依存から自立、そして相互依存の段階に入ると、「成熟さ」という魅力が前面に現れてきます。
その「成熟さ」という魅力をアップさせるためのアプローチと、心の成長プロセスを使って自分の魅力をアップさせていく際のポイントを紹介します。
●「成熟さ」という魅力をアップさせるために
依存から自立を経て「相互依存」「共同創造」の段階までくると、「成熟さ」という魅力が現れてくるようになります。
「成熟さ」という魅力をアップさせるためには、自立もできて依存もできる「相互依存」「共同創造」という段階まで心を成長させることを目標にしてみるといいでしょう。
「相互依存」「共同創造」の段階まで心を成長させるには、まずは、今自分がどの段階にいるのか?という現状を把握することが、第一歩となります。
その上で、今の自分の段階に合った目標を設定するのです。
依存の段階にいる人は、「自立」というのを目標に、「自立」の段階にいる人は、「依存を受け入れる」というのを目標に、「相互依存」「共同創造」の入口の段階にいる人は、さらに「依存」と「感情」とうまく付き合えるようになるというのを目標に、 といった具合です。
そうはいっても、現実的には、依存だけの人や自立だけの人というのはいなくて、例えば、「仕事では自立的だが、パートナーの前では依存的」「旦那に対しては自立的だが、子供に対しては依存的」「人に対しては自立的だが、お酒に依存」というような感じで依存と自立の両面を持っていて、明確に分けられないことがほとんどです。
自分でよくわからない時には、カウンセラーなどの第三者の意見を参考にしてみるといいでしょう。
依存の段階にいる人にとっては、「自分を持つ」「自分に責任がある」というのは、なかなか受け入れ難いことになります。
自立の段階にいる人にとっては、「依存を受け入れる」「自分の感情と向き合う」ということに対して抵抗が出てきます。
相互依存や共同創造の段階にいる人にとっては、「自立」と「依存」、「理性」と「感情」、「自分」と「他人」のバランスをより高いレベルで取ることが求められます。
それぞれの段階に応じて異なる課題が出てくるのですが、そのいずれにおいても、チャレンジが必要となってきます。
中には、とてもたくさんの勇気を必要とするチャレンジも出てくるでしょうし、必ずしもうまくいくとは限りません。
時には失敗して傷ついてしまうことが出てくることもあるでしょう。
しかし、それでもチャレンジをすることや、チャレンジしようと意欲を持つことが、何よりも重要なのです。
それがうまくいったかどうかは別として、その経験の一つ一つが、あなたの持つ「成熟さ」という魅力に磨きをかけてくれるものになるのです。
●最後に
「成熟さ」という魅力をアップさせるために、依存~自立~相互依存・共同創造という心の成長プロセスを紹介しましたが、相互依存・共同創造というのがよくて、自立や依存が悪いということではありません。
相互依存・共同創造の段階にいる人が偉くて、自立や依存の段階の人が劣っているというわけでもありません。
また、自立や依存の状態の人に「成熟さ」がないというわけでもありません。
ですので、心の成長プロセスのどの段階にいるか?ということで、自分や他人を責めないようにしてくださいね。
(責める気持ちが出てきてもかまいませんが、「成熟さ」という魅力をアップさせたいならば、その気持ちで自分や他人を責めないことにチャレンジしてみてください)
今の自分がどの段階にいるか?ということにとらわれず、どの段階にいたとしても、そこでのあなたのチャレンジと経験によって、あなたの「成熟さ」という魅力はアップしていきますから。
以上、あなたの魅力アップにお役立ていただければ幸いです。
(完)