今後の自分の身の振り方について

相談者名
むー
こんにちは。昨年の春、大学を卒業しアルバイトとして働いている者です。大学院を目指していましたが、不合格になり就職活動もしていなかった為いわゆる「フリーター」です。今はパートタイムで子どもたちに勉強を教える仕事をしています。
今日相談したいのは、自分自身のこれからのことです。アルバイトという立場もあってか、年度末ということもあってか、これから来年度、数年後、10年後、自分はどうなっていくんだろう、と思っています。今の仕事は上手くいかなくてつらく思うこともありますが、おおむね気に入っています。理不尽なこともありますが、成績が上がったとか、私に勉強を教わりたいとかいう声が上がって来た時、嬉しく思います。
周囲の大人たちからは一刻も早く正社員になるよう、言われています。特に一番母親が口うるさく言ってくるように思います。福利厚生や社会保障の点で違いがあるということもありますが「大学まで出て定職に就かず家にいるのはおかしい」というのが最大の理由であるようです。3月15日までに就職を決めなければ家で働かせる(家は自営業をしています。私は継ぐ意思はゼロです。)、と半分脅しのようなことも言われています(この相談への回答が載る頃どうなっているでしょうか。心配です)。親のために就職するわけじゃないし、どうするかは自分が決めることだし、そんなの納得いかないし、その「脅し」に同意なんてしていませんが、どうして母親がそんなことを言うのか、その背景は分かる気がします。・・・とはいえ、仮に家を手伝わされても、教える仕事を辞める気はありません。正社員就職で教育関係の仕事を探すこともよくあります。私自身も不安だからです。しかし、いい求人がなかなかなかったり、あっても不採用になってしまっているのが現実です。本音を言えば、今の場所にもっと関わりたいけど、正採用はないようなのです。あっても異動の可能性が高いらしいです。
この先のこと、自分も心配しているし、周囲も心配している。正社員になりたいし、正社員を経験すべきだとも思います。しかし、今の現場への愛着もあって、これからどうしたらいいのか、分からずにいます。
何かヒントになる助言を頂けたらと思います。よろしくお願いいたします。
カウンセラー
庭野智美
むーさん、はじめまして。
カウンセリングサービス所属カウンセラーの庭野智美と申します。
今回、むーさんのご相談を担当させていただくことになりました。
どうぞ、よろしくお願いします。昨年大学を卒業してからパートタイムでのお仕事を続けてこられたのですね。
子どもたちに勉強を教えているとのことですが、
思うようにいかないことも多々あるかと思います。
そのような状況にありながらも、子どもたちの成績が上がったり
むーさんに勉強を教わりたいという声が上がったりしているのは素晴らしいですね!

そして、そのことに嬉しさを感じられるというのは、
むーさんにとって今のお仕事のやりがいになっている部分ではないかと思います。
そうやって過ごしてきた1年間を振り返ってみると、
思う気持ちがいろいろと出てくる時期かもしれませんね。

周りの大人から現実的な話をされると、
むーさん自身もわかっているからこそ、
ムシャクシャした気持ちや辛い気持ちになるかもしれません。
それは、むーさんが将来のことを(周りに言われなくとも)
真剣に考えているからではないでしょうか。

“親のために就職するわけじゃないし、どうするかは自分が決めることだし、そんなの納得いかないし、その「脅し」に同意なんてしていませんが、どうして母親がそんなことを言うのか、その背景は分かる気がします。”

むーさんがお母さまを理解したい気持ちとは裏腹に、
自分の人生を自分に決めさせてらもいたいという強い思いに
葛藤しているように感じました。

お母さまを言っていることを理解するのと
お母さまのいう通りの人生を送ることは同じではない、と私は思います。
むしろ、お母さまを理解しつつ、
むーさん自身が自分の人生を歩むことはできるものだと思います。

むーさんにとってお母さまの背景を理解するというのは、
具体的にどんなことなのでしょうか。
お母さまはどんな背景があってむーさんに言葉をかけているのでしょうか。

正社員での就職が難しい現状が目の前にあると
将来に対する不安な気持ちでいっぱいになることだと思います。
しかし、経済的な安定は確保されつつも
納得いかないことを仕事として嫌々続けていくのと、
経済的な不安はありつつも
自分が関わりたい!続けてみたい!と強く思う仕事をイキイキとやってみるのと、
どちらのほうが魅力的でしょうか。

また、興味のある分野で一生懸命に取り組んだことは、
これから先に改めて就職活動をした際に経験値として評価されうるものになります。
今のアルバイトを続けていたとしても正採用がないとのことですが、
仕事の取組み次第では将来どんな働き方を要望されるかはわからないものです。

この先のことが心配なのはむーさん自身が身をもって感じていることだと思います。
よろしければ、その不安な気持ちを私たちにお聞かせいただければ、
全力でサポートしていきます。
前に進むのはむーさん自身ですが、応援者は多ければ多いほど勇気につながりますよ!

むーさんの今後に良い流れが来るよう私も応援しております。
どうかむーさんが自分の目標に突き進んでいけますように。

この度はご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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