自立心の強い男性ばかり選んでしまうのはどうして?というテーマをリクエストをいただきました。
リクエストにお答えすべく選んでしまう理由の謎を紐解いていきます。パートナーシップにおいての自立と依存の関係について学んで恋愛心理に強くなりましょう!
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自立心の強い男性ばかり選んでしまうのはどうして?
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心理学講座にリクエストをいただきました。
ありがとうございました。
今回は、このテーマを取り上げていきたいと思います。
●男女関係は自立と依存のバランス
リクエストの本題に入る前に、
男女関係の心理学の基礎ともいえる、“自立と依存のバランス”について、
お話しをさせていただきます。
男女関係では、ほとんどの場合、
片方が自立の役割、もう一方が依存の役割を担います。
需要と共有の関係性のようなもので、面倒を見る側と、面倒を見られる側、
もしくは、与える側と、受け取る側という役割ができます。
お互いが自立の役割を担いたいカップルの場合は、どうなるのでしょう?
自立と自立の関係だと、お互いに自分の面倒は自分で見ますから、
相手に負担をかけず、干渉しすぎずといった、良い面があります。
自立側の人は、与える役割を担おうとします。
お互いに与える役割を担いたいとすると、
下記のような問題が起きやすいようです。
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男性:「俺は君を守っていきたいんだ。君は大船に乗ったつもりでいいからね。」
女性:「私もあなたのことを助けたいの。あなたこそ、なんでも私に任せてね。」
男性:「いや、俺が助けるから、君はなんにもしなくていいんだよ。」
女性:「いやよ、私も頑張りたいの!」
男性:「いやいや、俺が頑張るちゅうねん!」
女性:「いやいや、私が頑張るって言っとるちゅうねん!!」
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イメージ的には、こんな感じです(笑)。
「供給と供給」の関係を作りがちになるんですね。
需要側がいないので、バランスが悪いのです。
まぁ、本当は、どちらも与えられて、
どちらも受け取れれば、いいんですけどね(^^)
また、自立と自立の組み合わせでは、
自分のやり方を相手に認めさせようとするケンカも起こりやすくなります。
しかし、自立と自立の組み合わせは、まだ可愛いものです(^_^;)
依存と依存の組み合わせだと、
「私に愛を与えて、私にもっと愛をちょうだい! ギブ ミー ラブ!」
とお互いに主張しあいます。
依存と依存の組み合わせは、「需要と需要」の関係になりますから、
与える側が無く、貰う側だけになる、この組み合わせもバランスが悪いんですね。
お互いに相手から貰うことを主張し、エスカレートしていくと、
お互いに相手から奪おうとする関係になっていきます。
ちょっと恐いです(笑)。
バランスが悪いとお互いの関係がなりたちにくいため、ほとんどの男女関係は、
自然と、どちらかが自立の役割、どちらかが依存の役割を担います。
自立と依存のバランスは、固定されているものではありません。
二人の間で、何度も何度も、位置を入れ替えていきます。
●自立心の強い男性を選ぶ~依存タイプの女性の場合~
※男性版は、頭の中で男女をひっくり返してお読み下さいね。
依存タイプの女性の場合は、自立タイプの男性に惹かれます。
誰かに引っ張ってもらいたかったり、頼りたかったり、
面倒を見てもらいたいという欲求があるためです。
例えば、
「どこでもいいから、南の島でのんびりする旅行をしたいな~。」
なんて話が女性から出た時に、
「じゃあ、どんなところがいいか調べてあげるよ」
と、自分がリードしようとする、自立タイプの男性に、好感を抱きます。
依存タイプの男性だと、面倒を見られたい側の発想をします。
「いいね! 僕も行ってみたいな~。良いとこないの?」
と、リードされたい発想をします。
依存タイプの女性は、リードされたいわけですから、
依存タイプの男性には、恋するハートは開きません。
面倒を見てくれる、自立タイプの男性に、恋するハートが惹かれていきます。
●自立心の強い男性を選ぶ~自立心がとても強い女性の場合~
自立心がとても強い女性の場合、依存的な男性を嫌う傾向にあります。
「弱い男って最低! もっと、しっかりしてよね!」
そんなふうに思ってしまいます。
弱い男性は火あぶりの刑! という勢いの方もいらっしゃいます(笑)。
では、自立心がとても強い女性が、男性に頼れる時って、
どんな時なんでしょう?
