私達は自分に禁止してしているものや、抑圧しているものがあった時、人のも禁止や抑圧を求めがちになるようです。
パパや、ママにとって身近な存在である子供は、その影響を受けやすい存在であります。禁止や、抑圧をしすぎると、心に苦しさを作ってしまいます。
そうしないためにも、自分の心の中にある禁止や、抑圧は解放しておきたいものです。
●人の気持ちも封じてしまう●
私達は自分に禁止をしている心理があると、知らず知らずのうちに他人にも禁止を求めてしまうことがあります。
自分に甘えるとか、頼るとかの依存心を持つことを禁止している人は、他人にも「しっかりなさい」と甘えを禁止してしまったり「自分で考えなさい」と頼る気持ちを否定してしまったりなど、依存心を抑え込みたくなります。
自分が禁止していると、他人にも禁止を求めてしまうというのは、身近な存在である子供などには求めてしまいがちです。
例えば、小さいときに遊びたい気持ちとか、のんびりしたい気持ちとか、自由にのびのびしたい気持ちなどを心の中に押し込めて、勉強を頑張ってきたお母さんがいたとします。
多少のしんどいことも、ぐっとこらえて頑張ってきたとします。
自分の気持ちを抑えつけるというのをあまりにもしてしまうと、遊びたいとか、のんびりしたい、自由にのびのびしたいなどの気持ちを心の中に抑えつけていた癖が大人になっても残ってしまうことがあります。
それが癖になってしまうぐらい頑張ったんです。
そして親になった時に、その身についてしまった癖を子供にも知らず知らずのうちに押しつけてしまうことがあるようです。
「○○とかできたら楽しいだろうな~」
「そんなことは勉強がちゃんとできてから言いなさい!」
という具合に子供の気持ちを封じちゃうんです。
お母さんも頑張ってきたんだから、あなたも頑張りなさいというふうに。
甘えを禁止して抑圧してきた人は、「しっかりしなさい」と子供の甘えを禁止して抑圧してしまったり、“○○してみたいなど”などの欲求を持つことを禁止して抑圧してきた人は、子供の欲求や要求を「我が儘言わないの!」と封じてしまいがちになるようです。
自分の心に禁止をかけ抑圧するように、子供に同じ事をしてしまうんですね。
●自分を解放すること●
禁止や抑圧を過度にされると、されたほうは心が苦しくなってしまいます。
癖になってしまっている時は、禁止があたりまえになっているので、禁止を求めていることに気付きにくいもので、やりすぎてしまうことがあるようです。
知らず知らずのうちに禁止を求めていたり、抑え付けてしまっていたりしないよう、自分に禁止しているものがないか、自分を抑え付けていないか(抑圧していないか)チェックをしてみるといいでしょう。
そして禁止をしていたり、自分を抑え付けるのをやめようと思ってみるんです。
自分を解放すると、知らず知らずのうちに人に求めていた禁止や、抑圧が無くなっていきます。
自分の心を解放すると、子供の心も解放してあげられるんですね。
>>>『パパとママへの心理学(4)~子供の欲しい物は3つある~』へ続く