相談者名 | ゆり |
私は高2のときに人間関係でいやな思いをし、それから2年間ほど常に人と距離を置いていました。 けれども、大学にあがったとき、少しずつ心が変化し、再び友達を作りたいと思うようになりました。 しかし、2年間も人と距離を置いたせいか、コミュニケーションの取り方がよくわからなくなってしまったのです。たとえば、昔は何も考えずに何時間でもベラベラしゃべることができたし、それが楽しかったのですが、今はすぐに話す内容がなくなってしまったり、話しながら「どうやって何を話せばいいのだろう」など考えることが多くなりました。 そして、友達がいなくなりました。少なくとも、中3のときに私は誕生日プレゼントを15個もらったのですが、今ではプレゼントはおろか、おめでとうメールすら誰ひとり送ってきません。 高校で嫌な思いをするまでは、私は大の人間好きで、友達もたくさんいて、特に何も考えなかったけど、とても幸せでした。 | |
カウンセラー | 馬渕瑛子 |
ゆりさん、はじめまして。 担当させていただくことになりました馬渕瑛子です。よろしくお願いします。 ゆりさんは、社交的で、明るくて朗らかな方なのですね。誕生日プレゼントを15個ももらったなんて、なかなかないですよ。本当のゆりさんは、とても友達思いで、そして愛され上手な女性なのだと思います。 人って、恐れや不安が何もない時は、いい意味で何も考えずに楽観的でいられるんですね。何をするにも心が自由な状態でいられます。ところが、何かものすごくショックなことがあったり、傷つくような出来事があると、またそのような思いをするのではないかと、不安になります。そうなると、自分に対して、防衛線を張ってしまうんです。もう嫌な思いをしなくてすむように、リスクのある言葉や行動は自分で自分に禁止してしまうのです。 中学時代のゆりさんは、きっと、ものすごく心が自由だったのだと思います。 ゆりさんに独りは似合わないですよ。きっと、大勢のお友達に囲まれて、幸せになれると思います。決して諦めないで、傷を癒していきましょうね。ゆりさんの幸せを祈っています。 ご相談ありがとうございました。 |