noriさん、初めまして、カウンセラーの寺島と申します。 ご相談ありがとうございます。私も36歳で、独身、正社員ではない(派遣社員です)ので、 とてもnoriさんのメールに共感してしまいました。 両親も年をとっていくし、今度は自分が面倒みてあげたいのに、 いまだお世話になることも多く、そういう時は私も辛いです。 実際に私はプロですが、カウンセリングで生活費を稼ぐなど、ほど遠い身の上なので(^^; こういう私がカウンセラーを名乗って良いのかなあと、自問自答することもあるくらいです。 今も正社員の職を探していますが、なかなか見つからず、 たとえ見つかっても、今の仕事よりも月給も低く、ボーナスもほとんどないような待遇の正社員の職ばかりで、 よりよいところが見つからるまでと、今の職場で頑張っているところです。 それから、恋愛でも、自分がその気になれなかったり、相手がその気になってくれなかったりで 結婚を考えられる相手にもめぐりあっておりませんし、 ボーイフレンドはいない訳ではありませんが、 経済的に頼れる相手ではないので、自分の分は自分で稼ぐ必要があって大変です。 最近は、そろそろ結婚したいとか、子供を持ちたいなという夢どころか、 それよりも自分の老後の面倒くらいはできる限りでみれるようになりたいと焦るというのが、現在の現実的な目 標という状態です。 昔、私たちの心理学の先生が、 「四畳半で白骨死体の(←孤独な)老後を迎えたくなかったら、頑張ってパートナーを見つけようね」と 私たちにジョークで発破をかけてくれたというエピソードがあるのですが、 それも、この頃では冗談ではすまないなあなんて思えるようになってきました(^^; でも、それと同時により現実的に人生を捉えるようになってきたので、 どんなに努力しても、人生はどうにもコントロールできないこともあることがわかってきました。 裕福な生活を送ってこれたとしても、いきなり強盗に殺されてしまうこともありますし、 突然、大きな災害が起こって、すべて持っていたものを失ってしまうこともあるようにです。 でもそれは逆に、運良く、宝くじに当たったり、素晴らしい恋人にめぐり合うといった 思いがけない幸運が訪れることもあるかもしれないんですよね。 ただ、上記のたとえは、ちょっと極端で現実味にかけてるでしょうか(^^; とにかく、将来のこと、明日のことは、誰にもわかりません。 例えば、もし、noriさんの場合の最悪のケースを予想したとしても、 働いてお金が少なくなったら、まず自動車は売ってしまうか、処分する、 もっと少なくなったら、今のアパートはでて、住居をもっと安いところに引っ越す。 もっと少なくなったら、衣服や、食費を安いもので切り詰める。 それでも、もっと少なくなったり、働けなくなったら、親が面倒みてくれるか、 親にその余裕がなくなったら、親族、親族がいなくなったら、公的機関に申請し、生活保護を受ける、 生活保護の最低ラインで生活をやりくりしていく、 もし認められなければ、または、生活路上者になる、 病気になったら、どこかでそのまま死に、 知り合いが引き取りにこなかったら、身元不明者として葬られる。。。。そんなところでしょうか。 それはnoriさんだけでなく、まさに自分自身も起きる可能性が高いと私は思っています。 (例えば、数年前に私は維持できなくなったので、自動車は処分してしまいました!!) 自分も上記のような将来は、かなりしんどうそうな生活なので、 できたら、避けたいなあ、そんなにお金にも困らずに、 死ぬまで、毎晩ふかふかの布団で寝られたらなあと願っています。 自分にあった、いい仕事に就職てきて、素敵なパートナーとめぐりあって、結婚して、 愛情たっぷりの家庭と、かわいい子供も持ちたいと希望は当然あります。 けど、実際にはどうなるかはわかりません。 とにかく出来る限りのことやるしかないと思ってますが、 といっても自分がスーパーマンではないこともわかってるので、 そこはしかたないので受け入れるよう毎日努力してます。 とにかく折角見つかった今の仕事をコツコツやるしかないと自分に言い聞かせているのです。 そして、これからもよりよい正社員の口を探し続けますし、 また、今の仕事も雇い続けてもらえなくなったら、また次の仕事を探し続けようと思ってます。 (それしか、しようがないよなあ。。。というぼやきと共に(^^;) ちなみに自殺願望ですが、 あまりにも未来に希望が持てなくて、未来が怖くて自殺を考えたくなることは、 もちろん私にもあるので、noriさんの気持ちもわかりますよ。 自分自身がそんななので、私はカウンセリング中でも自殺を希望される方に、 むやみにやめなさいとも言えないことがあります。 「ホント、私も死にたいな~」とも思うからです。 ただ、私の自殺をとどめているのは、母が私が死んだら悲しむだろうなということ、 また、恋人や兄弟や友達が悲しむだろうなということ、それから死ぬ瞬間の痛みが怖いから、 それだけなんですよね。 ※あと、ペットの面倒をみる人がいなくなると困るというのもありますね(^^; それから、自分で死のうとなくても、究極のひどい状態に陥れば、 向こうからお迎えが来てくれる訳で、自分で焦って早めることもないかなという思いもあります。 最後にnoriさんの問いかけである 「私はどうしたらよいでしょうか?」の回答ですが、 とりあえず、まだ起きてない未来のことは忘れるとか、考えないようにして、 今選べる、できる範囲で、今の時間を楽しまれるといいと思います。 好きなテレビをみたり、好きなものを食べたり、好きなものを買ったり。。。。 それから、良かったら「ナショナル・ジオグラフィック」という雑誌など読んでみてください。 日本以外の、世界の国々の人々がどんな生活をしているか、 写真つきで楽しみながら知ることができます。 毎日、汚染されているごみ捨て場で、一日中、くず集めをして生計を立てている子供たち、 都会のスラムで体を売って、病気になり、死んでいく女性たち、 大きなお屋敷で、何人もの召使にかしずかれて贅沢に暮らす富豪たち、 昼は高層ビルのオフィスで働き、夜は盛り場でひと時楽しむ人たち、 豊かな人や貧しい人たち、いろんな人、いろんな生き方があることを知ると、とても心が楽になりますよ。 ご相談、ありがとうございました。 |