コミュニケーション上手な人というのは、様々なタイプの人がいます。
上手なコミュニケーションというのに決まった形はありませんが、コミュニケーション上手な人には共通している要素というものもあります。
あなたがよりコミュニケーション上手になれるヒントをお届けいたします。
●コミュニケーション上手ってどんな人?
コミュニケーション上手になるためには、心の整理整頓や自分自身とのコミュニケーションを取る他に、「こんなふうになりたい」「こんなふうにできるようになればいいな」といった目標やお手本が必要になってきます。
まずは、自分にとって「この人はコミュニケーション上手だな」と感じる人や、「こんなふうになれたらいいな」と思う部分というのを探してみましょう。
そうした目標やお手本を探す際には、「うまくいく方法」を探すよりも、「『いいな』と感じるもの」を探してみましょう。
「いいな」と感じるものは、人によって変わってきますので、コミュニケーション上手のお手本は一つだけというものではありません。
例えば、積極的に話していくのを「いいな」と感じる人もいれば、自分はあまり話さずにできるだけ話しやすい雰囲気を作っていくのを「いいな」と感じる人もいるでしょう。
それがどんなものであっても間違いというのはありませんので、できるだけ自由に自分の好みにあったものを探してみましょう。
そうすることで、コミュニケーションにおいて「自分らしさ」というのがより出てきやすくなります。
そして、目標やお手本が見つかったら、その人を観察してみましょう。
「この人は何でこんなに上手なんだろう?」
「この人は何を考えながら話しているんだろう?」
「この人は、どのように見て受け止めているのだろう?」
そんなふうに思いながら観察するだけでも、新たな気づきを得ることができます。
さらに、その目標やお手本になる人に感じた「こんな部分いいな」というところを真似をしてみるのもお勧めです。
はじめは形からだけでもかまいませんし、うまくできなくてもOKです。
真似をしてみてその経験から学べることがありますし、続けることでをそれを自分のものとすることもできます。
●コミュニケーション上手は聞き上手
コミュニケーション上手な人というのは様々なタイプの人がいますが、その人達はどんな要素を持っているのか?というのを一つご紹介いたします。
コミュニケーション上手な人は、ほぼ例外なく「聞き上手」です。
ちょっと想像してみてください。
とても話すのがうまくて面白くていろんな話題を持っている人とコミュニケーションを取るとしますよね。
その時に、その人が、とても上手に面白くいろんな話しをし続けたとしたら、その時あなたはどんな気分になるでしょうか?
「私の気持ちをわかってくれているわ~」と感じるでしょうか?
話が面白くて楽しめるかもしれませんし、勉強になったり感心したりすることはあるでしょうが、「私のことをわかってもらいたい」という承認欲求は満たされません。
それは、一方通行だからなんですね。
逆に、相手の人はあまりしゃべる方ではないけれど、自分が話しやすいような話題を振ってくれたり、答えやすいような質問をしてくれたりして、自分の話をいっぱい聞いてくれたとしますよね。
その時、あなたはどんな気分になるでしょうか?
「聞いてもらえている」「わかってもらえている」というのを相手に感じさせるのが上手なコミュニケーションのカギになりますが、それは「聞く」ということろから生まれてくるのです。
問題の多くが対人関係でのコミュニケーションの問題から生じますが、裏を返すと、対人関係でのコミュニケーションには、多くの喜びや幸せが秘められています。
コミュニケーション上手になることで、それらの喜びや幸せを享受していただければと思います。
(完)