コミュニケーション上手になる方法3~相手に興味を持とう~

コミュニケーション上手になる方法の第3弾。

今回は緊張してしまいコミュニケーションが上手く取れない 時は、どうすればいいかを紹介しています。

以前ご紹介させてもらったコミュニケーション上手になる方法のシリ-ズの
第3弾です。

カウンセリングの現場で、コミュニケーションが上手く行かずトラブルが起き
てしまっているケースのご相談や、コミュニケーションをどうとっていけば
良いかわからず悩んでいるケースは少なくありません。

それくらい、コミュニケーションは、対人関係を持つ上で大切なものだと思い
ます。

コミュニケーションのスキルを身につけれれば、ありとあらゆる対人関係で役
にたつと思います。
身につけて損はないスキルだと思います。

今回も、そんなコミュニケーションに関してのテーマを扱っていきたいと思い
ます。

● 緊張して人と上手く話せないケース ●

カウンセリングの現場で、「人と上手く話せないんです。」というご相談を、
していただくことがあります。

僕自身、昔は、人と話す時に緊張して、頭の中は真っ白になり、顔は真っ赤に
なってしまい、言葉を発すると どもってしまっていたので、ご相談いただい
た方の悩む気持ちはよくわかります。

「人と上手く話せないんです。」というご相談を、詳しく聞かせていただくと、
下記の感じの話を聞かせていただくことが多いです。

・緊張してしまう。

・どう思われているか気になってしまう。

・ちゃんと喋れているのか自分の言動を監視してしまう。

・何か話さなきゃ、話さなきゃと焦ってしまう。

緊張してしまう、どう思われてしまうか気になってしまう、ちゃんと喋れてい
るのか自分の言動を監視してしまう、という気持ちが作られる背景にある心理
には、自己嫌悪や、無価値感という心理が隠れていることが多くあります。

自己嫌悪や、無価値感を癒していくと、自分のことが好きになっていき、
自分に自信を持てるようになっていくので、人の視線が気になりにくくなり、
緊張感などが緩和されていきます。

簡単に言えば、自分を好きになることで、緊張感が緩和されていくケースが
多いのです。

自分を好きになろうとするのは時間がいることでもあります。

極端な話、今日まで自分のことをが大嫌いだったのに、明日から自分ことを
大好きと思えるかというと難しい話でもあります。

少しずつ少しずつ自分を好きになっていって、自分ことを好きと思えるように
なるというのが一般的だと思います。

自分のことを好きになることで、コミュニケーションを取る時の緊張感が無く
なり、リラックスした状態でコミュニケーションを取れるようになれれば、
素晴らしいことだと思います。

しかし、自分を好きになれるようになるまで、コミュニケーションが上手く取
れないというのは苦痛を感じます。

自分を好きになるまでに、コミュニケーションを上手く取るための緊急の
対処方法が欲しくなります。

そんな時に、僕は、「聞き上手になりましょう」というのを提案させてもらう
んです。

● 聞き上手になる方法 ●

コミュニケーションを取るのに、自分から話しかけなければと思うと、緊張し
てしまったり、『何か話さなきゃ、話さなきゃ』という焦りの思いが頭の中を
占領してしまい何も思い浮かばなかったりしてしまいます。

そうすると更なる焦りを生んでしまいます

自分から話しかけるというだけが、コミュニケーションでなく、
相手の話をよく聞くというのもコミュニケーションの大事な要素だと思うんで
すね。

話し上手になるのが難しければ、聞き上手になるのにチャレンジしてみると
いいと思います。

聞き上手になる方法の一つが、“質問をしてあげる”ことです。

例えば、タバコを吸っている人に、

「タバコ好きなの?」
「うん」
「どこのタバコが好き?」
「マイルドセブンかな。」
「1日何本くらい吸うの?」
「多い時は2箱かな~、普段は1箱なんだけどね。ストレスが溜まると2箱に
なったりするなー」
「ストレス溜まること多いの?」
「多くはないけど、仕事柄、忙しい時は忙しくて、暇な時は暇な仕事でね、
忙しい時は家に遅く帰る日が多くてねー、その時はストレス溜まるねー。」

こんな具合に相手に質問をして、相手が答えてくれる話を相槌を打ちながら
聞くことで、コミュニケーションが成り立ちます。

人は、自分の話を聞いてもらえることは嬉しいものです。
聞き上手になることができれば、相手のあなたへの印象は良くなります。

● 質問上手になる方法 ●

相手に質問を投げかけることができれば、会話がなりたちやすくなります。

では、その質問をたくさん思いつくコツは・・・・

“相手に興味を持ってあげること”

自分はどう思われているのかな? ちゃんと話せているだろうか? と意識を
自分に向けている時は、緊張状態を作りやすくなるので、質問事項が思いつき
にくくなります。

自分に意識を向けるのではなく、
相手はなにが好きなのかな? どんなこと考えてる人なのかな? と
相手に意識を向けることができれば質問事項を思いつきやすくなります。

質問することをたくさん考えたい時は、
自分に意識を向けるのではなく、相手に意識を向けてみましょう。
そうする方が、質問事項が思いつきやすくなります。

● コミュニケーション上手になるコツの一つ ●

私たちは、コミュニケーションが上手く取れない時、上手く取れない自分を
嫌ってしまったり、責めてしまったりすることがあります。

そうすると、自己嫌悪という心理を作ってしまいます。
前述に書かせてもらったんですが、自己嫌悪の心理は、対人関係に緊張感を
作ってしまいコミュニケーションを取る時の邪魔になってしまうことがある
んですね。

コミュニケーション上手になるコツの一つなんですが、
コミュニケーションが上手くできない、自分を嫌わないことが、
コミュニケーション上手になる方法の一つでもあります。

コミュニケーションが上手くできない自分を責めてしまうということは、
もっと上手くできたらいいのになという気持ちが心のどこかにあるからだと
思います。

上手くできたらいいのになと思う気持ちを持っていることは、素晴らしいこと
だと思います。

もし、コミュニケーションを上手く取れない自分を嫌うことがあれば、
自分を嫌うよりも、上手くできたらいいのになと思う自分が心のどこかにいる
ことを褒めてあげてみてくださいね。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。