自分と自分の将来が不安です

相談者名
カズヒロ
はじめまして。
私は、大学院2年の学生で、この3月で修了です。
将来のことで相談があります。
私は、4浪の末に大学に合格しました。ずっと教員になりたくて頑張ってきました。教員として、子ども達に努力することの大切さと、成功した時の充実感が次への生きる力となることを伝えられるような指導をしたいと思っています。
昨年の公立の試験は不合格でしたが、今年に受けた私立の中高一貫校から内定を頂きました。でも、いざ夢が叶った時に、本当に自分は教師ができるだろうか?何もできないのではないか?という強い不安にかられました。授業は、教育実習しか経験がないのも原因だと思います。それでも、大学4年の教育実習では、授業もできて、生徒と関わる中で、絶対にこの職業に就こうと決心したのです。内定を頂いた学校の一次面接で、私の教育に対する考えが甘いと指摘されました。納得はできましたが、教師に向いていないのかもしれない、と自信をなくしてしまいました。その後、最終面接の通知がきて、受けたら合格してしまいました。でも、嬉しくないんです。
これを断ったら、年齢的に就職は厳しくなるし、専任教員なんてめったにない話だと回りには言われました。でもどうしても不安がぬぐいきれなくて、
自分が何にもできない気がして、苦しくて苦しくて。こんな風に思ってしまうのは、一年半前に彼女に振られたことが、まだ自分の中でひっかかっているせいかもしれません。最近、夢に彼女のことをよく見るようになってしまいました。
両親の前で、自分の不安な気持ちを話しながら、涙が止まりませんでした。
両親は、不安があるなら、今回は辞退して、これから一年間、自分に自信をつけるために、頑張ってみたらと励ましてくれました。
私は、非常勤講師をやりながら、本当に教員が向いているのかどうか確かめるため、内定を頂いた私立を辞退することにしました。
教師の夢だけを追ってここまできて、それに自信がなくなって、でもその夢を捨て切れなくて。自分がどうしたいのか、わからなくなってしまいました。両親や、先輩に心配をかけっぱなしで心苦しいし、はやく自立して恩返ししたいのです。そのために、自分に向いていることが本当は何なのかを知りたいし、自信をつけたいのです。どうかご助言をお願い致します。
カウンセラー
小川のりこ
カズヒロさん、ご相談ありがとうございます。小川のりこといいます。
よろしくお願いいたします。

まずは合格おめでとうございます! それはもう毎日一生懸命、教員になりたいと
いう目標のために頑張って来たのでしょうね。

#教員として、子ども達に努力することの大切さと、成功した時の充実感が次への
#生きる力となることを伝えられるような指導をしたいと思っています。
この気持ちって本当に大事ですよね。ものすごく大きなエネルギーをこの言葉から
も感じます。なんだかこちらも嬉しくなってしまいます。
だけどようやく目標に向かっていけるというときに、いっぱい不安が出てきたみたい
ですね。それに「考えが甘い」など言われてしまうと、すごくショックを受けてしまって
も当然ではないでしょうか。

#その後、最終面接の通知がきて、受けたら合格してしまいました。
#でも、嬉しくないんです。
この合格通知を手にしたとき、カズヒロさんはどんな思いでこの結果を受け止めて
いたのでしょうね。

#これを断ったら、年齢的に就職は厳しくなるし、専任教員なんてめったにない話だ
#と回りには言われました。でもどうしても不安がぬぐいきれなくて、
どんな不安なのでしょうか。とってもいっぱい沢山のことを考えているような気がしま
す。それはとってもしんどくて疲れることではないでしょうか。

#こんな風に思ってしまうのは、一年半前に彼女に振られたことが、まだ自分の中で
#ひっかかっているせいかもしれません。最近、夢に彼女のことをよく見るようになって
#しまいました。
そうですか。とても大切な方だったんでしょうね。大事だからこそ傷ついて、その部分が
まだ痛みとなって残っているようですね。おつらいと思います。
このあたりのお話を、もう少し詳しくお聞きしたいところです。
夢にまで見る彼女のこと。どんなお別れだったのでしょうか。そしてどんな思いで
カズヒロさんは今日まで過ごしてきたのでしょうか。

#両親の前で、自分の不安な気持ちを話しながら、涙が止まりませんで
#した。両親は、不安があるなら、今回は辞退して、これから一年間、自分に自信をつ
#けるために、頑張ってみたらと励ましてくれました。
素敵なご両親ですね。そしてご両親にそういうお話が出来るカズヒロさんも素敵
です。私たちは両親とのコミュニケーションが一番難しくもあります。一番近い存在
でもあるし、迷惑をかけたくない人たちでもありますからね。そのご両親に自分の
気持ちを正直に話せるカズヒロさんは、とても素直な方なんでしょうね。

#私は、非常勤講師をやりながら、本当に教員が向いているのかどうか確かめるため、
#内定を頂いた私立を辞退することにしました。
一生懸命考えた末のご決断だったのでしょうね。

#教師の夢だけを追ってここまできて、それに自信がなくなって、でもその夢を捨て切
#れなくて。自分がどうしたいのか、わからなくなってしまいました。両親や、先輩に心
#配をかけっぱなしで心苦しいし、はやく自立して恩返ししたいのです。そのために、
#自分に向いていることが本当は何なのかを知りたいし、自信をつけたいのです。
私がカズヒロさんにとても強くお伝えしたいことは
「夢を捨てる必要なんて全くない」ということです。

カズヒロさんはとても誠実な方だと思いました。お世話になった人たちに対する思い。
そして今まで、本当に熱心にお勉強をし続けたことと思います。
今は自分がそうやってやって来たことに対して、少し自信を無くしているところもある
みたいですね。だけど私はこう思います。
カズヒロさん、あなたはご自分を信じる力がある人だと。
自分を信じると書いて「自信」ですよね。今カズヒロさんが悩んでらっしゃることも、
頑張ろうとしておられることも、私はとても輝いて見えますよ。
文章を読ませて頂いても、カズヒロさんの夢に向かうエネルギーを強く感じます。
熱い思いを感じます。
あなたにはこの夢を現実のものとする力があると私は感じます。
とてもとても強い思いですよね。それは、あなたがこの「教師」という職業が好きなのでは
ないでしょうか。大好きだからこそやりたいことなのですよね。
私は好きな職業は、その方の「天職」だと思っています。
ずっと夢だったんですよね。そして合格するまでに至ったんですよね。
そしてこの仕事に就くことに喜びを感じていますよね。
だとしたらカズヒロさん。
「教師の仕事」があなたを待っているんじゃないでしょうか。
もしも・・・「教師の妖精」なーんてものがいたとしたら、
きっと大喜びですよ! そこまでエネルギーをかけてくれるなんてね。
カズヒロさんなら出来ます。私はその力があなたにあると思っています。
大丈夫ですよ。

ただ、一つ気になるとしたら、カズヒロさんの好きだった女性のお話ですね。
その時の思いやつらさが残っていて、もし、これが何らかの障害になっているのでは・・・
と感じられたならば、またこちらを頼っていただけますか?
たくさんのカウンセラーがあなたをサポートいたしますからね。
ご相談、本当にありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

アルコール依存症の父からの虐待経験、学生時代のいじめから、恋愛依存、不倫や風俗を経て、自分を抑え付けるような結婚生活後、8年で離婚。その後自分に向き合い、今は穏やかに生きる。 過去のあらゆる経験をもとにして、恋愛関係、家族関係を得意とし、お客様と共に成長するスタイルを取る。