リーダシップ、リーダシップって、よく会社で言われるけど、どうしたらいいの?そんな疑問に役立てるよう、リーダーシップの色々なタイプをご紹介します。取り入れてみたいタイプがあれば、参考にしてみてください。
仕事のなかで、リーダーと呼ばれる立場に成った時、それは、上司から、
もしくは周囲の人から、あなたの価値を認められたということでもあります。
認められるということは嬉しいことですね。
仕事をしていく上で、いろんな形のリーダーがあると思います。
わかりやすいのが、課長、部長、などという○○長というわれる役職ですね。
文字どおりチームの“おさ”です。
プロジェクトリーダーなどの、ある一定期間のリーダーという形もあります。
また、○○長や、プロジェクトリーダーなどの名前は、つきませんが、
周囲の皆が、“尊敬”“承認”“慕う”などの気持ちから、心の中で周囲が
認めるリーダーという形もありますね。
今日は、リーダーシップの形の色々を御紹介したいと思います。
ご自身にあったリーダーシップを取り入れてみたり、
また、今のリーダーシップのやり方が上手くいかないなと限界を感じていたり
すれば、別のリーダーシップのやり方に変えてみるのに参考にしていただけれ
ばと思います。
●自立型リーダー●
自立型リーダーはチームを成功のためにと、チームを背負って働きます。
チームの背負って、チームを牽引してくれるリーダーです。
責任感が強い人や、親分肌の人に、多いタイプです。
指示して、部下に仕事をまかすだけではなく、
自分も、その仕事を請負ます。
自分ができないことや、わからないことを、部下にお願いするのは嫌で、
まず自分がしなければと思うタイプの方が多いです。
部下にしてみれば、「自分はなにもしないくせに・・・」というようなタイプ
のリーダではないので、頼もしくもあります。
しかし、自立型リーダーは、仕事を抱え込みがちになることがあります。
“まず自分がしなければ・・・”というのがあるので、抱える仕事が増えてし
まうのです。
自立型リーダーは、責任感が強ったり、頑張り屋だったり、忍耐力があったり
するので、その抱えた仕事を、こなしてしまう能力を持たれる方が多いです。
その能力があるからこそ、また次の新しい仕事を・・・と次から次へと抱えて
行きます。
そして、疲れていたとしても、無理をしてでも、やらねばならぬことをやろう
とします。
また、自立型リーダーの、自立度が強いと、部下に仕事を任せられないことが
多く、仕事のあちらこちらに顔を出してしまいます。
あちらこちらに、顔を出すので、当然、仕事量が多くなりがちになります。
結果、自立型リーダーは、ハードワークになりがちになることが多いようです。
自立型リーダーは、頼りになるチームの大黒柱になることが多く、
チームにとって大きな存在です。
大黒柱が傾けば、お家が傾くように、リーダーが病気などで倒れてしまうと、
リーダーに頼っていた仕事がストップしてしまい、チームが困ってしまいます。
自立型リーダーはチームの為に、ハードワークになり過ぎないように注意する
ことが大切な場合があります。
●先頭を歩くタイプのリーダー●
先頭をあるくタイプのリーダーは、チームを自分の力で引き上げよう、押し上
げよう、なんとかしよう、コントロールしよう、とするのではなく、リーダー
が抵抗しがたい魅力を放ち、その魅力の力で、チームを動かしていきます。
ちょっと例え話をしますね。
ヒマラヤ山脈に登る、登山部隊の隊員が、リーダーである隊長に
「隊長、疲れて、もう一歩も歩けません。」
と言うんです。 それを聞いた隊長が、
「頂上は、もう、あとちょっとだ。よし、俺が引っ張って連れていってやる。
背中に捕まれ。」
そう言って部下を助けます。
そして、すぐに、違う部下が言うんです。
「隊長、僕も、もうダメです。疲れました。」
「よし、俺の背中に捕まれ、二人くらい大丈夫だ。」
そして、すぐに、違う部下が言うんです。
「隊長、僕も・・・」
「よ、よし・・・俺がなんとか・・・」
そして、雪山の中、隊長がつぶれてしまい部隊は全滅に・・・
(>_<)ああ~
これはリーダーが、抱え込みすぎたんですね。
前述で、自立型リーダーの話をしましたが、自立型リーダーも自分の力で
チームをなんとかしようと頑張ってしまうので仕事を抱えがちになってしまう
と話をしました。
責任感があるが上に、そうなってしまいがちになってしまうので、そうならな
いように抱え込み過ぎないようにブレーキをかける意識を持たれることをお勧
めします。
大黒柱が倒れると大変ですからね。
また、疲れた~と言う部下を、「甘えてるな!動け~」言っても上手く動かす
のは難しいと思います。
人は、強制や、正論、しなければいけないこと、だけではモチベーションが
上がりにくいですから。
