無価値感が強いと、疲れても休めず頑張り続けてしまったりします。
それは夢に向かって頑張るのとは違い、何かに追われて頑張り続けているようなものなので、しんどいんです。
その追ってくるものの正体ってなんなのでしょう?その正体と、無価値感が作り出す罠についてご紹介します。
休まず走り続けてしまう理由を探っていくと“無価値感”というキーワードが見え隠れするという前回のお話でしたが、今回は、これをもっと詳しく説明させていただこうと思います。
無価値感からくる休めないという感覚は、何かしている自分や、何かの役にたっている自分に価値があるのであって、それを止めてしまうと無価値な自分に戻ってしまうという恐れがあるんです。
価値が無い自分は、必要とされない、愛されないという恐れに結びつきやすく、その恐れから疲れても止まらず走り続けてしまうんです。追われるように頑張り続けちゃうんですね。
この追われるような感覚からハードワークにはまってしまったりもします。
もちろん、ハードワークが悪いわけではありません。夢を追いかけたり、目標に向かって頑張ったりなどの時に、時には、専念して打ち込むことが大切な時もあります。
しかし、そうではなく追われるような感覚でハードワークになってしまうと、しんどくなりやすいのです。
この無価値感という感情が 『頑張り続けないと愛されなくなるぞ、必要とされなくなるぞ』という罠をかけてきて、ハードワークにはめてしまうわけです。
この罠と効力が強いと、いかに『頑張り続けないと愛されなくなるぞ、必要とされなくなるぞ』ということが、正しいことなのかを証明する理由を、いっぱい考えてしまったりします。
いくら、このことが証明されたとしても、幸せにはなれないんですよね。なのに一生懸命、このことを証明しようとしてしまったりするんです。これも無価値感がしかける罠の一つなんです。
その罠に、引っかからないように、『自分は無価値感が強すぎないかな?』とチェックして、自分は無価値感に関してどう感じてるのか把握しておくといいと思うんです。
『私は、無価値感が強いのかもしれないな』と意識できれば、『無価値感が強いから、頑張らないと愛されないとか、認められないと思いこみやすいんだな』と意識もしやすくなりますから。
意識していくことで無価値感の罠に引っかからないように注意を払っていくわけです。
そして、無価値感がひっかけてくる罠にはまらないように、日頃から、自分の価値をしっかりと見つめて感じるように心がけたいものですね。
>>>『無価値感の心理学(3)~無価値感が作られるプロセス~』へ続く