自分を嫌悪する気持ちは、あなたがそれに気づいていようといまいと、あなたからあらゆるよい機会を奪い、知らず知らずのうちに大切な人生を破壊していきます。
破壊的なふるまいをする原因の一つに、“自分なんかが愛されるわけがない”という【自己概念】があります。
それは子供のころに傷ついてしまったり、誤解をしてしまったりして、意識の深部に根付いてからひそかにずっと持ち続けている“思い込み”です。
“自分は愛されない”というような【自己概念】があると、いろんな人とお付き合いをしてみても、心理学の本をたくさん読んでも、自分は存分に愛されるにふさわしい存在であるとは感じられないのです。
今回はリクエストにお答えして自己嫌悪のお話と、私たちの≪夢の成就≫の妨げになっている【自己概念】というものについて深く掘り下げていきます。
私たちのだれもが翻弄されている自己嫌悪に端を発する自己破壊的な人生のシナリオを書き変えるきっかけになればと思います。
◎リクエストを頂きました◎
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好きな人によく見られたくて、話し過ぎてしまいます。
もともとは聞き役が多い方で、自分の話をペラペラすることはなく、好きなことは一人でじっくり極めるタイプでした。
また、他人と自分を比較することはあまりせず、もっと、毎日心が静かだったように思います。
今は独身の30歳過ぎの女性として、落ち込むことや余裕を持てない日が多く、そんな中で好きな人と一緒に時間を過ごすと、自分のことを知ってもらいたい、よく思ってもらいたいという焦りから、ついつい自分の話に終始し、後で自己嫌悪に陥ります。
今は、面白いと思って聞いてくれていますが、そのうち自分のことしか話さないつまらない女だと思われそうで怖いです。
どうして話しすぎてしまうのでしょうか。。
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「ついつい話しすぎて自分がイヤになっちゃう・・」
「独身で30歳過ぎの私なんて・・」
恥ずかしくて、自分を隠してしまいたいような感じですね。
でも、そんなあなたを可愛らしいなぁと思う男性はたくさんいます。
自己嫌悪を素直に感じられる女性って、実はとっても可愛らしいのです。
あなたには愛される要素がたくさんあるということです。
自己嫌悪の強い人は、セクシャルな意味でも魅力的な人が多いのです。
“美しくある”ということに関して、敏感になるからでしょう。
そしてこれはとっても大事なことですが・・
≪あなたが愛せない自分の部分は、パートナーになる人が愛してくれる部分である≫ということ。
一人で抱え込まないで、まずは、あなたがこの悩みをそのまま相手の彼に分かち合ってみてください。
あなたの真実を見て、悪い気分になる人はいないと思いますよ。
●どうして話し続けてしまうの? ~深層心理~
しゃべりすぎることで、本当に感じている感情を隠しているのです。
彼に見られていることの恥ずかしさ
また失恋することへの怖れ
常に心の隅にある自己嫌悪
これらに向き合わなくて済むからです。
それに大事なことですが、
怖れに支配されている間は、目の前の人の本当の気持ちには気づけません。
もし、相手の人があなたを魅力的だなぁ・・と思って見とれていたとしても、
そのことを知ることはできないのです。
自分を取り繕う行為に必死になっている間に、
相手の人は気づいてもらえなくて寂しいと感じていたり、拒絶されたように感じてしまうかもしれません。
“しゃべりすぎたから自己嫌悪に陥る”と感じるものですが、
実はもともと“自己嫌悪”があるせいで、つい話しすぎてしまうのです。
“自己嫌悪”という思いが、あなたに不本意な行動をさせてしまっているのです。
逆に自分のことが大好きなら、余裕を持ってお相手との雰囲気を味わいつつコミュニケーションを楽しむことができるでしょう。
そしてこれは男女関係に限ったことではないのですが、
自分を嫌悪する気持ちがなければ、あらゆる良きことを受け取るので人生が簡単に進んでいくでしょう。
●自己概念があなたの可能性を殺してしまう
自分を嫌悪する気持ちは、あなたがそれに気づいていようといまいと、あなたからあらゆるよい機会を奪い、
知らず知らずのうちに大切な人生を破壊していきます。
破壊的なふるまいをする原因の一つに、
“自分なんかが愛されるわけがない”という【自己概念】があります。
それは子供のころに傷ついてしまったり、誤解をしてしまったりして、意識の深部に根付いてからひそかにずっと持ち続けている“思い込み”です。
この、意識に深く刻みつけてしまった“思い込み”【自己概念】の影響力は強く、99パーセント具現化します。
つまり、
“自分は愛されない”というような“思い込み”【自己概念】があると、
いろんな人とお付き合いをしてみても、心理学の本をたくさん読んでも、つまりどれだけ努力して頑張ってみても、
≪自分は存分に愛されるにふさわしい存在である≫とは感じられないのです。
もしその思い込みから目覚めることが出来なければ、人生はその通りになるということです。
≪大好きな人から存分に愛される≫という幸せは、奇跡でも起きない限り無理なのだと、あなたが自分で信じてしまっているのです。
また、思い込み通りになった“現実”の上に今現在の自分があるので、その【自己概念】は何層にも重なり強化されています。
あなたが本当に気づきをもって目覚めるまでは、
この人生は、あなたのその【自己概念】がただただ繰り返し“証明”されるためのものにすぎません。
●あなたが目覚めるために
目覚めるために必要なことは
あなたの“思い込み”以上に大切にしたい存在を見つけること。
あなたの中の≪真実≫に誠実であること。
あなたが心から愛せる人や、大切にしたいと思える夢(ヴィジョン)の方向へ意識を向け続けるということです。
実に多くの人が【自己概念】に縛られたまま、なにかを諦めたまま年月を過ごし
夢を生きることを忘れて、やがては寿命を迎えるのです。
私たちは一人では本当に無力な存在であり、真実ではない“思い込み”など一瞬にして創ってしまいます。
だからどうか、あなたが大切にしたい存在に向かって歩いてゆくことをあきらめないでください。
あなたがそこへ向かってゆく道中に、あなたに必要な≪目覚め≫が必ずあります。
そしてあなたの歩きだす一歩は、多くの人と見えない“深部”で繋がっています。
世界を動かすのに特に派手なことをする必要はありません。
ただ、あなたの目の前にいる人に向かっていってください。
そして、勇気を振り絞って、あなたの真実を分かち合ってください。
その積み重ねが、あなたの人生に奇跡を起こすのです。
その時あなたは、自分自身と世界の美しさを本当に知るのです。