相談者名 | ヒロ |
初めまして、私は技術系の職に衝いている者です。 前の業務が終了となって、次の業務獲得の為に何社か面接を行ったのですが、全てNGの結果となりました。 後から営業の方に言われたのですが、相手に「この人大丈夫なのかなぁ…」と印象を持たれたとの事です。 あと、「自分にはこの部分は強みがある」とのアピールポイントが無いのも、NGの要因になっているのではと思います。 周りが次々と面接に受かっている中、私だけが取り残された状態で正直焦りもあります。 | |
カウンセラー | 黒石久美子 |
ヒロさん、初めまして。ご相談ありがとうございます。 就職活動をがんばっておられるのですね。 そんなヒロさんを、心理学を活かして、私からも応援させていただきますね。 いただきました、ご相談メールの内容を読ませていただき、 そして、面接を受ける場面を想定してのトレーニングを考えてみました。 まず、「自分の真ん中にいる」「自分自身でいる」ということについてです。 ヒロさんのお話の中に、 数社受ければ何処かでOKが貰えるだろうと思っていましたが・・・ といった表現が出てきます。 そのことから、私は、ヒロさんがとても人の評価を意識していらっしゃって、人にとってOKな自分を予想して、そういう人になろうとしたり、そういう人でなければいけないと自分を縛ったり、していらっしゃるのではないかと感じました。 誰でも、人からの評価は気になると思いますし、特に面接で採用されたいと思えば相手の評価を意識して行動するのは、当然のことですよね。 でも今、人の評価を気にすることが、ヒロさんを緊張させ、自由を奪っているような気がするのです。 自分自身として、「こういう自分が好きだから、こういう自分になりたいから」と望みを抱いたり、努力する時は、楽しいし疲れないと思います。 誰かの評価に合わせようと努力している時は、多かれ少なかれ自分らしく振舞うことを我慢しますから、抑圧感があってしんどいと思います。 そこで、一度、採用者側の期待を考えに入れないで、 こんな人になりたい、 など、自由にイメージしてみては、いかがでしょうか。 その上で、「こうなりたいからこそ、今、この面接に受かりたい!!」 就職活動は、今の社会情勢の中では確かに厳しいとは思いますが、 「ここに採用されたら嬉しい!!」と思って受けるのと、 「自分自身でいる」という心理状態は、 今、自分にできることはこの位と素直に認め、無理をしないこと、 それができると、自分自身のど真ん中にいる、自分自身でいる、という感じがしてきます。 次に、面接を受ける場面を想定したトレーニングのご提案です。 ○鏡に全身を写し、自分を自分らしくコーディネートし、プロデュースしていきます。 表情、姿勢、歩き方、服装、髪型など、毎日のように、楽しんで望むような感じにしていきます。 ヒントがほしい時は、街中やお店の中でこの人いいなと思うような人の後にしばらく付いて歩き、どんな歩幅や速さで歩き、どんな姿勢で立ち止まり、どんな物に視線を向け、どんな物を手に取るのか、など真似てみるのも一つの手立てですよ。 雑誌の記事やTVに登場するタレントさんなども参考になるでしょう。 ○朗読して録音し、好みの話し方にしていきます。 雑誌でも、本でもよいので、適当な文章を朗読して録音し、自分として気に入るような発音をしているか、声の響きや高さはどうか、間のあけ方や速さはどうか、チェックしてみます。 チェックしたら、気になるポイントをメモして、自分自身が気に入るように調整していきます。 アナウンサーさん、ナレーターさん、俳優さんの声も参考に聞くといいでしょう。 録音しては直し、気に入った声や話し方になったときにはすごく気持ちがいいですよ。 こうなれば、面接が楽しみで仕方なくなるかもしれませんね。 これらは、ヒロさんのために、心理学と私自身の体験に基づいて、考えてみた方法です。 分かりにくい点がありましたら、カウンセリングサービスには電話カウンセリングの無料サービスもありますから、ぜひご利用くださいね。 ヒロさんが、ヒロさんらしく、ステキに働かれる日が間もなくやってくるよう、心より応援しております。 |