情熱の女(男)というと、バイタリティがあって、元気で、明るくて、前向きで・・・そんなイメージはありませんか?
もちろん、そんな彼らも情熱の女(男)なのですが、実は、そういう要素が隠れてしまった“裏の”情熱の女(男)もたくさんいらっしゃるようなのです。
感情に振り回されやすかったり、自分の気持ちをうまく表現できなかったり、何か感情との付き合い方がうまくできないな・・・そんな思いを抱く方には、昔々、ある事情で情熱を封印してしまった方なんです。
特にお母さんなどの身近な方との関係が影響しているのですが、情熱的に自分の情熱を抑圧した結果、そんな風になってしまうのです。
今回の4回シリーズでは、そんな抑圧してしまう影にあるお母さんとの関係や、その愛の力、そして、どうしたら自分らしい、ありのままの人生を生きられるか?について、幅広く考えて行きたいと思います。お楽しみに!
●表と裏の「情熱の女(男)」
ちょっと自分に当てはまるかどうか考えてみてくださいね。
1.失恋をすると人生が終わったかのような絶望に打ちひしがれてしまう。
2.自己嫌悪が強くて、いつも自分のことをひどく攻撃してしまう。
3.自分の感情に振り回されてコントロールできなくなるときがある。
4.人間関係で悩むことが多く、人と衝突することも多い。
5.自分が言いたいことや思っていることをうまく表現できずにもどかしい。
6.自分が何がしたいのか分からなくて無気力になってしまうことがある。
7.自分の本音(気持ち)が分からなくなることが少なくない。
8.いつも自分に自信が持てず、将来に不安を感じている。
9.感情を表現することが苦手で、人に冷たい態度を取ってしまうことが多い。
10.「本当の自分はこんなんじゃないのに」と感じることが多い。
心理テストみたいですが・・・、いや、まあ、心理テストと言えないこともないのですが、でも、「いくつ以上だと○○」みたいなものではありません。
「裏・情熱の女度チェック」とも言いましょうか。
当てはまる要素が一つでもあれば、「あなたは本当は情熱の女(男)では?」となってしまうんです。
ここで賢明な読者の皆さんはこう思うわけです。
「こんなの必ず一つくらいは当てはまるでしょ?」
そうなんです!はい。おそらく、この記事を読んでくださる方のほとんどが「思い当たることがある」と思うんです。
実は私は、「誰しもが少なからず心に情熱を持っていて、それはたいてい、その本人が思う以上に熱いものである」という思いを持っています。
それはたくさんの方にお会いしてきて気付かされたことなのですが、だから、誰もが情熱の女であり、男である、と思っています。
でも、それに気付いていない方が少なくないのでは???そう思って、今回のテーマを選んだわけなのです。
一般的に「情熱の女」「情熱の男」というと、バイタリティがあって、見るからにやる気に満ちていて、前向きにどんどん人生を切り拓いていく人、そんなイメージではないでしょうか?
一緒にいると元気になれたり、明るい気分になれたり、憧れたり、うらやましかったりするかもしれません。
話がうまかったり、人を楽しませたり、喜ばせることが上手なイメージもあるでしょう。
ただ、そんな人と一緒にいると若干、暑苦しいかな・・・疲れてるときには会いたくないかな・・・なんて感じることもあるかも・・・。
そういう“表の”情熱女・男はわかり易いのですが、先の10個に挙げたタイプの方も実は“隠れ”情熱女・男であることも少なくないんです。
表のタイプは、家族や周りの人間関係に恵まれたり、早くから自分がしたいことを実現させる勇気や環境を持っていたり、様々な壁を打ち破るだけのパワーに満ちていたり、強い目的意識を持っていたり、元々持っている情熱を大いに生かす舞台に立てた人たちと言えます。
しかし、隠れタイプの方は・・・特に幼少の頃から、その情熱を抑圧せざるを得ない状況に置かれたり、あるいは、大きな心の痛みを経験することにより、情熱を冷やしてしまうほどの怖れに包まれてしまったりしているために、本来の力が発揮されないでいる人たちです。
今回はそのなぜ「隠れ」て「裏」になってしまったのか?を考えながら、どうしたら、ありのままの自分を生きられるのかを考えて行きたいと思います。