相談者名 | しい |
もう進路が分かれる、生涯の仲間である1人の 独特のノリや類稀なる気配りを、人生で一番心地いいと思ってしまい 男女関係なく、他の人と話してると その心地いい人の飾らない自然体さや、素をさらけ出させてくれる安心感、 自分の筋は貫く反面 些細な言葉も拾ってくれる所などを思い出し、 つい目の前の相手を比べてしまって、心から笑えずに満たされきれず、興味を感じられません… どうしたらいいでしょうか それに、その人は自分をよく見せようとしない人で 人を嫌うと、その分結局自分の世界が狭まるって分かってるはずなのですが もう純粋には戻れないとは思いますが、 また、どう頑張っても苦手だと感じてしまう場合 | |
カウンセラー | 井上真由美 |
しいさん、こんにちは。 今回のご相談を担当します、井上真由美と申します。 よろしくお願いします。 しいさんは、生涯の友となるような素敵なご友人をお持ちなのですね。友人は人生の宝物となります。大切になさってくださいね。 ただ、その反面、今回のご相談をみると、そのご友人がしいさんにとって最高の存在であるがために、他の対人関係に対して、なかなか満足したものを感じられなくなっているのですね。 しいさん自身が書かれていますが、 完璧を求めるというのは、自分の首を自分で絞めるようなものです。 まずは、この対人関係に完璧を求める気持ちを整理していきましょうね。 ◎なぜ、完璧を求めるのか。 というのは、今回のご相談内容から、 簡単に言い換えると、“人に自分をいいように見せ、結局空気を読めずに相手に気配りができない人”ということになるのかと思います。 そして、この“人に自分をいいように見せ、結局空気を読めずに相手に気配りができない人”というのは、昔の自分と同じだと書かれていますね。 それ程しいさんは、対人関係における過去の自分のことを失敗作のように感じて、否定してはいませんか。 自分が失敗したと否定的に思っている度合いだけ、今度は失敗しないようにと完璧を求めるようになってしまいます。 ◎完璧を求めることをやめるには もちろん、すぐに許せなくてもいいんです。 ですから、最初は昔の自分を理解しようとするだけでも構いません。 下記に、少しばかり“人に自分をいいように見せ、結局空気を読めずに相手に気配りができない人”の原因として考えられるものを書いていますので、自分の当時の心理状態と合わせて見てみてくださいね。 自分を飾ることばかりに意識が向いてしまったり、空気を読めない、または自分のことを優先して人に気配りできないタイプの方というのは、心の底には自分が“負けている”という気持ちを持っていることがよくあります。そして、その“負け”を感じていることから、防衛の手段として、自分を必死で認めてもらおうとします。 しかし、しいさんは幸運なことに、素晴らしいご友人に恵まれましたね。 そのご友人といると、しいさん自身も自然体でいられたのではないでしょうか。 ですから、ご友人がしいさんに接してくれたように、これからはしいさんが自分自身に対して、そのままの自分を受け入れてあげるようにしてください。 そうやっていくうちに、過去の自分・完璧でない自分を許すことができるようになっていくでしょうし、人の不完全さにも理解を示すことができるようになっていくでしょう。 ◎これからの対人関係について ただ、これまでにも述べたように、完璧を求める気持ちは自分の中で消化しておきましょうね。 そして、ぜひ、しいさんに合うご友人を探してください。 必要なのは、自分の価値観や性格と合う人を見つけ、大事に関係を育てることです。 そして、大事に関係を育てるというのは、しいさんにとっては、完璧でない自分を許し、完璧でない相手への理解を深めることです。 また、人の価値観は人それぞれだということも知っておいてください。 考え方の違いを受け入れることができれば、しいさん自身の人間性に幅をもたせることができるはずです。 そして、人は多面的な生き物であるということも、おわかりですよね。 今回の回答は、私の憶測に基づいた仮説の色合いが強いですから、よかったらまたお話聞かせてくださいね。 |