では、先頭を歩くタイプのリーダーを登山部隊に例えると・・・
「隊長、疲れて、もう一歩も歩けません。」
「よし、疲れたやつは休んどけ。俺は山頂に登ってくる。」
しばらくすると、山頂の方向から隊長の声が聞こえてくるんです。
「うわ~、頂上は、すごいなぁ~。最高だな。こんな世界があるんだ。
頑張って登ってきたかいがあったな~。」
本当に楽しそうな、隊長の声が聞こえてきます。
すると、山頂手前で休んでた、部下たちが顔を見合わせて話だすんです。
「えっ!今隊長の声しなかった?」
「したした、すごく楽しそうな声だったよな~?」
「うん、そんなに最高の世界があるのだったら、僕、頑張ってみようかなー」
「お、俺も・・・」
リーダーの楽しそうな声が放つ魅力で、チームが動き出します。
こっちにくれば、良い世界が待ってるよーって、リーダーが先に進んで目標に
なってあげるんです。
そうすることで、部下が目標に向かって歩き出せます。
リーダーは、先を歩いていますから、後からついてきた部下に、
道を教えてあげることもできます。
そこは、石につまずくから気をつけてね。
まっすぐ歩くより、迂回する方が楽だよ。
そうして、チームをより良い場所に導いてあげることができます。
例えば、リーダーが生き生きと仕事しているのを見て、
部下が「私もあんな風になりたい」と思い、部下が頑張って働くのも
先頭を歩いて目標になってあげるリーダーシップだと思います。
リーダーが、
「頑張ったら、私のように年収1000万円稼げるようになれるんだよー」
というのも目標になる形の一つですね。
部下をコントロールして、チームを動かそうとするのではなく、
リーダーが先頭を歩き、自分が目標になってあげるリーダーシップです。
リーダーが先頭で輝きを放ち、その輝きの魅力で、チームを動かししていきま
す。
部下は、リーダーに命令されて動くのではなく、リーダーの魅力に惹きつけら
れて動くので、自発的で、モチベーションが高いチームが作りやすいです。
●ヴィジョナリータイプ●
ヴィジョナリータイプのリーダーは、チームにヴィジョンを示すことで、
チームを動かし、チームのヴィジョンを実現していきます。
チームに夢を示してあげるリーダーです。
お仕事で、“やらなければいけない仕事”と、“やりたい仕事”だと、
どちらかモチベーションが高くなると思いますか?
そうです。
一般的には後者の方がモチベーションが高くなりやすいです。
人は、しなければいけないこと(義務や役割)や、正しさ(正論)だけでは、
モチベーションは、上がりにくいです。
また、義務と役割、正論だけでは、リーダーについていこうとは思いにくいです。
ヴィジョナリータイプのリーダーがチームに、
ヴィジョンを示してあげることで、チームに感動を与えていきます。
「俺、こんな素敵な職場にしたいんだー」
「私、皆が、やりたいことができる職場にしてみたいの」
「みんなで、世界中で 一番早い車、作ってみようぜー」
「みんなが笑ってすごせる病院にしたいと思っています。助けてくれないか?」
そのリーダーが持つ夢に、人は心を動かされ、
感動で、チームは動機づけられ、モチベーションが生まれます。
パッチアダムスという映画をみたことがありますか?
あの映画は、実在の、ハンター・アダムスさんという人がモデルの映画なので
すが、ハンター・アダムスさんは、無料で診察を提供する病院を作りたいとい
う夢を持っていました。
普通にこの話を聞くと、病院てお金がかかるんでしょう?無理でしょう~と
僕は思ってしまいます。
でも、この人は、この夢を持ち続けたんですね。
そうする内に、その夢に賛同する人が集まり、協力者が増え、
本当に、無料で診察する病院施設ゲズンハイト・インスティテュートを、
ウエストバージニア州ポカホンタスというところに設立しました。
すごいですね。
この人の、ヴィジョンを示すリーダーシップに、人がついてきたんですね。
リーダーの夢に賛同できれば、同じように素敵な夢が見れ、義務と役割の仕事ではなく、
夢のために向かっていく仕事になりチームは高いモチベーションを持ちます。
●リーダーシップ●
リーダーシップの意識は、役職がなくても、持つことができます。
例えば、自分が職場の雰囲気を良くするリーダーになろうと思ってみたり、
休みが取りにくい雰囲気をなくすリーダーになってみようと思ってみたり、
人に笑顔を振りまくリーダーになってみようと思ってみたり、
することによって、リーダーシップを持つことができます。
そして、その意識が、職場の意識を変えていきます。
また、リーダーシップを持とうと意識することは、
その人自身を成長させていきます。
私は、役職がないから、関係ないは~と思わず、
リーダーシップを持ってみようと思われてみるのをお勧めします。
その意識が、あなたを、きっと成長させてくれますから。