幸せなパートナーシップを手に入れる為に役立つ法則の話です。与えて貰いたいのに貰えないものは、実は、あなたから与えることがいるものなんですね!そのわけの解説と、まずは自分から与えて、次に自分が貰うまでのプロセスをご紹介します。
伝えて欲しいのに伝えて貰えないことがあると・・・
パートナーから与えて欲しいものがあるのに、
与えて貰えない時は寂しい気持ちになりますね。
例えば、言葉で「愛してる」とか、自分のどういう所が好きなのかなどを具体的
に伝えて欲しいのに(言葉を使って愛を与えて欲しいのに)、
「そんなの家族の為に仕事を頑張っているのを見ればわかるだろ」というような、
言わなくても態度で悟ってくれというタイプのパートナーだと、全然伝えて貰え
ません。
そういう時は寂しい気持ちになりますね。
貰いたいのに貰えないということが続くと、あきらめの境地に入られる方もい
るでしょう。
本当に寂しいものです。
●貰いたいもので貰えないものは、あなたから与えるもの●
極端な例え話ですが、
愛を持っていない人に、愛を貰おうとしても貰えません。
なぜなら、持っていないものは、与えられないからです。
しかし、まず誰かが、その人に愛をあげることで、その人が愛を持つことがで
きれば、その人は愛を与えられることができるでしょう。
持つことができると、与えることができるわけです。
つまり、あなたが、貰いたいもので貰えないものは、
まずは、あなたから与えることがいるものなのです。
そして相手が、与えられたものを自分の中に持つことができれば、
相手に与えられる力が備わっていきます。
●伝えて欲しい時は、まずは自分から伝えよう●
冒頭のように、パートナーから、「愛してる」とか、自分のどういう所が好き
かなどを、あなたが具体的に伝えて欲しい場合は、まずは、あなたから伝えて
みましょう。
パートナーが言葉で愛情を伝えてくれないタイプの人だとしたら、
成育上の環境で、言葉で愛情を伝えることの大切さを学ぶ機会がなかったのかも
しれませんし、『言葉で伝えられると嬉しいなぁ』と実感する機会がなかったの
かもしれないですし、なんらかの理由でコミュニケーションの大切さの感覚を持
っていないのかもしれません。
パートナーが持ってないものは、貰うことができないので、
まずは、あなたから与えるという法則でしたね!
あなたからパートナーにコミュニケーションって大切なんだ!
伝えられると嬉しいものなんだ!という経験を与えることができたら、
相手もコミュニケーションの大切さや、嬉しさを持つことができます。
パートナーがコミュニケーションって大切なんだ!伝えられると嬉しいものな
んだ!ということを感覚として持てると、パートナーにコミュニケーションを
大切にしようとする発想が身に付くでしょう。
例えば、
「君は僕が疲れた時に、いたわってくれるよね。その優しさが本当に嬉しいし、
そういう所が好きだよ」とか、「君の笑った時の、しぐさがとても可愛いよ」
など、具体的に自分のどんな所に価値を見ているのかを伝えて貰いたいのに、
パートナーが伝えてくれない場合は、まず自分からパートナーの具体的な価値
を伝えることがテーマになるわけです。
まず、あなたから具体的に伝えていくコミュニケーションを与えることで、
パートナーは、具体的に伝えるコミュニケーションの仕方を学べますし、
その大切さを実感できることでしょう。
●抵抗感がでる時●
まず、自分から与えましょうと言われると、
『え~相手は与えてくれないのに、私だけ与えるなんて・・・』と、
少し悔しい思いや、しゃくに障る気持ちがでてくるかもしれませんね。
自分だけが頑張っているようで、与えることに抵抗感がでるかもしれません。
しかし、ここで与えないという選択をすると、
「パートナーは与えてくれない!」と不満を持っているのにも拘わらず、
あなたも、パートナーに与えていないことになります。
パートナーと同じことをしているわけですが、パートナーには
「あなたの与える態度はなっていない」と不満を持ってることになりますね。
自分はしないけど、相手にはして欲しいと求め方は上手くいきませんよね。
ですから、まず自分から与えてみましょう。
●全てに使える法則●
今回、コミュニケーションを例えに使わせていただいて説明をさせてもらって
いますが、“貰いたいもので貰えないものは、あなたから与えるもの”という
法則は、コミュニケーションだけではなく、全てのことに使えます。
気遣って欲しい時は、まずは自分から相手を気遣ってあげること。
優しさが欲しい時は、まずは自分が相手に優しくしてあげること。
愛が欲しい時は、まずは自分から愛を与えること。
など、全てに当てはめて考えていただけます。
そしてパートナーシップの法則として紹介させてもらいましたが、
全ての対人関係に使える法則なのです。
●「愛してる」と伝えてみた所・・・●
先ほどからの法則に則っていくと、パートナーから「愛してる」と言って欲し
い時は、まずは自分から「愛してる」と言葉に出して、気持ちを与えてあげる
ことがテーマになるわけですね。
面と向かって言葉に出して伝えるのは、少し恥ずかしいかもしれません。
勇気がいります。
勇気がいりますが、あなたが本当に欲しいものならチャレンジする価値がある
