理解しがたい人や、癖のある人とやっていくのって、すごくストレスになりますよね。
それが家族やパートナー、職場の人なら、なおさら・・。
「どうにもならないなぁ」と諦めてしまう前に、あなたの中に【共感する力】や【人と繋がる力】があることを体感してほしいと思います。
どんなに困難に見えるようでも、あなたがもし、一歩踏み出せば、世界が変わるかもしれないのです。
今回は、慢性的な問題を抱えている方や、絶望的な人間関係にお悩みの方にこそ、是非チャレンジしていただきたいエクササイズです。
完璧主義の人、感情をあまり感じられなくなっている人、人間関係が面倒くさくなっている人、仕事ばかりして役割にハマっているなぁ・・という方や、
女性性・共感力・感応力を高めたい方にお勧めします。
◎リクエストを頂きました◎
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不満の多い人とはどう付き合えば良いのでしょうか
彼女はいつも、自分にちょうどいいものが見つからないと不満を抱いているようです。
子どもの幼稚園(園舎が狭い、月謝が高い)、自分の洋服(サイズがない、値段が高い)、住んでいる家(狭いが、引っ越すにも家賃と広さが見合うものがない)など、小さな不満がいつもいつも尽きないようで、彼女の話に付き合っていると、絶望的な世界に住んでいるような、八方ふさがりになるような、重たい気持ちになってしまいます。
こちらが「例えばこうすればどう?」などと言っても、それは好きではないとか、できないとか、私が彼女の状況を本当には分かっていないとか、怒り出して喧嘩になることもしばしばです。話が堂々巡りになってしまうのが時に苦しいです。
皆で幸せな気持ちになるにはどうしたらよいでしょうか。
友人にもそういう「理詰めの堂々巡り」の人がわりと多いので、何か良い付き合い方、気持の持ち方を教えていただければ嬉しいです。
(一部編集させていただいています)
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リクエストをありがとうございます。
文句や愚痴が多い人が周りに多くてお困りなのですね。
無視をすることもできるのに、こちらへリクエストを下さったのは、
ご依頼者のハートの奥底に、きっと「彼らをなんとか助けてあげたい!」という強いお気持ちがあるからなのだと感じ入りました。
“すべての問題は、つながりの不足から生じる”
という心理学の格言があります。
今回は、自分自身と、そして相手と繋がってゆくプロセスを順序立ててご説明します。
どうかくじけないで、何度も何度もチャレンジしてみてくださいね!
●はじめに
まずはじめに確認してみてくださいね。
あなたは、人の愚痴や文句を聞いていて、【嫌な気分】になっている自分を許していますか?
「いやだなー聞きたくないなー」「はぁ・・逃げたい・・」というような感じの気持ちを。
まず、この気持ちを感じられるかどうかご自身でチェックしてください。
この自然に出てくるであろう【嫌な気分】をすっ飛ばして、「先へ進もう、解決しよう!」とはしないようにしてくださいね。
それをすると、あなたが“ただ上から目線で相手を裁くだけ、判断するだけの人”のように見られてしまうからです。
あなたにそんなつもりが全くなくても、愚痴を言った側の人からすれば、あなたに距離を感じてしまいます。
●相手と繋がるための3つのSTEP
STEP1.“感情の共鳴作用”を知る
愚痴を聞いていると「いやだなーもう聞きたくないなぁ」という気持ちになってきます。
イヤな気分が“共鳴”するのですね。
まずはこのネガティブな感情を利用して、相手と繋がります。
自分は“共鳴”しているのだなぁと、知っていてください。
愚痴を言っている人の文句の対象と、あなたがうんざりしている対象は、まったく異なりますが、
ここで大事なことは、なんらかの感情を突破口にしてあなたが相手に【リアルに共感できる】かどうか?という一点なのです。
STEP2.自分の感情を受容し、味わってみる
次は、難しいけれども、重要なポイントです。
うんざりしているその感情を、ただ感じたままで、いてみましょう。
このネガティブで、嫌な感じの感情を、ただ味わっていてください。
感情を感じることに慣れていない場合は、抵抗が邪魔して集中できませんので、一日以上かかるかもしれません。
感情を抵抗なく感じられる方であれば、数分間でOKでしょう。
ハートが開きかけてくると、「グチグチ言うあなたに文句を言いたいのはこっちなんだけど!」といった怒りの感情がでてくるかもしれませんが、感情にまかせて相手に喧嘩をふっかけてはいけません。
ここが一番の急所です!
どうか忍耐してくださいね。
STEP3.意識変革とリーダーシップ
そして、この状態のままで、次の質問に答えてください。
≪今、私が感じているこのイヤな感情を、私以上にいつも感じている人は誰だろう?≫
・・答えは、その愚痴と不満だらけの「彼女」ですね?
「こんなに嫌な不快な感情を、この人はいつもいつも味わっているのだな・・」
「そんなふうに生きるのは、とっても苦しいだろうな・・」
彼女の“痛み”をあなたのハートでかつてないほどに感じることができるでしょうか・・?
この“痛み”すらも当たり前の感覚になってしまうほど、彼女は麻痺しているのです。
相手の分まで、こちらが感じてあげられることが、女性性のリーダーシップなのです。
だんだん、この“痛み”が、相手のものなのか、自分のものなのか、区別がつかなくなっていくでしょう。
その境目が溶けて消えてしまった時、あなたの中に“愛”の意識が入ってきます。
そのとき、あなたは心が震えるような感じがするかもしれません。
その感情を持ったまま、相手に近づいてみてください。
あなたからハートを与えることで、あなたと彼女を取り巻いていた雰囲気は一変し、二人が共に親密さや人の心の温かさを感じられるようになります。
リアルであること。本物であること。
これにまさる愛のパワーはありませんものね。
慢性的な問題、絶望的な状況のなかにあってこそ、あなたの【リアルさ】が必要とされているのです。
●ハートの故郷へ
あなたが、いたわりの気持ちや、優しさや、甘い気持ちで満たされながら、誰かに向かって全面的にハートを開いている瞬間、
あなたに抵抗できる人は誰もいません。
あなたを妨害するものは何もありません。
あなたがそれほどまでに輝いているからです。
ご一緒に、“幸せの道”“ハートの道”へと歩いていきませんか?
一歩一歩、少しずつ。