幸せを引き寄せる第4の力は「選択力」。
問題がある時には、数多くの葛藤が生じます。その葛藤を終わらせるには、選択が必要になります。
選択力の高い人はそれだけプロセスを先に進めることができます。
選択力が高い人はどうやって選択をしているのか? その選択の秘訣を紹介します。
●第4の力
問題を解決し、よりよい状態を実現していく一連のプロセスの中には、多くの葛藤が生じます。
そうした葛藤が生じた時にプロセスを進めていくには、「選択力」というのが求められます。
例えば、浮気をした彼を許すという状況があったとしますよね。
「許すと自分も彼も楽になるのはわかっている」
「許したい気持ちもある」
「でも許せない気持ちもある」
「浮気をしたのは彼で苦しんだのは私なのに、どうして私が彼を許して彼を楽にしてあげないといけないの!?」
「でも彼も反省してるし、私とやっていきたいと言ってるし……」
こんな葛藤があると、なかなか素直に許すということができませんよね。
そしてこの時、あなたには2つの選択肢があります。
1.許す 2.許さない
これはもう究極の選択というくらい、難しい選択です。
何がいいのか?何が正しいのか?本当にそれでいいのか?……
頭でする選択と、心がする選択が異なってきたりもします。
ここでスッパリとどちらかを選択することができたとしたら、どれだけ楽になれるか! という状態ですが、プロセスが進むスピードが速い方は、ここで選択ができるのです。
それは選択力というよりは、決断力といったほうがいいのかもしれませんね。
では、その選択ができる秘訣というのは、どのようなものなのでしょうか?
●選択力をアップするには?
選択力が高い人は、選択することに躊躇がありません。
それはどうしてかというと、何回でも選択し直すことができることを知っているからです。
何を選ぶにしても、気軽に(という表現が適切がどうかはわかりませんが)選ぶことができるのです。
だから、「許せないものは許せない」と、自分の気持ちに素直になれて、浮気した彼を「許さない」という選択も楽にできます。
選択し直すチャンスが何回もあるのを知っているので、「許さない」を楽に選ぶことができ、同時に、許せない気持ちを自分で受容することで、許しに役に立つ余裕を作り出しているのです。
葛藤に次ぐ葛藤で結局選択できないタイプの人は、“一度選択すると変えられないor変えてはならない”といった観念が隠れていたりします。
しかし、実際には、選択というのは何度でもやり直すことができます。
選択力が高い人が選択ができるのには、もう一つ理由があります。
それは、「選択の際の基準がはっきりしていてブレない」ということです。
例えば、「本当の幸せのために」といった目標が明確であったり、「心が喜ぶ方を選ぶ」というような自分なりの基準があったりするのです。
この選択の際の基準を明確にする際に参考にしていただければと思うものがありますので、紹介させていただきますね。
・頭で考えていることと心で感じていることにギャップがある場合は、心で感じていることを優先してみる。
・あなたが大切にしたいもの(パートナー・幸せ・成功等)と、あなたの痛みのどちらを大切にしたいか?を心に問いかけてみる
・もしもあなたが“愛そのもの”だったとしたら、どちらを選ぶかを、心に問いかけてみる。
●最後に
幸せを引き寄せる力として、「受容力」「想像力」「解釈力」「選択力」という4つの力について紹介しました。
あなたの持っているこれらの4つの力はどれくらいのものでしょうか?
そして、これらの4つの力をどれくらい使ってきたでしょうか?
より強化するとよい力はどれになるでしょうか?
あなた自身を振り返り、チェックする指針にしてみていただければと思います。
(完)