人見知りが激しくて、心をさらけ出せない

相談者名
ゆみ
私は人見知りが激しくて、なかなか心をさらけ出せる親友がいません。
友達はいても、遊ぶのを誘うのもいつも私だし、私の周りに人は集まってきません。
だから、私がみんなのところに遊びに行きます。
私は1人になるのが怖いです。
それは多分周りの人から「あの子1人ぼっちだ・・・」と思われるのいやだからだと思います。
そして、初対面の人やあまり知らない人と話す時も、すごく気を使ってしまっていつもの自分が出せません。
だから、私は“初対面の人にも普通に話せて、みんなが集まってくるような人”になりたいです!
でも、どうすればそんな人になれるかわかりません。
教えて下さい。
カウンセラー
源河はるみ
こんばんは、ゆみさん。
はじめまして、源河といいます。> 私は人見知りが激しくて、なかなか心をさらけ出せる親友がいません。

本音でつきあえる友達、欲しいですよね。
これは、誰でもみんなそうなんですね。

> だから、私は“初対面の人にも普通に話せて、みんなが集まってくるような人”になりたいです!
> でも、どうすればそんな人になれるかわかりません。

大丈夫、その気持ちがあればなれますよ。

一人になるのが怖い、一人ぼっちだと思われるのがイヤ、
こう思うのは、人見知りをするゆみさんの心の中に、
「人が大好き!」なゆみさんがいるからなんです。
自分から友達に会いにいけるのも、そんなゆみさんがいるからなんですね。

想像してみてくださいね。
私たちは「嫌われたらどうしよう・・・」と思っているときっていうのは、
なるべく嫌われないように頑張るんです。
でも、それは気を遣うことになって、とっても疲れてしまいます。
そんなことが重なると、人に会うのが億劫になってしまいます。
そうして、本当は寂しいのに、人には会いたくない、という状況になります。

でも、ゆみさんは自分の「さみしい」気持ちに正直だと思うんですね。
”さみしさ”は、人と人をつなげる接着剤のような働きがあります。
ひとりになるのが怖い、という理由でも、友達に会いに行くのは全然悪いことではありません。

そこで、”初対面でも普通に話せて、人が集まってくるような人”になるには、
どうしたらいいのか?

まずは、自分のさみしい気持ちよりも、相手の気持ちに興味を持ってあげることです。
きっかけは、「さみしい」でもいいんです。
でも、相手といるときは、自分の気持ちよりも、相手を見てあげて欲しいんです。
「なにを思っているのかな?」
「どんなことを感じているのかな?」
という気持ちを持って、自分からコミュニケーションしようとしてみてください。

そうすると、人見知りで恥ずかしがりやさんな、ゆみさんが出てくるかもしれません。
でも、そんな時こそチャンスなんです。
”人見知りをする”ときというのは、
「相手が思っていること」よりも、「自分がどう思われているか?」に気持ちがいってしまっているときなんですね。
そうなると、そのことばっかりが気になって、相手の気持ちは見えなくなるんです。
そして「ゆみちゃん、自分のことばっかり」って結果になってしまいます。
これでは、本末転倒ですよね。

私たちは誰でも、自分のことに興味を持ってくれる人のことは、好きになります。
その積み重ねが、”ゆみちゃんといると楽しい!”になって、
気がつけば、ゆみさんのまわりには人が集まってくる、
というわけです。

騙されたと思って試してみてください。(^v^)
そうしてコミュニケーションしていくうちに、本音で話せる友達もきっとできますよ。
応援していますね。

相談者名
ゆみ
相談にのっていただきありがとうございました。
これからは人と接する時や話す時は、もっと相手のことを見ていこうと思います。
私は考えてみると、ちょっと自分の勝手というか気分が悪い時などはみんなに愛想悪く振舞ってる所とかありました。
だから、これからは相手のことをよく考える優しい子になりたいと思います。それから、もう1つ、私は確かに「嫌われたらどうしよう・・・」と思って気を使って話していました。
でも、気を使わずに話すにはどうすればいいんですか?
なぜか私の心の中にはいつも「嫌われたらどうしよう・・・」っていうのがあります。
それで、嫌われるかもしれないんなら話さない方がマシという考えが出てきてしまいます。
だから、周りの人に話し掛けられません。
それも男子には全く話し掛けることが出来ません。
「話し掛けてくるな。」と思われるのが怖いんです。
自分自身でもいろいろな原因を考えてみました。
私の覚えている限り、中1までは普通だったと思います。(ちなみに今は高2です)
思い当たる事は6年の時、男子にいじめられていました。
内容は2人の男子からの悪口だったのですが・・・。
でもよく分かりません。
私は「嫌われたらどうしよう・・・」というのを考えず誰にでも普通に話し掛けれるようになりたいのですが、どうすればいいんでしょうか?

