◎リクエストを頂きました◎
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自分の気に食わない人が、どうして・・・この世の中にいるのでしょうか?
私は、言葉遣いが嫌だなって話しをしていて思う人がいます。
嫌な人を茄子がいるとか、人形がいるとかとい考えて、人間で嫌な人を意識しないで話しをすればいいんだよと聞いたことがありますが、なかなかできません。
どうやったら笑って毎日を楽しく過ごすことができるのでしょうか?
合わない人と話さないでいると「俺が話しをかけているのに無視をしている」とインターネットの男性に前に言われたことがあります。
それから無視をしちゃいけないと思うようになりました。
そのためか、自分が嫌な人と、気にしないで話しができるようになれないことに納得がいかない状態です。
ちょっとでも、話しが出来たらいいなって思っています。
(一部、頂いた内容を編集させていただきました)
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嫌いな人、苦手なひと、というのはやっかいですよね。
できれば付き合いたくありませんが、同じ職場にいたり、ご近所さんだったりすると、そうもいかないものです。
そして、態度に表したり、無視をするとリクエストにあるように必ず反撃をくらいます。
しかし、心理学的に見ると、あなたが「いやだな~」と思う人は実はあなたが欲しいと思いながらも諦めていたものを手に入れる鍵を握っているひとなのです!!
●嫌いな人は、あなたが禁止していることをしている
例えば、ダイエット中でケーキを「禁止」していたとしましょう。
すると、目の前で能天気にケーキを食べているひとを見ると、なんとなくムッとしたりイライラしたりしますよね。
禁止していなければ、イライラすることはありません。
食べても食べなくてもどちらでもいいという選択肢があるからなのです。
●なぜ、禁止しているの?
禁止するのは、当然、そのことが悪いこと、よくないものだと思っているからですよね。
ケーキを食べることは、太ってしまい、そんな自分は見苦しい、モテない、と思ってしまうように悪いイメージがくっついているんですね。
そして、もうひとつ禁止する理由があります。
ケーキが嫌いで食べたいとも思わないならば禁止する必要はありませんよね。
つまり、禁止してしまう背景には、そのことをしたいと思ったり、やってしまうのではないかというニーズ(欲求)や恐れが隠れているのです。
本当は欲しいけどよくない(と思っている)もの、やっちゃうかもしれないけど悪い(と思っている)ことを禁止するのです。
●禁止が教えてくれていること
多くカウンセリングをしていると不思議なことにつきあたります。
多くのひとが、「禁止しているもの」こそがそのひとにとって必要なことが多いんです。
例えば、お金を憎んでいる人に、お金持ちはあまりいないんですよね。
すごく生活に困っていて、何はさておいてもとりあえずお金が必要だよねと思うひとほど、お金を持つことを嫌って、自分に禁止していたりします。
(無意識のこともあります。必要なのに、手に入れるとすぐに使ってしまったり、それほど価値のないものに大枚をはたいたりするなどです)
先ほどの例でも、なぜケーキを食べてしまうのかということに着目してみると、ストレスの解消なのかもしれません。
だとしたら、ストレスを取り除くことが必要ですよね。
無価値感(自分には価値がないと思うこと)の埋め合わせなら、自己価値が必要なのかもしれません。
太っていることがモテない自分への言い訳にしていることもあります。
だとしたら、本当は自信やパートナーシップが必要なのかもしれません。
禁止しているものの中にこそ、本当に自分にとって必要なものが隠れていることが多いのです。
●シャドウが示してくれること
その観念を破ってくれるのがあなたの嫌いなひとです。
心理学ではシャドウと呼んでいます。
彼らは、自分が禁止しているものを手にいれながら、さらなるあなたの観念を打ち破ってくれるひとたちなんですね。
「お金があったら不幸になる」と思っていたら、お金持ちながら真実のパートナーシップを築いてしあわせになっているひとを見ると「ウソくさい」「信頼できない」という気持ちになると思いませんか。
でも、ちょっと待ってください。
本当はこれが本当に求めていたことだったりしませんか?
お金持ちになって、しあわせになれたとしたら、とってもハッピーですよね。
「太っていたら恋愛はできない」と甘いものを禁止してダイエットしている横で、汗を拭きながらステキなパートナーとデートしているひとを見たら、「見苦しいわ、パートナーがいてもあんなヤツにだけはなりたくない」と思ってしまうかもしれません。
でも、よくよく考えたら、太っていても愛されるということを証明してくれている、つまり不完全な自分でも愛してくれるパートナーを持っている見本なんですよね。
●あんなヤツにだけは・・・
私たちは、あんなヤツにだけはなりたくない、そう思ってそれ以外のさまざまな方法を試してきました。
でも、もし鼻につく相手がいるのだとしたら、そろそろこの課題にチャレンジするときなのかもしれません。
この成長のあかつきには、配当として、「今まで欲しかったけれど手に入れることのできなかったもの」が手に入るのです。
あなたが抵抗しているのは、本当のところ、嫌っている相手ではないんです。
しあわせを手に入れて輝いている自分になることに抵抗しているのです。
あなたが嫌いなひとは、そのことを自分に許可しているひとでもあります。
ですから、意外にもあなたがしあわせになる味方になってくれたりすることが多いのです。
そして、あなたがしあわせになるチャンスを教えてくれるひとでもあるのです。