たくさんの事が絡み合って苦しい…。

まずあやのさん、色んな辛い経験をする中、
良く頑張って来ましたね。

僕も学生時代いろんなことがありましたが、
ずっと目標を見続けて、頑張って来られたあやのさんは、
すごいと思います。

先生になられたら、きっと隅々の生徒の心まで目の届く、
すばらしい先生になられると思います。

まずは、今この教育実習をどう取り組んで行くかということですよね。
その頃の経験や、先生に対する気持ちをいっぱいがまんしてきた分だけ、
今のあやのさんが、大きな大きな不安を感じたり、怖れを感じているのが、
よく解ります。

担任の先生にも、本当は守ってもらいたかったのに、
理解してもらえなかったとしたら、本当に悔しかったり悲しかったり
したのだと思います。

あやのさんが色んな感情をがまんしたり抑圧したりした分、
今でも、その担任の先生に会ったり、またその頃の学校や、
生徒のことを考えると、心の中がどうしょうもなく不安になったり、
怖くなったりすると思います。

今、あやのさんが自分の中の色んな気持ちを抑えず、
受け入れてあげることが必要だと思います。
不安な気持ちや怖いという気持ちは当然だし、
それだけ、あやのさんが辛い気持ちをいっぱい感じてきたということです。

それは決していけない事でも、恥ずかしいことでもありません。
それを感じながらも頑張ってきたことがすごい事です。

そして、その色んな感情を感じきた気持ちを癒していってください。
今、あやのさんの中で、その頃の辛い気持ちを抑圧したままで、
心の中では、すごく否定的な出来事として封印されてしまっています。

そうすると、今の人間関係や、またその頃の人と会うこと自体が、
ものすごい怖れとなってしまいます。
また、あんなことになったらどうしよう・・・という気持ちです。

今からでも、その頃の感情は癒していくことが出来ます。
実際には、誰かに話して本当に理解してもらうことや、
セラピーなどで感情を解放していくことが出来ます。

抑圧したその気持ちを解ってもらったり、受容できればするほど、
あやのさんの心の中は、少しずつ落ち着いて来ます。
そして充分受け入れる事が出来れば、その頃の周りの人たちに
対する感情も少しずつ変わってきます。

僕達は、誰かに感じる感情を抑圧すればするほど、
その人に会うことも、考えることさえ耐えられなくなるからです。

そうすると、今まで見えなかった自分の気持ちや、
周りの人の感情ももう一度感じれる様になってきます

そんなことを繰り返していくと、感情が癒された分心の中で、
その頃の出来事が、思い出したくも無い否定的な出来事から、
少し違った見え方が出来事る様になっていきます。
そして、それが怖れを小さくしていくことにつながります。

少し理屈っぽい説明になってしまいましたが、
実際に僕が過去の思い出したくも無い出来事を乗り越えた方法です。
まずは誰かに、あやのさんの気持ちを理解してもらってください。

そしてまず、今。
あやのさんが、色んな経験を乗り越えて、頑張ってきた事を認めてください。
そしてその辛い経験をしてきた当時の学校に、担任の先生に会うという
すごく大きな勇気を持っていることを、誉めてあげてください。
それ自体すごいことだと思います。

そして、今でも子供達が心の底から待ち望んでいる教師になってください。

僕でよければいつでもお手伝いいたします。

ご相談ありがとうございました。

吉　原　直　人