社会人になって

相談者名
サエ
今年の4月から新卒で一般企業に就職しました。
仕事や職場環境などは特に問題ないので、多分続けようと思えばずっと続けられると思います。
ただ、毎日毎週同じリズムの今の生活が何十年と続くかと思うとうんざりしますし、人のペースに合わせて一緒に仕事をすること、大して興味のないことを勉強しなくてはならないことが嫌です。
仕事のことを考えたくないので、極力職場の人との職場以外で会わないようにしています。
私はこれまでどこに寄り道することもなく社会人になりましたが、それは結局そうなってしまったという感じで、就活も「本当に就職するのか」と疑問を抱きながらやっていました。
実際勤めてみてそろそろ半年になりますが、辞めることを考えなかった日はありません。
ならば他に何がしたいのかといえば、やってみたいことはたくさんあります。
けれどこれといったものはありませんし、「やってみたい」という好奇心の域を出ないような気がするので、正社員という身分と天秤にかけるとどうなのかと思います。
転職というのは、今よりもっといい環境で働きたいとか、キャリアアップを図りたいとかそういった理由でするものなのでしょうが、そういったものは全くありません。
ただ、一度自由にやりたいことをやってみたい、と思っているだけなので、本当は今すぐにでもそうしたいのですが、そんな理由で辞めるのも一端の大人としてどうなのかと思いますし、そもそもここまでの考えが社会に甘えてるダメな若者そのものな気がするし、将来に不安も感じるので、日々どうしたものかと考えているばかりです。
しかし年を重ねると転換が難しくなると思いますし、長く勤めれば辞めづらくなると思うし、けれどこんな気持ちで仕事を続けるのも辛いし、今の仕事を続けていくか、思い切るか決断をしなければと思っています。
だだこれまで1人で悶々と考えてきたことを決断するきっかけがありません。
私には昔から友達や親兄弟、先輩など、人に相談するというシステムがないので、今回こちらを利用させていただきました。
今の職場、職種で頑張ってやっていくのか
仕事を辞めてやってみたいことにどんどん取り組んでみるのか
自分で納得できる道を選びたいものですが、何だかもうよくわかりません。
せめて何かもう少し生きやすくなればいいのにと思います。
カウンセラー
中村季代乃
サエさん、こんにちは。
今回担当させていただきます中村季代乃です。
どうぞよろしくお願いいたします。

今、自分がやりたい事を考えるときって色々悩んでしまいますよね。
就活を終え、社会人になって半年が過ぎ、このままずっとこんな事してるの
はどうかな・・・と感じていらっしゃるんですね。
なんとなく、流れてこの会社に就職してしまったけれど、このままずっとこ
こにいてもな・・・という気持ちが伝わってきました。

朝起きて、会社に行って、お仕事をして、家に帰って、寝る。
そのサエさんの生活のサイクルがとても退屈なのかな、とも感じました。
サエさんは元々毎日の生活の中にある程度の刺激を求めていらっしゃるのか
もしれませんね。
一度、今いる立場や環境を白紙に戻し、もう一度チャレンジしてみたいな、
という気持ちを心のどこかにずっと秘めていらっしゃったのかもしれません
ね。
しかし、サエさんご自身が秘めていらっしゃる『自分自身のやりたい事』を
するにあたって、大きなチャレンジをしないといけない、という感覚がどこ
かにあるようにも感じました。
会社に勤めることは、経済的にも立場的にもある意味で安定できるものでも
あると思います。
そして、『自分にとって何がしたいのか』を考える時、今いる社会人として
の立場を投げ捨ててまでやりたい事に突き進むのはとても怖いことだと思い
ます。

サエさんの中には色々なご自身の人生を歩むための選択のカードがあると思
うんですよね。
その、サエさんの中にある色々な人生を歩むための選択肢を今広げられる時
期なのかも知れません。

どういう自分になりたい?
1年後はどういう事をしている自分がいるんだろう?
3年後は?
5年後は?
という風に、一度ご自身の未来年表を作成してみるのも一つの手です。

しかし、この未来年表はいつでも変更は可能です。
修正したいな、と感じられた時はいつでもその先の自分のやりたい事や夢は
変更しても良い年表ですからね。
まずは今現在、自分自身がこれから先どういう事をしていきたいかな・・・
という目標を立ててみませんか?
もしかしたら、この年表を作成している中で、サエさんがずっと求めていた
『自分自身が本当にやりたい事』が見つかるかもしれませんよ。
そして、今までしんどいな、と感じられていた感覚から抜け出すことができ
今よりももっと楽で自然な感覚で毎日を過ごすこともできると思います。

この作業は、サエさんお一人でしなくても大丈夫です。
もし、よろしければサエさんの未来年表を作成するお手伝いができればと強
く思っております。
そして、日々会社で感じていること、辛いこと、ここをなんとかしたいな、
と感じられている事を通して一緒に未来年表を作成してみませんか。

このメールがサエさんにとって、楽に生きられる一つのきっかけとなれば幸
いです。

この度はご相談いただきましてありがとうございました。

中村季代乃

この記事を書いたカウンセラー

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