こんにちは、平です。
みなさんからよく、「どうしたら、パートナーができるでしょうか?」というご質問を受けます。
質問をくださるみなさんの多くは努力家で、婚活にも熱心に取り組んでいたりします。
で、合コンやパーティなどにもできるだけ出席したりしているようですが、いまいち、心に響く人がいなかったり、いいなと思う人に出会っても、なかなか長続きしなかったりしているのですね。
しかしながら、そんなみなさんにあえてお伝えしたいことがあります。
それは、「ほんとうにうまくいっている人は、そんなに努力はしていないですよ」ということです。
こんなことを言うと、努力をしている人にとっては身もフタもないかもしれないのですが、「パートナーができました」という人にどうしてうまくいったのかたずねてみると、ほとんどのみなさんが、「いやあ、なんとなく‥‥」とか「自然に‥‥」などと答えられるわけです。
つまり、「彼を振り向かせるために、ほんとうに努力しました」とか「がんばって、がんばって、つくして、つくして、報われました」というような人は、まったくいないとは言いませんが、ごくごく少数派なのです。
いっぱい努力なさっている方、きっと、あなたはがんばり屋さんなのでしょう。
昔からがんばり屋さんのあなたは、嫌いなピーマンもがんばって食べたでしょうし、苦手科目も努力して克服してきたのでしょう。
しかしながら、男女関係の場合は、「大嫌いな人なんだけど、大好きになろうとしているの」という努力をしている人はいませんよね。
それよりも、大好きな人、大好きなものを、もっともっと好きになろうとすることのほうがずっと大事なことといえそうです。
私たちは子どものころから、嫌いなものや苦手科目をなくそうという努力をしてきました。
でも、大人になったら、大好きな人と大好きなことをすることができれば、それがいちばんの幸せです。
そのためには、自分に向いていないものや苦手なものはどんどん手放し、それは人に委ねることとし、あなた自身は自分がいちばん得意なものを見つけることが大切です。
そして、大好きな人を見つけ、無理をせず、自然にラクに過ごしていけることが幸せだとしたら‥‥、いままでとはちょっとやり方が変わるようですよ。
「なぜかしら心が惹かれる」とか「なぜかとても興味がそそられる」ということがあります。それはすなわち、無理にがんばらなくてもよいということです。
しかし、いままでの人生でいっぱいいっぱい気を遣い、いろいろなことにがんばって向き合い、努力してきた人には、その感覚はちょっとわからないかもしれません。それがあまりにも自然すぎて‥‥。
同性どうしの関係であれば、多くの場合、あまり肩肘張らず、自分の感覚と感性だけでお友だちを作れることが多いのではないでしょうか。
それに対し、男女関係となると、親や友だちへの見栄や、彼らから受ける評価を気にしたりしてしまい、自分の感覚や感性があてにできなくなってしまうこともありますよね。
ちなみに、長年、婚活を続け、ようやく幸せな結婚ができたという人に多いのは、いままで見向きもしなかったようなタイプや条件の人の中に、「こんなに私に合う人がいたなんて‥‥」という人がじつはいたということです。
うちの古くからの受講生の中にも、彼女は日本人にはあまりモテないタイプだったのですが、仕事で来日にしていたドイツ人の男性と知り合い、結婚した女性がいました。いまは彼の国で幸せに暮らしていますが、彼女曰く、「まさか、自分に合うのが外人だとは思いもしませんでした」。
みなさんも、少し肩の力を抜いたり、自分で決めた守備範囲をかたくなに守るのをやめたりしてみると、新しい出会いがあるかもしれませんよ。
では、次回の恋愛心理学もお楽しみに!!