今後

さて、「雇用条件」と考えていらした、育休もしくは再雇用が、“状況による”となっ
てしまわれて、さぞかし不安なことでしょうね。
うまく望みどおりに出来ればいいですが、出来ない場合…
花菜さんの計画が厳しくなる、つまり、影響が出るわけですよね。

“状況による”と、何故、先生は意向を変えてしまったのでしょうね。

他のみなさんも、それぞれに不満を持っているとすれば…
保証出来るだけの余裕がなくなった　とか、
先生が目指す病院経営の方向が変わってしまった　とか、
…花菜さんのメールからだけでは、想像するばかりですが、
花菜さん達にとっては、迷惑な話ですよね。

このまま、先生の状況による判断次第でいるのは、
お子さんを持つことを考えておられる花菜さんとしては、育休もしくは再雇用がある
ということで、ご主人と生まれてくるお子さん、そして花菜さんが、
「こんな風に人生を歩んでいきたい」と予定していらした育児の時間や養育にかかる
費用、家庭づくりなどを定めにくくなりますから、悩ましいですよね。

> このような状況で選択する場合、どうしたら悔いのない選択を出来るのでしょうか。

というご質問ですが、今回のことで最終的に影響が出るのは、この、「どんな人生を
家族と歩みたいか」という所のようです。
ですから、もしかすると、花菜さんは、仕事上の進退をお考えかもしれませんが、
実際には、「どんな人生を家族と歩みたいか」ということを選択する事になります。
…ここが、第一段階に注目する点では、と私は考えます。

すると、さらに次の二つの側面も選択していけるのではないでしょうか。
一つが、「現職場の将来が不透明であるという状態において、どのような家族計画を
立てようか」（一段階めの目標を再吟味する）、
もう一つが、「仕事に何を求めるか」という点です。待遇面というのは、この前者に
当たりますし、

> スタッフ間はとても仲が良いので、それのみを考えればこのままこの場所に留まりたいのですが、

というのは後者についての選択ですよね。
一般に、私達は、仕事に対して、収入や社会への参加・貢献、やりがい、自己の証
明…etc 多くを求めていると思います。
仕事に対する多くの望みのうち、各自が、特定の一つ、または全体に思い入れを持つ
ので、仕事の価値観というものは、多種多様にありますが。

勿論、花菜さんは、あなたが望むだけの、価値のある仕事を選択していいんです。
ただ、、悔いのない選択についてご質問される花菜さんは、
「今の職場は駄目だ」と考えるよりも、いくつかの価値について、
「迷う余地がある」と感じていらっしゃるのかもしれません。
…その場合は、今の職場を決めた時のように、もう一度、仕事に何を求めるかを
選択する必要があるのかもしれませんね。

そして、この仕事についての選択だけを考えていると、迷う＝こだわりがある→決めら
れない→ますます迷う＝ますますこだわる→ますます決められないという堂々巡りに
陥ってしまうことも有り得ます。
ここから抜け出す鍵が、第一段階の「どんな人生を家族と歩みたいか」です。
これが決まれば、選択しやすくなりますよ。

花菜さんにとって、お子さんって何でしょうか。
ご主人や家族は・・・。
そして、家族みんなで、どんな風に人生を歩んでいきたいでしょうか。
子づくりのもう一人の当事者であるご主人は、花菜さんの現状をご存知でしょうか。
ご主人が、どのような家族像を抱いていらっしゃるか、花菜さんはご存知でしょうか。
お二人の目指すものが両方手に入るには、どんな選択が出来るでしょうか。。。

これらをより具体的にしていくことは、先生の決断を待つより遥かに、
花菜さんがお仕事を選択することを容易にしてくれます！
お二人で話される時は、ゆっくりと「将来の希望についてだけ」お話なさるといいで
すよ。
私達は、「いい事」を話したり、考えたり、感じる時間を持つと、
「そうなりたいなぁ」という意欲がより高まりますから。(^^)

よろしければ、二つの段階の、三つの点について、順番に一つずつ確認してみてくだ
さいね。
もし、「どうしてもコレは嫌！！」などという事柄で選択が停止するようでしたら、
初回無料やボランティアの電話カウンセリングなどもありますので、
一度お試しになってみてください。。。それが、どうにもならないものかどうか、
一緒に見てみましょう～！！

少しでも参考になれば幸いです。
それでは。

伊藤昌代