「○○しなければ」と強く思いプレッシャーを感じた経験はありませんか?
このようなプレシャーが強くなると心が緊張してしまいます。
自分を責める傾向や、ミスを許さない心理が強い人は、このようなプレッシャーが強くなやすいようです。プレッシャーから自分を解放するキーワードは「許し」です。自分を許すことでプレッシャーを作らないようにしませんか?
●自分を許す
人前で発表やプレゼンなんかをする時に緊張することはありませんか?
こういう時に「失敗しないようにしなければ」「上手く言わなければ」と強く思いすぎると、ますます緊張してしまうものですね。
絶対失敗してはいけないと思えば思うほど、心にプレシャーがかかるので緊張が高まるんですね。
例えば、普段毎日持っているお茶碗を持つときに手が震えるということはないですよね。
しかし、「それ国宝級のお茶碗だから絶対に落とさないでね。3000億円のお茶碗だから」と渡されたお茶碗を持つときは手が震えるかもしれません。
絶対に落としてはいけないと思うからです。落とすことを許せない状況が生まれるからですね。
自分に失敗を許していない人はこのプレッシャーが強くなるようんです。
「人間だから失敗することもあるようね。上手くできないこともあるよね」と失敗を許してあげれるとこのプレシャーから解放されていきます。
●あなたの中の裁判官
物事が上手くいかなかった時、思ったようにできなかった時に一人反省会や一人裁判を開いてしまうことはありませんか?
自分を裁く裁判官はもちろん心の中の裁判官(自分)です。
その裁判官の厳しさは人それぞれです。
その時の事情などを考えて情状酌量をしてくれる裁判官もいれば、
毎回、情状酌量の余地無しと、ばっさりと切り捨てる厳しい裁判官を持っている人もいます。
その心の中の裁判官(自分)があなたがミスをしたときに、あなたに言うんです。
「今日の朝礼で上手く発表できませんでしたね。あなたに刑を言い渡します。
私いけてないわと落ち込む刑10日です」と。
そうやってあなたは「私いけてないわ」と自分を責めることになるわけです。
こういう自分を責めるというのはミスを許さない心理ですよね?
自分を責めると、ミスや失敗を許さないようになり緊張を生みやすくなります。
上手くできなかったことは訂正や、今後の課題を見つけることがいるものであって、自分を責めなくてもいいんですね。
完璧な人間はいませんし、最初から上手くできる人もいません。
ですんで、なるだけ自分を許してあげてほしいんです。
「上手くできない自分も許そう。完璧にできなくてもベストを尽くすことが大事」と、もし失敗してもそんな自分を許してあげれるとプレッシャーから開放されるので緊張が和らぎます。すると結果的に失敗することが減っていきますから。
「上手くできないことがあっても許してあげよう」と自分を許すことは自立をしている人にとっては抵抗感がでることがあります。自分を許すということはとても難しく感じる人もいるでしょう。その抵抗感を超えて自分を許せるようになった時はまた一つ成長した自分を感じられることでしょう。自分をプレッシャーから解放する為に自分を許してあげてみませんか?
(完了)