かもしれませんね。
では、「愛してる」と伝えると、パートナーからも「私も愛してるよ」と、
返ってくるかというと、すぐには返ってこないことがあります。
すぐに返ってくるどころか、意を決して「愛してる」と、伝えた所、
パートナーから「え!、急にどうしたの?」とか、「熱でもあるの?」という
ような、ひどいリアクションが返ってきたりします。
もしかしたら、「なんか、欲しいものでもあるのか?」というリアクションが、
返ってくるかもしれません。
そうすると、「せっかく意を決して言ったのに、もう二度と言うもんか!」と、
心のシャッターをガラガラガラと閉めて、がっちり鍵をかけて店終いにしてし
まいたい気持ちになるかもしれませんね(笑)
しかし、「え、急にどうしたの?」というようなリアクションが返ってくると
したら、パートナーがびっくりしたということですから、あなたも普段、パー
トナーに伝えてなかった(与えてなかった)ということなんです。
●根気がいるのです●
期待してがっかりしないように、あらかじめ言っておくと、
与えたからと言って、すぐに返ってくることは少ないようです。
例えば、「愛してる」と言って欲しいので、
まずは、自分から「愛してる」伝えたとします。
あなたは「よし、与えるぞ」と心の準備をして与え始めたとしても、
パートナーは心の準備をしていませんから、受け取れるまで時間が少々いります。
最初は普段、慣れていないことを言われたりすると、
パートナーは恥ずかしさや、違和感を抱きます。
その違和感を抱いているパートナーのリアクションを目の当たりにすると、
与えることを止めたくなる気持ちになるかもしれません。
しかし、少し踏ん張って、めげずに与え続けてみましょう。
何回も、何十回もめげずに「愛してる」と言葉に出して与えていくと、
パートナーにも伝えられることに慣れがでてきて、恥ずかしさや、違和感を抱
かないようになっていき、徐々に受け取れる準備ができてます。
「愛してる」と伝えられることに慣れがでてくると、「愛してる」という言葉
が、前ほど恥ずかしものでは無くなってきますから、パートナーの自分から伝
えることへの抵抗感も薄くなっていきます。
そして、何回も、何十回も伝えられることで、
言葉で愛を伝えるって大切なんだなぁということを、たくさん体験します。
この根気がいるプロセスを践んだら、パートナーが言葉で愛を伝えることの
大切さを学んで、自主的に「愛してる」と伝えてくれるようになる!
・・・かというと、まだ、そうではありません(笑)
そこまでして、まだ伝えてくれないなら、もういいやーという気分になるかも
しれませんね。
この時点で、自主的に伝えてくれるパートナーは、とても優秀です。
めんどくさい気持ちがでてくるかもしれませんが、もう一踏ん張り頑張って
みましょう。
次のプロセスは、教えてあげるプロセスと、お願いをするプロセスに入ってい
きます。
「私にも、愛してるって、伝えてくれると嬉しいなぁ。時々でいいから
言葉に出して私にも言ってくれないかなぁ」という具合に、自分にも伝えて
くれると嬉しいことを教えてあげて、伝えて欲しいことをお願いします。
これも一度だけではなく、催促しているように聞こえないように、
タイミングを見計らい何度も教えてあげましょう。
そうしていくことで、パートナーは、伝えることの大切さの学びを深めていき、
今度は、あなたに与えられる番が回ってくるのです。
●よくある疑問●
与えて貰いたいものは、まず自分から与える法則の話をさせていただくと、
よくある疑問として、「与えて貰いたいものは、まず、自分から与えることが
大切なのはわかりました。でも、自分から与えても、返ってこないこともあり
ませんか?」というような質問をいただくことがあります。
するどい質問ですね!
その通りなんです。与えても返ってこないこともあります。
基本は、まずは与えてから、次に自分も貰いましょうなんですが、
100%確実に返ってくるわけではないんですね。
しかし、一つ言えるのは、与えていかない限り、現状が変わらないことが多い
のも事実なんです。
まず自分から与えることで、現状を変えるチャンスを作っていけます。
自分の欲しいものが手に入る世界になるという可能性を自分で切り開いていくわけです。
本当に心から与えていくことを続けていくと、与えること事態が喜びになって
いきますので、“パートナーから貰いたい”という気持ちが小さくなっていきます。
すると、与えたのに貰えなかったということが、それほど気にならなくなって
きます。
●最後に●
まず自分から相手に与えてみようと、しはじめる時の考え方は、
自分なりに第一歩を踏み出す為に、考えやすい考え方をされるといいと思います。
「パートナーは持っていないから、私が与えなくてわ!」でも、
「自分が貰えるようになる為に、まず自分から与えてみよう」でも、
「二人がより良くなる為に、まずは自分から与えてみよう」でもOKです。
ようは、自分が納得いく形ならなんでもOKです。
行動してみることが大切ですから、まずは第一歩目を踏み出しやすい考え方を
取り入れられるといいと思います。
“まずは自分から与えること”を、パートナーの為に、自分の為に、
そして二人の幸せの為にチャレンジしてみませんか?