相談者名 | Y |
初めまして。 五年前勤めていた会社を辞め、それから派遣のアルバイトをしていたのですが、アルバイト先で「今何(の仕事)している?」と聞かれ、私が「アルバイト」と答えるとその人が「やっぱり」という顔をし、ため息をつかれました。 その時私がその人から聞いていた仕事の内容をメモするのを忘れてたんですけど、(そういう仕事をするのは初めてだったんで)その時物凄いショックで何言われたのか忘れたんですけど、その後ずっと泣きながら仕事してました。帰りの電車の中も涙が止まらず、ずっと泣いてました。 「もう死んでしまいたい」「自分なんてアルバイトすら出来ない役立たずなんだ。そんな役立たずは死んだ方がましだ」とずっと自分を責めていました。 それ以来怖くて仕事に行ったのは、別の派遣会社の仕事で二回程でした。 で、最近ずっと好きだった人と仲良くなり互いに連絡取ったり会ったりするのですが、仕事の話とかされるとどうしても返事出来なかったり、何もしてないなんて言えなくて嘘をついてしまいます。 | |
カウンセラー | 黒石久美子 |
Yさん、はじめまして。どうぞよろしくお願いいたします。 このたびは、ご相談をお寄せいただき、ありがとうございます。 Yさんは今、お仕事のことや好きな方とのことで、恐怖や発作に苦しんでいらっしゃるのですね。 ご相談メールの内容を読ませていただくと、以前お勤めになっていた会社では、それほど人と人の間に入って働く恐さを感じていらっしゃらなかったみたいですね。 好きな方とのことについても、最近仲良くなられ連絡を取り合っていらっしゃるということなので、お仕事に関係することを除けば、すてきなコミュニケーションを取っていらっしゃるのではないかなと感じます。 もしかしたら、物凄いショックを受けられたアルバイト先での出来事が、大きな誤解をYさんの心の中につくってしまったのではないでしょうか。 あくまで誤解なのですが、アルバイト先での出来事とともに、 「人と人の間で働くのは恐い」と信じることを、本来のYさんは望んでいらっしゃらないと思うのですが、ショックを受けた時の出来事が、人と人の間で働いている時に起こり、Yさんをあまりにも傷つけたために、Yさんは心の深いところで、「もうこれ以上自分が傷つかないようにするため、人と人の間で働くのは恐い。働いちゃダメ。」と決めたのかもしれませんね。 だとすると、Yさんが人と人の間で働こうとするとき、無意識からのメッセージとして「危ないよ、ダメ!」と言っているかのように、身体が発作を起こすのかもしれません。 「恐さ」も危険を知らせてくれ、Yさんを働かせないようにしてくれているかもしれませんね。 発作も、恐怖も、自分を守るために、役に立ってくれているのかもしれませんね。 もしよろしければ、「発作さん、守ろうとしてくれてありがとう。恐怖さん、知らせてくれてありがとう。おかげであれ以上には傷つかずにすんだよ。よくやってくれたね。」と、自分に言ってあげることもできますね。 でも、望んでいない誤解からできた信念を、もしそのままにしておいたら、発作や恐怖はこれからも続いていくでしょう。 そこで、この信念が誤解だということを理解し、変えていく必要があるのだろうと思います。 ショックを受けられた時には、確かに人と人の間で働くことが危険だったかもしれませんね。 古い信念が、新しい信念、例えば 心の中につくられた誤解をといたり、信念を変えたりするお手伝いを、私たちカウンセラーはさせていただくことができます。 どうもありがとうございました。 |