なんか話が違う方向になってしまってすいません。

カウンセラー
源河はるみ
こんばんは、ゆみさん。
もしかしたら、もうひとつのトピックのYUMIさんは、
ゆみさんなのかな?
違ってたら、ごめんなさい。
でも、もしも同じ方だったら、ゆみさんにとっては、
大きなワンステップが迫っているような気がしたもので。> 私は考えてみると、ちょっと自分の勝手というか気分が悪い時などはみんなに愛想悪く振舞ってる所とかありました。
> だから、これからは相手のことをよく考える優しい子になりたいと思います。

私たちは、誰だって気分が悪いときには愛想悪くなっちゃうものです。
そんな自分がダメっていうわけではないんですね。
肝心なのは、そんな気分をただひたすら”我慢する”のか、きちんと”伝える”のか、
なんです。

でも、我慢してしまうのにも、やっぱり理由があるんですね。

> それから、もう1つ、私は確かに「嫌われたらどうしよう・・・」と思って気を使って話していました。

この気持ちです。
私たちは、気分が悪くて愛想がわるくなる自分のことが、誰でも嫌いなんですね。
そんな自分が大好きなの!っていう人あまり見たことありませんよね。

そして、もし、そんな自分をとても嫌っていたとしたら、
「実は、気分が悪いの・・・」と言う事が、とっても悪いような気持ちになるんです。
だって「自分のイヤな状態を見せる事で友達にもイヤな思いをさせてしまうかも・・・」
って思いませんか?
そうなると、我慢するしかなくなってしまいますよね。

でも、逆に見てみるとどうでしょう?

なんだか不機嫌そうなゆみさんが、友達の目にとまります。
「あ、なんだかゆみちゃん、不機嫌そう・・・」
と、ここまでは簡単に想像がつきますよね。
でも、ポイントはこの次です。

「ゆみちゃん、怒ってるのかな?」
「いったいどうしたんだろう?」
「なんにも言わないし、ほっといてほしいのかな・・・?」

こうなると、誰も近寄ってはきませんよね。

私たちは気を遣いだすと、ゆみさんが言うように、
どうせだったら、しゃべらない方がマシかも・・・と思います。
でも、”言わなきゃ”その人が思っていることや考えている事は、わからないんです。

> でも、気を使わずに話すにはどうすればいいんですか?

「嫌われたらどうしよう・・・」という恐さから、身を引いているかぎり、
私たちは気を使ってしまいます。
そこで、どうすればいいのかというと・・・
最初に書いたように、”自分が嫌っている部分”があると、私たちはどうしてもオープンになれないんですね。
ということは、”自分が嫌っている部分”を好きになれれば、
オープンになっていくことが出来るんです。

「気を使う」というのは、言い換えると、
”私のイヤな部分がバレないように、バレて嫌われないように、心のドアの鍵をちゃんと閉めておかなきゃ”ということなんですね。

私たちは、自己嫌悪している部分を多かれ少なかれ誰でも持っています。
じゃあ、人と気軽にしゃべれる人と、そうでない人の違いはなんでしょう?

それは、「嫌いな部分もたしかにあるけれど、好きな部分も少しはあるよ」
と、思えるかどうかだけなんですね。
それと同じように、「自分の嫌いな部分よりも、相手を好きな気持ちの方が大切」
って思えるかどうかなんです。

> だから、周りの人に話し掛けられません。
> それも男子には全く話し掛けることが出来ません。
> 「話し掛けてくるな。」と思われるのが怖いんです。

ゆみさんは、心の中で、こう感じているのかもしれませんね。
「あんまり話しかけてこないで。だって、話をしはじめたら、自分のイヤな部分が出てしまいそうだから・・・」
もし、こんな気持ちが心のどこかに隠れていたとしたら、
相手も同じように考えているんじゃないか、と疑ってしまうんです。
でも、これは「そう思われたらどうしよう?」で、そう言われたわけではないですよね。
ここでは、”言わなきゃ”気持ちは伝わらないように、
”聞かなきゃ”相手も気持ちも実際のところは、わからないんです。

> 思い当たる事は6年の時、男子にいじめられていました。
> 内容は2人の男子からの悪口だったのですが・・・。

辛かったですね。
この頃に、ゆみさんは「私はイヤな部分を持っているんだ・・・」
「こんな部分を持っていると、人に嫌われるんだ・・・」
と思い込んでしまったのかもしれません。

人は経験を通して、いろんなことを学びますよね。
この辛かった経験をゆみさんは、「自分を出しちゃいけないんだ」と解釈してしまったのかもしれません。

でも、それは誤解なんですよ。

ゆみさんに、いいところはたくさんあります。
でも、嫌いな部分を人から隠そうとしてしまうと、いいところまで一緒に隠してしまうことになってしまうんですね。

自分のいいところ、自分がとっても頑張ってきたところ、
探してみましょう。
「気を遣う」ことですら、実はいいところなんですよ。
それだけ人を思いやる事ができるんですから。
ただ今は、その練習をしているところ、なんです。
もし、「気を遣う」ところに、相手を好きになる気持ちや思いやりを持とうとする意志が加わると、それはとっても素敵なことです。
ゆみさんの魅力が倍増すること間違いなし!^v^)

勇気を持ってください。
”心”っていうのは、こうやって大きくなっていくんです。
今、あきらめてしまうと、せっかく今まで積み重ねてきた練習が、
台無しになっちゃいます。
応援していますからね。
また、辛くなったらいつでも来てください。

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