結婚して数年なのに「なんだかもう老夫婦みたいなんです」というご相談を頂くことが増えてきたように思います。
仲もよく、安定している関係なんだけど何かが足りない・・・。そんな風に感じていらっしゃるようで、むしろ、そういう不満を持つことに「ぜいたくな悩みなんですが・・・」と罪悪感を抱いてしまうんです。
でも、実はその関係、とってもリスクのある状態なんです!
今回の心理学講座では、そんな夫婦(あるいはカップル)が、将来、「どうしたら本当に仲のいい老夫婦」になれるか?を主題に、そんな風になってしまう原因を追求し、実際に仲のいい老夫婦の実態について考え、そして、再びロマンスを取り戻すための具体的なアプローチについて言及します!
●結婚して間もないのに老夫婦みたいな関係に!?
最近、こんな相談をいただく機会が増えています。
「まだ結婚して数年なのですが、刺激も無く、まるで何十年も寄り添った老夫婦のような関係になってしまっているんです。」と。
確かに、二人は休日も一緒に過ごすなど仲は良く、落ち着いて、安心感のある関係を築いています。
よく言えば、信頼し合えていると言えますし、愛情もあって幸せを感じることもあるでしょう。
でも、その一方で、わくわくするような、どきどきしてしまうような刺激はなく、毎日が淡々と過ぎていくような感覚を持つことも少なくないようです。
「ちゃんと働いてくれるし、優しいし、ぜいたくな悩みなのかもしれませんが、なんだかこれでいいのかな、と思ってしまうんです」
お互いに仕事や家事、育児が忙しく、仲がいいというよりも、お互いに役割分担に徹した干渉しない関係性になってしまっているのかもしれません。
そうすると、ひたひたと不安が忍び寄ってきます。
「このままでいいのかしら・・・」
そう思ったら、心はエマージェンシーサインを発している証拠。心は何か変化を求めているのです。
でも、安定や安心って家庭には不可欠な要素ですよね。特にこれからの長い人生を考えれば、それを失うのもまた怖いんです。
そうすると、変えなきゃ、と思ってはいるものの、なかなか行動に移すのは難しくなってしまいます。
私達は緊急性のある課題については迅速に対応しようとしますが、重要だけど緊急性の低いテーマについては、つい先延ばしにしてしまいます。
すると、気がつけば、緊急度MAXの大問題としてやってくることも少なくないのです。
それがセックスレスの問題だったり、浮気や離婚の問題なのです。
本当に仲のいい夫婦を築いていくために、その原因とヴィジョン、対策を考えて行きたいと思います。
お楽しみに!