相談者名 | カズイ |
私は幼い頃から親の顔色を伺って対応を変えて適用してきました。 そのせいもあってか私は自己否定感が強い人間で、世間の流れに無理矢理自分を当てはめる生き方をしてきました。 仕事においても我慢しながら身を削る働き方を新卒から12年間続けてきました。 このまま今の仕事を続けても自分に明るい展望が見えないので転職を検討しています。 承認欲求のエンジンを積んで走り続ける限界を知ったと同時に、このやり方をこの先も続けていっても通用しないし、自分が壊れてしまうことを身をもって感じ取りました。 しかし、求人情報を読んでも、どの仕事も自分が我慢して苦しむ姿が浮かんできます。 こういう時はどういう心持ちでいるべきなのでしょうか? | |
カウンセラー | 大塚亘 |
カズイさん、はじめまして。 今回担当させていただきます、大塚亘と申します。 カズイさんの文章を拝見して、私は、カズイさんの長所がたくさん分かりました。 幼いころから親の顔色をうかがう「ことができる」ということは、相手への思いやりや、 自分の意思とは少し違いながらも世間に合わせることができたということは、それだけの そして、しんどさを感じながらも、12年も仕事を続けてこられたわけです。短期間で仕事を そして、実際に、仕事における周りからの評価も高いですよね。 つまり、カズイさんは、「ダメな人間」であるどころか、全く正反対の、「素晴らしい人間」 これは、12年間頑張って素晴らしい人間になった、ということではなく、幼いころから つまり、もともと素晴らしい人間であっただけであり、幼いころから今までずっと、 でも、カズイさんは、 「いやいや、私はたいした人間ではないですよ」 と思われたかもしれませんね。しかし、カズイさんが素晴らしい方であるというのは、 問題があるとするならば、カズイさんが、ご自身のことを「ダメな人間である」と、 >承認欲求のエンジンを積んで走り続ける限界を知ったと同時に、このやり方をこの先も そうですよね、ここは、今までのやり方を少し変えてみる必要があるかもしれません。 自分が「ダメな人間」であると根本的に「誤解」してしまっている場合、「自分はダメ しかし、その頑張りは、心理学では「補償行為」といいまして、どういう感じかといい 「ダメな部分の埋め合わせを一生懸命続けている」 という心理状況になります。 能力があるので「ダメな部分の埋め合わせ」はできるのですが、カズイさんが書いて 「もともと自分がしたいことをしているわけではない」 ため、埋め合わせができても達成感がなく、楽しくありません。 埋め合わせができても、「周りから責められずに済んだ」、「問題を起こさないことが しかし、客観的にみると、カズイさんのように周りの評価が高い場合が多いのです。 「承認欲求のエンジンを積んで走り続ける」ことをされてきたわけですが、周りは、 それでは、この世で一番カズイさんを承認していないのは誰でしょうか。もうおわかり 「カズイさんご自身が、この世で一番カズイさん自身を承認していないのです。」 客観的にみると、素晴らしい人間で、実績も積んできたにもかかわらず、承認されて ですから、ぜひ行っていただきたいことは、 「カズイさんが、カズイさん自身を承認してほしい」 ということです。 >しかし、求人情報を読んでも、どの仕事も自分が我慢して苦しむ姿が浮かんできます。 カズイさんがご自身を全く承認していない状態で転職した場合は、このカズイさんの不安が もともと、はじめから、カズイさんは「ダメな人間」ではなかったのです。それなのに、 カズイさんは、生まれた時から、幼いころから、そして、学生時代、社会人と、ずっとずっと まずは、いままでご自身が頑張ってきたことを、心の中でいいですからたくさん思い出して 「私は頑張った」 「私はよくやった」 「私は素晴らしい」 と思ってみてください。自己承認は、すぐにできるものではありません。今まで何十年と もし、自己承認のスピードを速めたいのであれば、ぜひカウンセリングを使っていただき そして、自己承認が進んでくると、こうなります。今までは、 「ダメな人間であるから罪がふさわしい」 という無意識の願いが叶ってきました。しかし、自己承認が進んでくると、今までとは逆で、 「自分は価値ある人間であるから、自分には、楽しさ、やりがい、達成感がふさわしい」 という無意識が大きくなり、 「自然とその無意識(価値がある人間である)にふさわしい行動をし始めるので」 楽しさ、やりがい、達成感のある生活が近づいてくるのです。 とても素晴らしいと思いませんか? そして、そのような楽しい、達成感のある生活に、価値あるカズイさんはふさわしいのです。 自己承認が進んでくると、年齢の問題(これも、問題があると誤解していただけですね) 転職するしないとか、転職するなら何をするのかを考えてもかまいません。しかし、 「チャンスは向こうから勝手にやってくる」 という感じになります。これは、言葉で説明するのはとても難しいので、「そんなことも そして、ただただ「自己承認を続けていってほしい」と思います。もともと素晴らしい方 読んでくださり、ありがとうございました。 大塚亘 |