人前でものすごく緊張してしまう

相談者名
NANA
私は、昔から、人前での発表や集団の中での発表などで、ものすごい緊張してしまうんです。例えば、国語の授業での本読みとかで、緊張して声が震えてしまうんです。これは昔からの悩みで緊張すると声が震えてしまうんです・・。たぶん、みんなに見られてるっていう圧迫感から、またはシーンと静まり返った中での発表だから緊張してしまうのかもしれません・・。本当は、もうそんなこと気にしない、誰も聞いてやしないんだから・・と自己暗示をかけて緊張をほぐすように頑張っているんですが、いざ自分の番がやってくると、本当に心臓がバクバクしてそれに自分が気づいて声が震えてしまうんです。次の日自分が発表するのがわかってたりすると、もう前々からそのことばかり考えてしまってすごい不安や緊張に襲われます。みんなみたいに何も考えずすらすら発表できたり、自分の意見を言ったりしたいんです。たぶん、昔から緊張して悩んでたんで、「また声が震えたらどうしよう」とか過去の失敗が今も引きずっているんだっていうのがわかるんです。もう私も高3だし、今だに緊張しているっていうのはなんか自分でも嫌だし、私の将来の夢がサービス業で接客をしたり、プレゼンをやったりして、自分の意見を言わなくちゃいけないんで、早くこの悩みを解決したいんです。。自分でも何でそこまで緊張するんだろうっていうのはあります。友達にも「緊張してもいいじゃん」って言われて頭では理解しているんですが、いざぞういう場になってみると、考えないようにしていても、すぐ緊張で胸が苦しくなります。落ちついてゆっくり話そうと心がけるんですが、いざしゃべると緊張から、もう頭の中はそのことばかりで、空回りして息が苦しくなって、早口になって声が震えるんです・・。そして、私が緊張して声が震えているのをクラスのみんなが聞いているのがわかると、なんかすごい恥ずかしいし、みんなが正直どう思っているのかっていう不安に襲われます。この悩みが消えたら、もっと楽に生きれるのにって、正直思うんです。何かいい解決法があったらぜひ教えてください☆私、頑張って今のこの悩み克服したいんです。夢のためにも。。なんか分かりにくい文章で読みにくくてすいません・・。
カウンセラー
根本裕幸(退会)
NANAさん、こんばんわ。根本です。
ご相談、ありがとうございました。きっと販売の仕事、人前でプレゼンしたり、売込みしたり、そんな仕事はNANAさんに向いてらっしゃると思いますよ。
イキイキとした笑顔で、ハキハキと営業されている姿が目に浮かぶようです。

大局的に見ると、今のNANAさんは人前に立つことの恐れや注意事項を経験を通じて学んでいらっしゃるような感じがします。
もし、まったく緊張がなく、見られてるって感覚を意識することがなかったとしたら、人を惹き付けるプレゼンテーションは出来ないものです。
なぜかというと、それはプレゼンというよりも、独演会・独壇場になってしまうから。
見られることの意識や緊張感が、丁寧さや参加者の気持ちを汲み取る気使いを生み出します。
気持ちよく聞ける、印象良く映る、そんな仕事ができるようになれると思います。

え?ほんまに?信じられへんわ・・・という声を覚悟でお話しました(^^)
頭の隅に「そうなんやあ。そうやったらええなあ」という気持ちと共に置いといてくださいね。

さて、僕はカウンセラーですから、NANAさんの緊張について、正面からも考えていきましょう。

緊張してしまう裏には不安や恐れ、自信の無さといった感情が眠っています。
失敗したらどうしよう・・・
うまくいくかな?
笑われないかな?
ちゃんと話せるかな?
緊張しててバカにされないだろうか?等々
その不安や恐れは尽きる事を知りません。

でも、発表しなきゃいけないと思ったときからその感情があるので、なかなか発表内容に打ち込むことも難しくなってしまうと思うんです。
そうすると意識は常に聞いている人に向いてしまうので、宙に浮いた気分、浮き足立ってる気分になることだってあるかもしれません。
一つの解決方法としては、意識をできるだけその内容に向けることですね。
本読みならば、その本にすべての意識を集中させようと思ってみることです。
これはすぐにうまくいくやり方というよりも、少しずつ少しずつその経験を通じて上達させる方法かと思います。
プチ・チャレンジというのかな。
前回よりも今回、少しでも多くの意識を本に集中できるようにしてみてください。

それから、カウンセリング的に見ていくとすれば、何かそんな強い緊張感や恥の感覚、強い恐れをいつ頃から、何がきっかけで感じ始めたのかな?というところです。
例えば、家族の誰かがすごく恥を恐れているとしたら、自然とそれを真似て、恥をかくことを必要以上に恐れてしまうようになります。
僕たちが日本語を話せるのは日本語学校に行ったわけでもなく、両親や家族からそれを学んだからですよね。
子どもの僕たちは家族からほんとに多くのものを真似て覚えます。
言葉だけじゃなく、立ち居振舞いも感じ方すらも。

そんな自分のその感情に似たものを持っている人、あるいはその正反対の人がいないかどうか、身の回り、特にご家族を見返してみてください。
何かヒントが落ちてるかもしれません。

だとすると、それはNANAさんが元々持っていた要素ではありませんから、手放していくことができます。
これは私のものではなくお母さんのものなんだ、という風に思ってみてください。
これもちょっと時間のかかる方法ですが、自分と向き合う気持ちを大切にすれば、必ずいつかは到達できるものです。

最後に処方箋的なやり方ですが、友達でも恋人でも家族でも誰でもいいので、そんな不安になっている気持ちを全部聞いてもらう場所を自分のために作ってあげましょう。
それだけで、心が楽になっていくことができますよ。
もし誰も思いつかないときはカウンセリングを使ってみて下さい。
無料で、何度も利用できるところもありますから遠慮なく。

それでは人前でも自分を素直に出せる人に成長できるように影ながら応援しています。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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