自分よりも、もっと強い男が現れた時です。
普段、とても強く自立しているタイプの女性は、
どこかで依存したいという欲求を持ちます。
心のバランスを取るためです。
とても強く自立しているタイプの女性が、
バランスを取って依存するためには、自分よりも強い男性が必要です。
超自立の男性は、頑固で扱いが難しいところがあるのですが、
自立心が強い女性は、自分が甘えたり、頼ったりする女モードになれる、
この手の男性に惹かれるのです。
一旦心を惹かれると、自分でもどうしてしまったんだと思うくらい、
恋愛に対してだけ、依存的になってしまうタイプの方もいます。
逆にいうと、それだけ、普段自立が必要な環境におられるんですね。
難しい恋愛ばかりをしてしまうので、
もっと簡単な恋がしたいというご相談を、カウンセリングさせていただくと、
強い自立心によって、超自立の男性以外は自分より弱く見えてしまい、
男性にあまり魅力を感じない原因になっていたケースが、少なくありません。
ご自身が、強く自立しなければいけなかった理由を癒していき、
強い自立を手放すことをテーマに、自分と向かい合っていきます。
すると、極端に自立した男性でなくても、
そこそこ自立した男性に満足できるようになるんですね。
恋愛対象の幅が広がるのです。
今までどおり難しいタイプを選んでも良いし、
もっと簡単で楽なタイプを選んでも良いし、というように、
選択の幅が広がるようになるのです。
徐々に、さまざまな男性に甘えたり、頼ったりすることができれば、
頑固で難しい、超自立男性を選ばなくてもいいようになります。
ですから、甘え上手、頼り上手になりましょうということをテーマに、
カウンセリングを進めていくこともあります。
一旦、強く自立した女性が、甘え上手、頼り上手になると、
自分のことばかり主張して相手のことを考えない、我が儘タイプではなく、
相手のことを思いやりながら、甘えられるタイプに変わります。
とっても可愛い女性&大人の女性が融合されて、
とってもすてきな魅力があふれてきます。
自立心がとても強いタイプの女性は、
甘え上手、頼り上手をテーマにされてみて下さいね。
また一段とあなたの魅力が増えるでしょうから。
●自立心の強い男性を選ぶ~助けたい男の場合~
自立心が強い男性は、心の傷や、つらいという気持ちを持っていても、
決して人には見せません。
強そうな鎧を着ているんだけど、鎧の中は実は傷だらけ、
というイメージです。
傷は決して見せないんです。
しかし、何かの拍子に、
決して見せない傷の片鱗を、チラリとだけ見せてくれる時があります。
すると、男性を助けてあげたいと思うタイプの女性は、
誰にもさわらせない傷を見た時に、惹かれていくのです。
「私が彼を助けてやりたい」と思います。
特に助けたい症候群タイプの方は、
「助けたい」と感じられる部分に、たまらなく惹かれてしまうのです。
愛から助けてあげたいと、いうのは問題がないのですが、
補償行為という、「過去の誰かを助けられなかったという痛み」が、
助けてあげたい気持ちの原動力となっていると、しんどい恋愛になりがちです。
もし、助けたいと思って付き合ったけど、
少し、しんどいなーと思う恋をしていたら、
「私は何で彼を助けたいんだろう?」
ということを、見直してみる時間をとられると良いでしょう。
補償行為ではなく、愛から彼を助けることを、選択しなおしてみてくださいね。
楽な恋愛になっていきますから。
●最後に
ご紹介をさせてもらったように、自立心の強い男性ばかりを選ぶ心理には、
色んなパターンがあります。
自立心の強い男性ばかりを選んでいて、
それが自分にとって楽で幸せでしたら、なによりもそれが一番ですね。
その場合は、私はこういう傾向があって、自立心が強い男性を選ぶんだなーと、
ご自身の傾向を知る読みものとして今回の講座を読んでいただければと思います。
そして、パートナーシップを楽しんでくださいね。(^^)
しかし、ご自身にとってしんどい恋愛になっているのであれば、
その恋愛を、見直してみる時間を取られると良いかもしれませんね。
私は「助けたい」と感じられるところに惹かれて、
自立心が強い人ばかり選んでいると気付いたとしたら、
“これからは、補償行為ではなく、愛から彼を助けるようにしよう!”と、
意識をすると、恋愛がより良くなるように修正をかけられます。
より幸せで楽な恋愛を手に入れていきましょう!