「キャリアウーマンもいいが、母親にもなりたい」「彼氏が欲しいが、一人でもいい」・・・
そんな一見、矛盾しているような願望を持っている場合、どちらにするのか選択することができません。
しかし、これは本当に矛盾した願望なのでしょうか?なぜ選択できないのでしょうか?
「豊かさを許す」「選択の自由を自分に与える」がキーになりそうです。
◎リクエストを頂きました◎
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バリバリ働いて、自己実現を果たしたいと思う反面、何人も子供を生む母親になりたいとも思います。
化粧もファッションもバッチリ決めて、かっこいい女性になりたいと思うのに、センスやテクニックがなくてうまくできないからやりたくないと思い、それにかける時間やお金を惜しんでしまいます。
彼氏が欲しいと口では言いつつも、いろんな男性と軽く付き合っている時間や、自分の時間を重視したい気持ちの方が強いかも、と思ったり。
矛盾しているけど、どっちも自分の気持ちだと感じるようなとき、どう整理して前に進んでいったらよいのでしょうか。
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矛盾しているものを両方求めて葛藤しまい、選べないというご相談ですね。
それでは、「なぜ選べないのか」をさまざまな切り口で考えてみましょう。
●選べない心理(1) 多くを望んではいけないと思っている
実際には、キャリアウーマンでも、子供を産んでがんばっている人もいます。
芸能人で、普段はとてもおしゃれだけど、プライベートではスッピンでラフな服装を貫く人もいます。
彼氏がいても、いろんな男性友達と飲みに行く人もいます。
相談者の方が「矛盾している」と思っているものは、実は両方とも手に入れてもいいものなのですが、どちらしかないと思っているので選べないわけです。
自分がたくさんのもの、多くのものを手に入れることを許していない、という心理です。
●選べない心理(2) 完璧主義
完璧主義の人はどちらかを選んだときに、失敗したらどうしようと思うと、選べなくなります。
化粧やヘアスタイルをきれいにしようと思っても、がんばってもそうならなかったらイヤだなと思うと、何もしたくなくなります。
●選べない心理(3) 決めるということが苦手。
幼いときから、親が決めたものを選ぶとか、親がひとつだけにしなさい!と厳しかった・・・などの背景があったのかもしれません。
自分の意志で決めたときに、何か大きな失敗をした経験があったのかもしれません。
●自分に豊かさと選択を許す
多くのものを手に入れてもいいという「豊かさ」を自分に許すことと、好きなことを選んでいいという選択の自由を許すことがキーです。
いきなり進路、転職、結婚などのビッグイベントからやろうとすると、大変すぎて難しいですよね。
小さなことから、日常的にやってみることが大きな決断もできるようになります。
自分が好き!欲しい!ものをまず自分に与えてみる、やってみましょう。
結果は二の次にする勇気も必要ですね。
カッコイイおしゃれな女性になるために、ヘアも洋服もメイクも体型も!すべてをいきなり整えようとすると、大変です。しかも自分でやろうとすると負担感があります。
ヘアスタイルも自分でオーダーするよりも、おまかせ!にしてしまった方が似合う場合もあります。
特に、完璧主義の人は、消去法でよりリスクや失敗がないかを基準にして選びがちです。あるいは、「本当に納得して選択するまで」どちらも選びません。
そのうち、両方とも選べないままに時間がたっていきます。
自分の中にある曖昧さを許してあげること。それがあなたの人生をラクにしていけますよ。