好きな人に気持ちがバレないようにしていると、手にはいるのは、『よかったバレなくて』というもの。
傷つくこともなければ、恥ずかしい思いをすることもないのですが、恋愛関係になるというのも手に入りにくくなります。
勇気がいりますが、その気持ちを少し外に表現してみませんか?好意の返報性が働き、二人の関係がより親密な関係になるかもしれません。
「山田さん今度、海でバーベキューとかしない?あっ、そうだ!もしよかったら田中さんも一緒にくる?」
なんて意中の田中さんに『好き』という気持ちを持っていることがバレないように、“あくまで山田さんを誘うついでに、たまたま近くにいた田中さんを誘いました”というのを演出してカモフラージュするわけです。
気持ちは好きなんだけど、態度は、なんとも思っていないというのを表現しています。気持ちと態度が一致しない行動をとるわけです。
そんな態度をとられた田中さんは、どう思うかというと『ついでに誘ってくれたんだ』と思うわけですよね。ですから、私に気があるか誘ってくれたんだにはならないわけです。
好意の返報性という言葉があるんですが、これは自分に好意を向けてくれる人のことを好きになりやすいという心理作用のこと。
好意の返報性からいうと、この好意がバレないようにというのは、あまりよろしくないわけですね。
むしろバレたほうがいいわけです。意中の田中さんの前で“実は、私、あなたに好意をもってるんですよオーラ”がちょっとぐらい漏れていたほうがいいわけです。
意中の田中さんに、なんでもない態度をとるためにダシに使った山田さんに対しては、恋愛対象として好きとか嫌いとか持っていないので、自然体でいれたり、オープンな態度をとれたりします。
好きも嫌いもないので緊張しないんですよね。
その自然体でいれたり、オープンな態度が好感が持てたり、魅力的に見えたりするのです。本当はこれを好きな人の前で出せたらいいんですけどね。
しかも、本当は好きでも嫌いでもない山田さんに対して出している態度は、山田さんに好意を持っているという誤解を招きかねませんね(笑)
意中の人には、なんでもないような態度をとっていて、意中でない人には好感が持てる態度を取ると、興味がある人には好きになってもらえず、興味がない人には好きと言ってもらえる現象がうまれるわけです。
興味がある人には好きになってもらえず、興味が無い人からは好かれるということに思い当たりがある方は、ご自身の態度をチェックしてみるといいかもしれませんね。
勇気をだして、気持ちと態度を一致させてみると上手くいくかもしれませんよ。
>>>『男女関係の心理学(3)~もてる女性は喜び上手、褒め上手~』へ続く