それは情熱の女(男)だからなんです(4)~ありのままの自分でいられるために~

ありのままの自分で生きられるように、もっとも大切なことは“自分を許す”ということ。

それは自分の中の「愛」に気付くことでもあります。そうして、自分を解放してあげることができると、少しずつ自分らしい人生を築くことができるようになってきます。
そのためにいくつか役立つエクササイズを紹介もしています。参考にして下さいね。

●ありのままの自分でいられるために

では、どうしたら本来の、ありのままの自分でいられるのでしょうか?

すぐには難しいことと感じられますが、“自分を許す”ということが目標になります。

本来の自分で生きること、ありのままの自分を生きることを自分に許すのです。

誰かのために、誰かを優先して生きるのではなく、時には自分のために、自分を人生の主人公として生きることを、自分に許すのです。

深いレベルで本来の自分を許し、そして、解放してあげるためには、そもそもの要因となった“お母さん”との関係性を見ていきます。

自分のこのパターンの原因が“お母さんへの愛情から生まれたものである”ということに気付けば、今までの我慢も、彼氏に振り回されて辛い思いをしたことも、すべて根っこから理解することができますね。

「お母さんへの愛情から生まれた我慢」は「彼氏への愛情から生まれた我慢」へと引き継がれていることに気付けるからです。

そうすると、お母さんを許し、彼氏を許し、そして、自分を許すことができるようになります。

本来の自分に戻るとは、自分を許すことに他なりません。

例えば、シンプルな実習をご紹介します。

毎晩、寝る前に心の中で「ありのままの私を許します。私は自分を許します。」と10回繰り返し唱えてから眠るようにしてみてください。

眠りはあなたの潜在意識、無意識の時間。
じんわりとそのメッセージが浸透していきます。

自分の心とつながりを取り戻すことが、自分を許すプロセスになるんです。

感情に振り回されるとき、意識は自分以外の誰か(何か)に向いています。

誰かの表情を気にして自分を犠牲にしています。
誰かのことを思って自分の感情を抑圧しています。

だから、ときに「自分のために」行動を選択してあげることが大事なのです。

そこで、こんな方法をお勧めしたことがあります。

「女優なんですから、いっそのこと、おバカでわがままな女性を演じてみてください」

お気楽な女性、好きなことをやっている女性、のんびりボーっとしている女性・・・そんな女性をあえて演じてみるんですね。

それがきっかけで、自分の本音に気付いた方もいらっしゃいました。

とはいえ、なかなかそれも難しいことが多いので、まずは基本から、“自分のためだけの時間”を持つことをお勧めしています。

子育て中のママだとしても、1日5分だけでも自分のための時間、作れないでしょうか?

その5分の中で、自分が好きなこと、楽しいことをやってみるんです。

まず始めは、その好きなこと、楽しいことを探すための5分になってしまうかもしれません。

近所を散歩する、お茶を飲む、ストレッチをする、歌を歌う、何でも構いません。
自分の心と繋がる、それも、楽しいと感じる気持ちと繋がるわけですから、色々試してみる必要もあるかもしれません。

でも、その一日5分だけでも、自分ひとりのための時間を作るところから、流れを変えることができるんです。

また、カウンセリングの中で行うセラピー(面談ではイメージワーク)では、自分の感情をただ感じる時間を作ることができます。

カウンセラーによってその手法は異なりますが、例えば私の場合、その場の空気に合う音楽をかけながら、ただ、心の中に湧き上がる感情を感じていくイメージワークを創ります。

そのセッションの時間がたとえ30分であっても、ただ自分の感情を感じる時間です。

すると、情熱の女(男)は機会を重ねると、その情熱にたどり着き、自分を自由に表現することができるようになります。

日常の中でも瞑想の時間を作ることもお勧めしていますので、私は“お土産”として、カウンセリングの中で行ったセラピーをそのまま自宅でしていただいたりします。
(自分でやりやすいように工夫してイメージワークを創ります)

そうして自分の心とのつながりを作っていくと、本来の自分、自分らしい自分に気付くことができるんです。

すると、周りの人とは違っていることが当たり前のように思え、また、誇りとし、そして、自由に行動することもできるようになっていくでしょう。

もしそうなったとしたら、あなたは何のわだかまりもなく、自分らしい人生を創造していると、思いませんか?

(完)

この記事を書いたカウンセラー

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